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イヌセンボンタケ・2~高尾山

 高尾山の山道で枯れ木に発生したキノコ。傘の直径は1センチほどで綺麗に並んでいる。これはナヨタケ科ヒトヨタケ属の「イヌセンボンタケ(犬千本茸)」で切り株や倒木に発生する。ここでは40本ほど生えているが、環境によっては名前の通り千本を超えるほどにもなるようだ。
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トガリシオデ

 タカオスミレヤブザクラなど、高尾山で最初に発見された植物は63種にのぼる。高尾山では1,600種類を超える植物が確認されており、それはイギリス全土に自生する種類とほぼ同数と言われている。
 写真はシオデ科(←ユリ科)シオデ属の「トガリシオデ(尖り牛尾菜・尖り四緒手)」で、これも高尾山で最初に発見された種のひとつ。普通のシオデの果実に比べて先端が尖っているのが特徴になる。
 参考までに高尾山で最初に発見された植物は以下の通り。できることなら全部見つけたいが、実際に私が見たのはせいぜい10種類。これは専門家に実際に見ながら教えてもらわないと、素人ではとても同定できない。
『アカコミヤマスミレ』『アケボノミヤマシキミ』『アケボノオオフジノイバラ』『アサカワソウ』『アズマナシ』『イトホロシ』『ウスゲヌスビトハギ』『ウスベニアカショウマ』『ウスベニニリンソウ』『エダウチミゾシダ』『オオツクバネガシ』『オオツルウメモドキ』『オンガタイノデ』『オンガタヒゴタイ』『キイロミミガタテンナンショウ』『キランニシキゴロモ』『ケタニタデ』『ケヒメカンスゲ』『コボトケスミレ』『サツキヒナノウスツボ』『シロバナオオバジャノヒゲ』『シロバナヒナスミレ』『シロバナフクシマシャジン』『シロミノアオキ』『ジンバイカリソウ』『ジンバホウチャクソウ』『タカオイノデ』『タカオコバノガマズミ』『タカオシケチシダ』『タカオスゲ』『タカオスミレ』『タカオヒゴタイ』『タカオフウロ』『タカオホオズキ』『タカオホロシ』『タカオヤブマオ』『タカオワニグチソウ』『タルミヤシャブシ』『トガリシオデ』『トラノオジソ』『ナガバノアケボノスミレ』『ナガホハナタデ』『ヒナゲシオカスミレ』『ヒレノブキ』『フイリイナモリソウ』『フイリタマアジサイ』『ベニガクウツギ』『ボウズシラヤマギク』『ボウズチカラシバ』『ホウチャクチゴユリ』『ホシザキイナモリソウ』『ホソバノミミガタテンナンショウ』『マルバカシワバハグマ』『ミドリミツバウツギ』『ミヤマクマザサ』『ムラサキイチリンソウ』『ムラサキオニシバリ』『ヤエキツネノカミソリ』『ヤグルマカエデ』『ヤブザクラ』『ヤマミゾソバ』『ヨウラククサアジサイ』『レモンエゴマ』
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シオデ・9~奈良ばい谷戸

 奈良ばい谷戸から小野路城址に向かう野道で見つけた「シオデ(牛尾菜・四緒手)」。シオデ科(←ユリ科)シオデ属のつる性多年草で雌雄異株。写真は若い果実で緑色から次第に濃藍色に熟していく。表面に黒いまだら模様が見える。
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ツチアケビ・5~完熟

 完熟してまさにウインナソーセージのような色になった「ツチアケビ(土木通)」。ラン科ツチアケビ属の多年性菌従属栄養植物で自身では葉緑素を持たず、菌と共生して栄養を得ている。草丈は40~50センチで果実の長さは10センチほど。美味しそうだがこのまま食べることはせず、乾燥させて薬用として煎じて飲んだり、酒に漬けることもあるようだ。これは高尾グリーンセンター付近の榎窪川沿いのもの。
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ヤマハッカ・2~顔

 シソ科ヤマハッカ属の「ヤマハッカ(山薄荷)」。北海道から九州まで山野で普通に見られる多年草で、花期は9~10月。枝から細い花穂を出し長さ8~9ミリの唇形花をまばらに付ける。花の長さはセキヤノアキチョウジの半分以下だが、顔つきはそっくり。こちらのほうが耳が横に張り出していて、牛の顔にも見える。これは奥高尾“一丁平”付近のもの。
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