まんじゅうのつぶやき

まんじゅうです。読んだ本の感想や日々のできごとの忘備録です。最近栖が変わりました。

「百舌の叫ぶ夜」逢坂剛

2014-04-30 23:07:22 | 読書のすすめ
今日も涼しかったですね。
冷たい雨でした。

さて 逢坂剛の「百舌の叫ぶ夜」を読みました。

百舌の叫ぶ夜 (百舌シリーズ) (集英社文庫)
逢坂 剛
集英社


現在放映中のドラマ「MOZU」の原作です。

繁華街で起きた爆破テロ。
実行犯とみられる筧俊三と主婦倉木千尋が死亡。
千尋は公安の警部倉木の妻であった。

一方、プロの殺し屋、新谷(しんがい)和彦は
依頼を受け筧を狙っていた。
しかし爆破テロの後、口封じのために殺されかけ記憶を失う。

妻の死について調べ始めた倉木は、
事件現場に居合わせた公安の明星から情報を得ようとするが・・・

新谷と同じ時期に姿を消した新谷の妹宏美。
新谷と一緒にいたことが目撃されているだけの存在が薄い女。

記憶を失った新谷が、妹ことさえ思い出せずに苦しむ。
周りからは殺人犯だ、爆弾犯だと言われ
自分には身に覚えがない。

新谷はいつもアイスピックのような千枚通しで首を一突きして殺す。
その様子が、早贄の様に見えるから百舌。

新谷がすべてを知っている可能性が高いと新谷を追う明星と倉木、そして刑事大杉。
新谷の雇い主豊明興業に阻まれながら、百舌を追う。

ドラマと多少のストリーの違いはあります。
アテナセキュリティーはでてこないし、 というわけで東もでてこないです。

最後まで百舌がどうなるのか気になって目を離せません。
シリーズが続いているようなので、読み進めたいと思います。


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たかが2キロ

2014-04-29 23:10:10 | 日記
今日はお天気はさえませんでしたが 暖かだった気がします。
明日は寒くなりそうですね。

さて 昨年春 仕事を変えて公共図書館に勤め始めてから
肉体労働で 一日中立っていることも珍しくないため
どんどん 痩せた。
9月頃には 春時点より10キロ痩せていた。

しかし その後体重は増えたり減ったり増えたり減ったりを繰り返し。
改めて その増減を見てみると

うっつ!
9月に比べると 平均でも2キロ増えとる。

そして久々にウエストのあるズボンをはいたら
きつい。
ぎりぎりパツパツな感じである。

たかが2キロ、されど2キロなんである。

今日娘と出かけた先の鏡に映った自分を見て
改めて 反省。

しかし 帰りがけに つい御煎餅を買ったりチョコレートを買ったり・・・
娘には 何度も「反省したんでしょ?太るよ~」
と言われたんですが・・・

まずいなあ。
非常にまずい。
痩せられないにしても これ以上太らないようにキープしないと。

9月にはあと10キロ痩せて ベスト体重にと思っていたのですが
遠ざかってしまうとは・・・

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「ビブリア古書堂の事件手帖5」三上延

2014-04-28 23:47:53 | 読書のすすめ
今日もさわやかな一日でしたね。
明日からは雨なのかな?

さて 三上延の「ビブリア古書堂の事件手帖5」を読みました。

ビブリア古書堂の事件手帖 (5) ~栞子さんと繋がりの時~ (メディアワークス文庫)
三上 延
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス


ビブリアシリーズもついに5巻。
古書堂の主人栞子は、無類の本好きである。
人づきあいは苦手な彼女も本に関して語り始めると止まらない。
そんな彼女のもとで働くことになった五浦大輔。
彼は子供のころの経験がもとで、本が読めない体質である。
大輔に支えられながら、栞子が古書に関する様々な謎を解いていくミステリー。

前巻で大輔はついに栞子に告白。
返事は5月いっぱい待ってくれと言われている。
2ヶ月である。
栞子らしいと言えばらしいが・・・ながっ。
大輔!そこ、突っ込み入れていいところだからね。

というわけで、栞子の返事はどうなんだ~と読者はひきづられます。

ドラマを先に見て1巻を読み始めたので、面白いんだけど結果知ってる・・・・
という感じで・・・
そういう意味では、この巻が一番楽しめたかもしれません。

栞子は言う。
「作り話だからこそ、託せる思いもあるんです。
もしこの世界にあるものが現実だけだったら、物語というものが存在しなかったら、
わたしたちの人生はあまりにも貧しすぎる・・・・
現実を実り多いものにするために、わたしたちは物語を読むんです。」

そして見え隠れするように登場する栞子姉妹を捨てた母。
母の真の目的は?
そして栞子に迫りくる悪の手が・・・

「彷書月刊」
「ブラックジャック」
「われに五月を」
など

ところで、表紙の栞子の胸が巨大化していると思ったのが私だけですかね?

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「ふゆねこ」

2014-04-27 07:11:56 | 読書のすすめ
今日も暖かでしたね。
というよりほぼ初夏でした。

さて かんのゆうこ『ねこ』しりーず「ふゆねこ」を読みました。

ふゆねこ (講談社の創作絵本)
かんの ゆうこ,こみね ゆら
講談社</tおd>


あきも おわり、
ひんやりとした ふゆの かぜが、あたりに ふきはじめたころ、
ちさとの おかあさんが なくなりました。
「おかあさんはね、おほしさまに なったんだよ。」
おとうさんは いいました。
ちさとは、まいばん よぞらを みあげては、
ほしの なかに おかあさんを さがします。
けれど、どんなに さがしてみても、
おかあさんは どこにも みつからないのでした。

そんなあるひ。
まるで ゆきのように まっしろな ねこが、
ちさとの いえを、たずねてきたのです。


ねこはちさとにだされたホットミルクを飲んで一息入れると
おかあさんに頼まれたので、ちさとの作りかけの手袋を編むといいます。
ねこの手の中で魔法の様に作られていく手袋。
それはねこが首に巻いているマフラーと同じ桃色。
そしてねこは雪の中帰って行きます。

しばらくしたちさとはお母さんが亡くなってはじめての誕生日を迎えますが・・・・


寂しい感じですが、最後はふんわりあったかい。
そんな冬の物語です。
ちさとの心も暖かくなったかな?

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気分を上げようアイテム

2014-04-26 19:46:51 | 日記
今日も初夏めいた一日でしたね。
とはいえ すっかり安心してつい冷たいものを取りすぐるると、体が冷え切ります。
皆さま 私の様にならないようご注意を~!

さて 子供みたいな話で恐縮ですが
春っていろいろ入れ替わるし、疲れやすいし体調を崩しやすくないですか?

ああ、もう今日仕事行きたくない!
とか
もっと寝ていたい!(結局そこか・・・--;)
と思う春眠暁を覚えずの日々。

そんなわけで、春は気分を上げるアイテムを投入することにしています。
いつもならバックを新しくするのですが、今回は欲しいバックがない。
どうしようかなあとショッピングモールを歩いていたら、ありました。

これ!



ムーミンすきです。
なんとなく、厭世感ただようトーベ・ヤンソンの絵が好き。
そしてあの物悲しいストーリーが好き!

子供の頃、本を繰り返し読みました。

そしてそんなムーミンの中でも、特にお気に入りのキャラクターがこのスナフキン。
自由と孤独と音楽を愛する放浪の吟遊詩人スナフキン。

子供心に、この放浪するカッコよさとニヒルな感じにぐっと来て
未だに理想の恋人像。
(注:夫にするには不向きと思われます。)
そういえば、仮面ライダー二号とかハカイダーとかも好きだった。TT

3月末から精神的疲れが蓄積し
そのまま心身ともにハードな4月に突入。

ずっと働きずくめなのに
荒れる書架。
溜まるストレス~

そんな私の心を癒してくれたスナフキン。

最近ようやく少々落ち着いてきて
改めて見ると、いいわあスナフキン。
いい買い物したわ~(・・・と自分を正当化)

それにしても 眠くてだるい。
すでに春の強い味方 ショコラBBは投入済み。
今日もほぼ半日寝ていたけれども 疲れがすっきり取れない。
仕事している間は不思議と眠くないのですが
行き帰りの運転が・・・

信号待ちで意識を失ったこともあります。
危ない危ない。

今日も早く寝ようっと!
おやすみなさ~い。

いがぐりおは 顔の形がスナフキンに似てるのよね~
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「新 世界の家」ベルンハルトM.シュミッド

2014-04-25 21:25:32 | 読書のすすめ
今日も暑かったですね。
とはいえまだ日が落ちると涼しくなってきます。

さて ベルンハルトM.シュミッドの「新 世界の家」を読みました。

新 世界の家
ベルンハルトM.シュミッド
パイインターナショナル


ベルンハルトM.シュミッドが、世界中で撮った世界の家の写真集です。

旅をする醍醐味っていろいろあると思うのですが
自分の場合、街並みを歩いてみて、いろいろな家の表情を見るのが好きです。
家を見ると現地の生活を感じませんか。

今までで印象に残っているのは、エーゲ海の島ミコノス島の街並みです。
青い海と空に映える白い家々。
オフシーズンに行ったので、町は閑散としていました。
しかし、それだけに普通の生活が感じられました。

日本で一番なのは、やはり白川郷でしょうか。
本書でも取り上げられています。

四季折々訪れましたが、いつ行っても絵になる風景でした。

冬に訪れた際、白川郷に泊まったら
文化財のため火が使えないということで、
ものすごーく寒いのに、布団ではなく
こたつに足を突っ込んで寝ろ!と言われました。
その後、世界遺産に認定されましたが
今も冬泊まると、こたつに足を突っ込んで寝るのかなあ?

白川郷をカメラに収められるすごいいい小山があるんですが、
そこまで当時は除雪がほぼされておらず、極寒の雪の中はまりながら登ったのを覚えています。
紅葉も文句なしですね。

本書で、白川郷も取り上げられています。
シュミッドが、ドイツ在住だからか
やはりヨーロッパの家が多いです。
カラフルでおもちゃのような家です。

それから、ノルウェーのフィヨルドの断崖に建つ家。
周りが異常なくらい壮大なので、
いやいやいや。
どういう事情でこんなところにポツンと家建てちゃったかなあ
と思ってしまいました。
道がないのです。
どうやって登るんだろう。
本書に載っているノルウェーの家はちゃんと道のわきに建っていますのでご安心を。


本書を見て、中をのぞいてみたいなあと思った家は沢山あります。
泊まってみたいのは、モンゴルのゲル(大きなテントみたいな組み立て式住居)かなあ。

大草原の中、夜、外に出たらきっと地平線まで満天の星。
行ってみたい!

旅ごころをくすぐられます。
お勧めです。

シュミッドは「道のむこう」「世界のドア」も出しており
どちらも読んでみたいなあ。


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「あきねこ」

2014-04-24 23:24:43 | 読書のすすめ
今日は 暑かったのだろうか・・・^^;
一週間の疲れが蓄積されてきております。
仕事していないときの眠気が・・・TT

さて 絵本「あきねこ」を読みました。

あきねこ (講談社の創作絵本)
かんの ゆうこ,たなか 鮎子
講談社


ともだちと あそんだ かえりみち、
かのが、こうえんのまえを とおりかかると
だれもいない べんちのうえで、なにかが きらっと ひかりました。

ふしぎに おもって ちかづいてみると、
いったい だれのものなのか、えふでに パレット、
それに がようしと えのぐが ひとつ、
ベンチのうえに おかれています。

「さっき ひかってみえたの、これかなあ。」
かのが、ぎんいろの えのぐのチューブに てをのばした、そのとき-------。


現れたのは「あきねこ」。
あきねこがチューブの絵の具を画用紙に出す。
透明の絵の具。

しかし、それは、コスモス畑や黄金のススキ野原、赤や黄に葉をそめた木々。
そして最後に、あきねこが描いていたのは・・・・


あきねこが描く秋の風景。
あきねこ あきかぜ こんにちは
と現れる。

実際に秋は いつも気づくとやってきているので 
あきねこがいるのかもしれないな。

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おどろきの早さ

2014-04-23 19:34:02 | 
今日も寒いなあと思っていたのですが、
昼過ぎに出てきた同僚が、暑いと言っていました。
夕方仕事を終えて車に乗ったら、確かに暑い。

さて 我が家にはパソコンが2台ある。

1台は私のノートパソコン。5年前に購入。
もう一台は、家族共有に買ったパソコン。
多分10年は軽く経っていると思われる。
当然OSは、最近サポートが打ち切られたwindowsXPである。

夫は3年くらい前から
「パソコン買い換えたいなあ~」
と言い始め、気づくと娘と二人で合唱している。

「ボーナスでたらね!」
と言っていたのだが、ボーナスを過ぎても買わないを繰り返していた。

まあ 欲しいのがないのかなと放っておいたのだが
その間もまた
「パソコンの立ち上がりが異常に遅い!」
とか
「初期のファミコンみたいな画像になってる!」
とか言っているので
「買えばいいじゃないの?」
と言うのだが買わない。

そうこうするうちにXPのサポートが終わり、消費税が上がった。
先週、夫が
「パソコン買って!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

何故にこのタイミング?
どうして 数週間前に言えないんだい?

と思ったけれども 
「買えばいいじゃないの?」
と答えたら
「パソコンで注文してよ。」
と言うので ネットからDELLのパソコンを買うことになった。

ホームページは 消費税値上げによる買い換え需要に迅速にお応え出来ない云々がずらずら。
そうだろうなあと思ったが
どうせこちらは増税後購入組である。
しかも夫は3年も買わなかった気の長い男である。
1か月遅れようが、2カ月遅れようが半年待たされようが知ったことか・・・

そう思って注文した。

ところが・・である。
昨日、パソコンが届いた。

はやっ!
DELLはやっ!

注文したのは土曜の夜である。
そして到着したのが、火曜の夜。

下手な量販店よりよっぽど早いわ。

我が家のDISPLAYは、20年近く経った今も健在なので本体のみの注文。
しかも、Officeはいらないから・・・
と言うので、ソフトインストールの手間もなかっただろう。
(必要なら後でソフトを購入する予定)

とは言っても早い。

あの画面いっぱいのお詫びは何だったのか?
謎だ~

いがぐりおのパソコンは タブレット?
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「迎え猫」輪渡颯介

2014-04-22 21:04:31 | 読書のすすめ
今日も寒かったですね。
いまは、ごろごろ鳴ってます。

さて 輪渡颯介の「迎え猫」を読みました。

迎え猫 古道具屋 皆塵堂
輪渡 颯介
講談社


古道具屋皆塵堂シリーズ第四巻です。

江戸に店を構える古道具屋の皆塵堂。
隙あらば道具の買付と称して、釣りに出かけてしまう主人伊平次。
商売になる相手以外に興味はない超現実主義小僧の峰吉。

一時皆塵堂に預けられていたが、
今は皆塵堂より大店の古道具屋銀杏屋、若旦那である太一郎。
太一郎は、幼いころより幽霊が見える体質?である。

そして太一郎の幼馴染で魚屋の巳之助。
大家である清佐衛門。

この辺がメインのキャラクターです。

古道具屋というのは曰くつきの品を預かることが多いらしい。
とりわけ皆塵堂に曰くつきが多く集まるのは、
伊平次が夜逃げしたり、死人が出た家からも
タダ同然で品物をもらうからである。

実際、皆塵堂には半端ない幽霊が出るため、
全然見ない伊平次と峰吉以外、なかなか人が固定しない。

太一郎も、かつて人に幽霊が見えるという事実を
ひた隠しにしていた過去がある。
そんな時に、結局実家を継ぐことになり、
千尋の谷方式で、皆塵堂に修行に出されたのだ。
その結果、ある程度はひらき直り、吹聴して回るほどではなくても
伊平次がもらった品を鑑定?してくれるようになった。

そして、今回のキーワードは猫。
皆塵堂には、もともと主とも看板とも言える猫、鮪助がいる。
しかし、やたら猫が集まってくるのだ。
ひい、ふう、みい、よ・・・

確か前作だと思うのだが、巳之助がやたら神様に頼んでいたのだ。
「狭い裏店で五、六匹猫を飼っても文句を言わない、
 猫好きで気立てが良くて若くて綺麗な女房が欲しい。」
と。
巳之助はその日の朝、仕入れた魚類を昼過ぎまでに売った後、
近所の猫を構って歩くのが楽しい男である。
女房が欲しいのも、どちらかというと自分がいない間猫の面倒を見てほしいというのがある。

ガタイが良く強面で喧嘩っ早いが、正義感が強く、なにより猫に優しい男である。
しかし、ちょっと・・・ずうずうしくないかい。
と思っていたのである。

物語後半、読者は知ることになる。
巳之助自身もちょっとずうずうしかったかと反省し、願い事の焦点を絞ったことに・・・

しかし、神様ぁ。^^;
いやあ、神様にもやっぱりできることとできないことがあるんだなあと知りました。

それにしても、やたらと鴨居にぶら下がりたがるのは止めて欲しい。>幽霊たち。
そりゃあ、ぶら下がると言うのは脅し方の王道でしょうけれど・・・

というわけで、今回も、幽霊てんこ盛りでした。
こうご期待!

いがぐりおは 幽霊見たことある?私はないわ~
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「政と源」三浦しをん

2014-04-21 23:45:03 | 読書のすすめ
今日も寒かったですね。
明日は幾分温かいみたいですが・・・

さて 三浦しをんの「政と源」を読みました。

政と源
三浦 しをん
集英社


待ちましたよ~
去年の8月からだから実に半年以上。
本棚がいっぱいだから、好きな作家の小説も買わない!と決めてから、
新刊本を待ち続けるのががつらいわあ。TT

墨田区Y町。
御歳74歳の有田国政。
銀行員を勤めあげ、悠々自適と言いたいところだが
ある日、妻が突然家を出て、娘の家に行ったきり戻らなくなってしまった。

その幼馴染である堀源二郎。
つまみ簪職人である。
大恋愛の末、駆け落ち同然で一緒になった妻に40代で先立たれ
いろいろあったが、今は独り身。
弟子の吉岡徹平を厳しく指導中。

そんな二人が繰り広げる物語。

あれ・・・三浦しをん。
三匹のおっさんよりもさらに高齢の主人公にチャレンジしちゃったんですね。

常識人で紳士の・・・そのくせ妻の気持ちは全く読めない・・・国政は
現役職人であり好き勝手やっているように見えるのに
常に人に囲まれている源二郎がうらやましくて仕方ない。

年から年中、内心穏やかではない。
なにせ源次郎は、いまだかつて「常識と握手したことがない」人物で
禿頭なのに、残った髪を赤に、青に、緑に染めてけろっとしている人間である。
保護的立場としても、ハラハラし通しである。

しかし、そういう減二郎も実は、
「自分だけなんでいつまでも生き残っているんだろう?」
という想いを抱えていたりする。

三浦しをんの描く二人の老人(といっても今の70代は若いですが)は
元気に悩んだり、人生を楽しんだりしている。
ただ何せ70代なので、朝異常に早く目が覚めて、途方にくれたりしている。

自分もいい年になってきて この先の目標もいまひとつないし
体力も記憶力も驚くほど目に見えるほど衰えてくるし
人生枯れていく一方だろうなあと感じる今日このごろ。
励みになりました。

70代でもこうやって悩んでていいんだ!

それにしても、国政の心の中の突っ込みがともかく笑える。

青く髪を染めた減二郎に絶句している常識人国政。
暖色系はまだ分かる。髪を青に染める意味が分からない・・と。
すると弟子の徹平が

「マミさんが染めたんすけど、今回もイケてますよ。
 アニメに出てくる悪の総督みたいで。」
きみは師匠がアニメみたいでいいのか、と問いただしたかった


そんな減二郎もたまには?いいことを言う。
物語終盤
「なにごとに関しても、『堅実』なんてことはありえねえよ。
 ゴールも正解もないからいいんじゃねえか。」
「だから生きるんだろ。」

このままずっと、国政と減二郎コンビを眺めていたい。
そんな気持ちになる一冊でした。
続編出ないかな?


いがぐりおは 青い髪の毛どう思う?
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