goo

チョロギガヤ・2~根

 イネ科オオカニツリ属の「チョロギガヤ(丁呂木茅)」。写真は茎の根元の様子で節間が直径1.2~1.5センチの小球状に肥大し、おせち料理に使われる“チョロギ”にそっくりな形状になっている。“カニツリ”とは蟹を捕まえる時に使ったことに由来しており、イネ科植物にはミヤマカニツリ、オオカニツリ、チシマカニツリなど色々ある。シダ植物にもカニを捕まえるために使ったというカニクサがあった。
コメント ( 4 ) | Trackback ( )

クサボケ・3~若い果実

 バラ科ボケ属の「クサボケ(草木瓜)」。日本在来種の落葉小低木で陽当たりの良い土手や林縁に生育している。背丈は30~70センチで3~5月に直径3センチほどのオレンジ色の花を咲かせる。過去の記録を調べるとクサボケの果実の写真が無く、『それでは』と思っていざ探してみるとなかなか見つからない。今春に花が咲いていた株は皆小さく果実が見られない。半ば諦めていたがこの日、小山田緑地付近でようやくクサボケの果実を見つけた。直径3~4センチでまるで小さな梨のような形。秋には黄色く熟す。
コメント ( 6 ) | Trackback ( )

トウゴクシソバタツナミ・4~開花2

 高尾山の登山道脇に小さな群生を作っている「トウゴクシソバタツナミ(東国紫蘇葉立浪)」。シソ科タツナミソウ属の多年草で東北地方~中部地方に分布している。シソバタツナミ茎には上向きに曲がった短毛が密生するが、本種は長めの開出毛が多く上向きにはならない。茎の上部の葉が大きく全体的に毛が多い。
コメント ( 2 ) | Trackback ( )

オカタツナミソウ・4~奥高尾

 奥高尾“一丁平北巻き道”の林内に咲く「オカタツナミソウ(丘立浪草)」。シソ科タツナミソウ属の多年草で4~6月に茎の上部に唇形花を固まって付ける。同属のタツナミソウは茎の先端に穂状に花を付ける。またヤマタツナミソウは花冠の折れ曲がり具合がタツナミソウやオカタツナミソウのように直角に折れ曲がらず、花はやや斜め上に伸びる
コメント ( 0 ) | Trackback ( )