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散歩道・28~ヤギ除草

 多摩ニュータウンは住宅地と緑地をバランス良く計画されていて街を歩くとあちこちに緑地がある。しかし草木が春に芽吹き始めると初夏には手に負えなくなるほど生い茂る。定期的に草刈り業者が作業しているが最近がエコな方法の“ヤギ除草”が良く見られる。写真は京王相模原線沿いの斜面でその上方には全薬工業南大沢研究開発センターとER八王子動物高度医療救命救急センターがある。“ヤギ除草”は除草剤が不要で草刈り機の騒音も無く、また除草したものを廃棄する必要も無いのでまさにSDGsに適っている。
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フジキ・7~城山ダム

 津久井湖“城山ダム”から城山を見上げると山腹に白くなった高木がいくつも見える。これはマメ科フジキ属の「フジキ(藤木)」で福島県以西の山地に分布する落葉高木。樹高は20メートルほどになる。フジキはユクノキと同様に数年に一度、6~7月に枝先に複総状花序を出し白い蝶形花を多数咲かせる。
 さて“城山ダム”は12年前に相模川下りをした時に走っていたがこの相模川の上流はそもそも富士山の伏流水を水源とする忍野八海や山中湖から流れる桂川に始まる。桂川は富士吉田市、都留市、大月市を流れて山梨県と神奈川県の県境を越え、そこで名前が相模川に変わって相模湖から津久井湖に流れ城山ダムを流れ落ちる。その後、厚木市を通って平塚市と茅ヶ崎市の市境で相模湾に注ぐ。河口付近の国道134号線“湘南大橋”は箱根駅伝3区の終盤で橋を渡ると平塚中継所になるがその橋をテレビでご覧になられた方は多いだろう。
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キクノハアオイ・3~種子

 堀之内寺沢里山公園の歩道脇に出現した「キクノハアオイ(菊葉葵)」。アオイ科キクノハアオイ属の一年草で北アメリカ原産。草丈は5~10センチで地面を這うようになる。大正2年に横浜で初めて発見されその後日本各地で帰化が確認された。繁殖力旺盛のようだが当地では先日初めてここで確認した果実は勾玉状の20個以上の分果が輪状に並んでおり、ひとつの分果に2個の種子が入っている。写真中央は分果のひとつで横の果実の中にはこげ茶色の種子が見える。
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ハルシャギク・2〜多摩川

 京王線多摩川鉄橋の下に黄色い絨毯が拡がっている。ここの他、河川敷では何ヶ所も大群落が見られる。これはキク科ハルシャギク属の「ハルシャギク(波斯菊・春車菊)」で北アメリカ原産の一年草。日本には明治時代に渡来しその後各地の空き地や道端で野生化している。良く似たオオキンケイギクは“日本の侵略的外来種ワースト100”に選定されているが、本種は選定されていない。オオキンケイギクよりは“侵略的”ではないのだろう。
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