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ヤハズノエンドウ

2021年02月27日 11時50分19秒 | 野草

 マメ科 ソラマメ属 ヤハズノエンドウ

 本州から四国、九州に分布するつる性の1年草、または越年草。

 古代は地中海地方で栽培され、食用にされていたそうです。

 日本には古い時代に渡って栽培されていたものが野生化して繁殖しているようです。

 高さは30センチから50センチ、からみつくものがあると1メートルにもなります。

 葉は互生、3から7対の小葉を持つ羽状複葉です。先端の小葉は巻きひげに変化しています。

 小葉は細長い卵形、縁はなめらかで先端はへこみます。茎や葉には細かい毛が生えています。

 小葉の先端がへこんでいるのが、弓矢の矢筈(弓の弦を受ける部分)ににているエンドウ豆なので「ヤハズノエンドウ」とよばれます。

 葉の付け根から花がさきます。短い花柄をもち、花の付け根は筒形で萼に包まれています。

 うすい紅色の花弁は5枚、うすい紅紫色に紅紫色の線が入る旗弁が立ち上がります。

 紅紫色の側弁が左右から雄しべと雌しべの入った竜骨弁を包みます。

 雄しべ5本と雌しべは長い花糸で竜骨弁の入り口付近までのびます。

 花の蜜は筒形になった花弁の奥にあります、昆虫が頭を入れると花粉が体につくようになっています。

 種子が熟すとサヤが真っ黒になるので、黒いカラスから「カラスノエンドウ」の名前もついています。

 


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