アブラナ科 タネツケバナ属 タネツケバナ
北海道から本州、四国、九州に分布する越年草です。水田や道端空き地の湿った場所で見られます。
茎は枝分かれして群生します。
葉は互生、小葉7枚から10枚の羽状複葉、根出葉の小葉は丸く、茎の途中は細長く先が割れます。
茎の上部に花がさきます、花弁は白色で4枚雄しべは6本あります。
茎の先には、花と同時に次のつぼみが待っています。
花は受粉後果実になり、アブラナのように順に果実が多数つきます。
タネツケバナは、稲作のためモミを巻くのに芽を出やすくするため、水に漬けるころさく花なので「種漬け花」と呼ばれます。
2月16日の「ミチタネツケバナ」は、30年ほど前にヨーロッパからやってきた外来種です。
タネツケバナは葉が細長いことと、果実が少し開いて上を向くこと、湿った場所に生えているのが違いです。