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野鳥・112〜オオタカ

 タカ科ハイタカ属の「オオタカ(大鷹)」。全長は60~70センチで日本では留鳥として各地の平地から山岳地帯に生息している。東京都心では明治神宮や上野恩賜公園などに生息し当地でも何ヶ所かの緑地や公園で見られる。これまで何回かオオタカらしき鳥が空を旋回しているのを見たことがあるが、それがオオタカなのかトンビなのかわからずにいた。写真ではオオタカの特徴の白い眉斑があり目の周りは黒く腹には黒褐色の斑がある。
 今春、東京薬科大学の方が『薬草園の高木に営巣しそうなので期待している』と仰っていたがその後どうなっただろう。
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ダンコウバイ・5~若い果実

 ハイカーは山道ですれ違う際にどちらからともなく『こんにちは』と声を掛け合うがコロナ禍になってからこの挨拶は一時途絶えた。登山中でもマスクを着用しすれ違っても軽く会釈する程度で決して声を出さない。昨年5月に新型コロナは5類感染症となり少しずつ日常が戻っているが、ハイカー同士の挨拶はまだ以前のようには戻っていない。私はコロナ禍が明けてからは積極的に挨拶をするようにしているがまだ無言を貫いているハイカーも多い。
 この日は奥高尾“高尾林道”と“大平林道”を歩いたが、2.5キロの約40分間、全く人に出会わなかった。時々『フォッ、フォッ』という動物の鳴き声が谷に響く。おそらくニホンザルだと思うが、距離はずいぶん遠そうなのでとりあえず足を進める。“クマ除け”の鈴は鳴らしているがこれが“サル除け”に効くとは思えない。何とか“学習の道”まで辿り着きその後“もみじ台”の登山道に入ってやっと“人間”に出会った。
 写真は“高尾林道”脇で見掛けた「ダンコウバイ(檀香梅)」の若い果実。クスノキ科クロモジ属の落葉小高木で関東地方以西の山地に分布している。雌雄異株で早春に葉が展開する前に黄色い小さな花を咲かせる。多摩ニュータウンでも何ヶ所かでダンコウバイを見ておりそのうち雌株は2ヶ所で確認していた。ところがどちらも伐採されて残念に思っていたが、久し振りに果実を見ることができた。
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シラタマソウ・1~花

 平山通り“堀之内第一トンネル”付近の藪から歩道に茎を伸ばしていた「シラタマソウ(白玉草)」。ナデシコ科マンテマ属の多年草でヨーロッパ原産。明治時代末期に園芸用として導入されたがその後各地で植栽されたものが道端や草地に野生化している。この界隈では初めて見た。花冠は5裂しそれぞれの裂片が更に2裂している。名前の由来となった玉のように見えるものは萼片。
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ミゾホオズキ・5~日影林道2

 奥高尾“日影林道”の水辺に咲いている「ミゾホオズキ(溝酸漿)」。ハエドクソウ科(←ゴマノハグサ科)ミゾホオズキ属の多年草で北海道~九州の山地の谷沿いなど湿気の多い場所に生育している。5~8月に直径7~8ミリの筒状の花を咲かせる。上唇は2裂し下唇は3裂している。ナス科のホオズキとは無関係だが、果実の姿がホオズキに似るために名付けられている。
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