キンポウゲ科 センニンソウ属 センニンソウ
北海道から本州、四国、九州に分布する多年草、常緑のつる性です。
近くの雑草や小木を覆って花を咲かせます。
葉は対生する羽状複葉、小葉は3枚から5枚で葉柄があり、卵型で縁は滑らかです。
葉の付け根から枝別れして花が咲きます。白い花のように見えますが花弁は無く、白い萼片が4枚です。
花の中心には雌しべの花柱が8本並んで立ち上がり、その周りに雄しべが多数広がります。
果実が熟すと花柱の先が伸びて毛のようになり、この毛が仙人の髭のようなので「センニンソウ」とよばれます。
果実は6個から8個放射状につき、仙人の「ヒゲ」で風に乗って旅に出ます。