ラン科 ネジバナ属 ネジバナ
北海道から本州、四国、九州に分布する多年草、日当たりの良い草地で見られます。
地下に太い根を持ちます。春に細長い葉をのばし、初夏に1本の茎が立ち上がり穂状に花がつきます。
葉は1から2本、細長く先がとがり、縁はなめらかでやや厚みがあります。
茎は高さ10センチから30センチ、穂状花序に連続して花がさきます。
小さくても「ラン科」の花なので、外花被片3枚、内花被片3枚を持ちます。
花は薄紅色から白色、花序は右巻きと左巻きがあります。
花序の巻いている形がネジのようなので「ネジバナ」とよばれます。
ネジバナは地中の菌と共生しているので、植え替えると絶えてしまいます。
また、個体の寿命もそれほど長くないそうで、鉢にあげても無くなってしまい栽培は難しいそうです。