goo

ジョウシュウカモメヅル・7~淡紫色

 野津田公園“上の原ススキ草地”で蔓を伸ばしている「ジョウシュウカモメヅル(上州鴎蔓)」。キョウチクトウ科(←ガガイモ科)カモメヅル属のつる性多年草でコバノカモメヅルの変種。コバノカモメヅルの花径が7~8ミリなのに対して本種は15~20ミリになる。関東~近畿地方の山野に分布し群馬県の榛名山で最初に確認されたため“上州”の名が付けられている。基本種の花色は濃赤紫色になるが写真のものは淡紫色で稀に見掛ける。
コメント ( 8 ) | Trackback ( )

フジキ・11~花

 奥高尾“日影林道”の“逆沢作業道”分岐付近の道端にたくさん落ちている「フジキ(藤木)」の蝶形花。この道の上方の“もみじ台北巻き道”で見ていたがこの林道にも生えていた。マメ科フジキ属の落葉高木で樹高は20メートル以上になる。花の長さは1.5センチほどで旗弁に黄色と薄紅色の斑紋がある。同属のユクノキは花弁がひと回り大きく2センチほどある。このように花期に道に花が落ちているとその存在に気付くが、それ以外の時期は樹が高過ぎて葉が良く見えずそこにあるのがわからない。
コメント ( 2 ) | Trackback ( )

ツチアケビ・8~池の沢谷戸

 池の沢谷戸の林内に毎年顔を出す「ツチアケビ(土木通)」。ラン科ツチアケビ属の多年性菌従属栄養植物で自身には葉緑素が無くナラタケなどに共生し養分を得ている。初夏に花茎を伸ばし直径3センチほどの花を多数付ける。他のラン科植物の花は向きは違っていても上下はどれも同じだが、ツチアケビの花は上下左右自由奔放の向きに咲いている。背萼片と側萼片は褐色になり側花弁は黄褐色。唇弁は舟形になり白い蕊柱を包んでいる
 さて気象庁は今日、近畿・東海・関東甲信地方の梅雨入りを発表した。関東地方では平年より14日、昨年より13日遅い梅雨入りとなった。
コメント ( 4 ) | Trackback ( )