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ジュンサイ・7~雄性期2

 ハゴロモモ科(←スイレン科)ジュンサイ属の「ジュンサイ(蓴菜)」。日本全土の湖沼などに生育する多年性の水草で花期は6~8月。蕾は水中に出来るが開花期には水面に出てくる。花は1日目の午前中に開き雌蕊を伸ばす。この時点では雌性期で雄蕊は低く葯は開いておらず1日目の午後には一旦萎む。2日目の午前中に花は再び開き雄蕊が高く伸びる。写真は2日目の午前11時頃の様子で雄性期だが葯はまだ開いていない。この後、正午頃に葯が開いて花粉を出し午後2時頃には萎み始める。受粉後は再び沈下し果実は水中で稔る。これは長池公園“自然館”のもの。数年前の長池の“かいぼり”から復活した株をここで育てている。雌性期の花も良いがこの雄性期の葯が開く前の姿が一番美しいと思っている。
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タチドコロ・4~雄花序

 奥高尾“一丁平”付近の登山道脇に咲いている「タチドコロ(立野老)」。ヤマノイモ科ヤマノイモ属のつる性多年草で雌雄異株。本州以南の山野や丘陵に分布している。オニドコロに似ているが花期はオニドコロより早くまた茎の伸び始めは直立するので名付けられている。写真は雄花序で花径は3~4ミリ。花被片は6枚あり3本の雄蕊と3本の仮雄蕊がある。
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キクバドコロ・6~奥高尾

 奥高尾の登山道に生育している「キクバドコロ(菊葉野老)」。ヤマノイモ科ヤマノイモ属のつる性多年草で福島県以南の山地に分布している。雌雄異株で写真は雄花序。花径は3~4ミリで花冠は6裂し雄蕊は6本ある。高尾山系では小仏城山や一丁平周辺など標高のやや高い場所で良く見掛ける。
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