まんじゅうのつぶやき

まんじゅうです。読んだ本の感想や日々のできごとの忘備録です。最近栖が変わりました。

「しにがみさん」野村たかあき

2014-05-20 21:35:52 | 読書のすすめ
今日も暑かったような・・・
今は雨が降っています。


さて 柳家小三治の落語をベースにした野村たかあき「しにがみさん」を読みました。

しにがみさん
野村 たかあき
教育画劇


えどのまちの わかいふうふが、あかちゃんを さずかった。
しかし、たべものをかう おかねにも こまってしまった。

おかねは できたのかい。

できないよ。

わずかばかりの おかねも できないのかい。

あっちこっち まわったんだよ。
それが、おっとにいうせりふかい。

なにいってんだい。
おかねができないなら
とうふのかどに あたまぶつけて しんじまいな。

・・・。


男が橋の欄干によりかかって 
「ほんとに、しんじまいたいよ。」
と、つぶやいていたら、死神にスカウトされます。
死神を追い払う呪文を教えるから
医者になれというのです。

足元に死神がいるときは呪文で追い払える。
枕元にいるときは、寿命。
評判が評判を呼んで、夫婦はみるみる大金持ちになるが・・・・


古典落語「しにがみ」の小三治バージョン。
落ちも含めて、うならさられます。
野村たかあきの絵がいい。

続きが気になって、ページをめくる手が早まる。
これは、小三治の手柄なのか、それとも野村たかあきのなのか。
それとも、これぞ古典落語のチカラなのか。
いや。きっとすべての合作勝利!


男が死神について地の底へいくシーン。
命の蝋燭を見せられるシーン。

ひとつひとつが、すごいインパクトあります。
ぜひご一読を!

いがぐりおは 古典落語聞いたことある?
いがぐりおをクリックしていただけると嬉しいです。いつもありがとうございます。^^/
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コメント (2)
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