今日もさわやかな一日でしたね。
さて 「茶の湯の懐石道具」を読みました。
祖母も母が茶道の師範だったので、幼いころからずっと茶道が身近にありました。
そんな恵まれた環境にありながら、
簡単なお手前と飲むことぐらいしかできないまま大人になりました。
学生時代も縁があって茶道部に入りました。
文化祭前は、徹夜でお手前特訓をするような体育会系のクラブでした。
先生が有名な陶芸家で、今思うと贅沢な器をふんだんに使わせていただきました。
とはいえ、高価なんだぞ!と先輩に言われるとちょっと道具の扱いに緊張したりしていました。
すると先生は
「道具は使わなければ意味がない。
使っていれば壊れるのは当たり前。
気にせず使いなさい。」
とおっしゃってくださいました。
本書によると、ちょっとお茶でも・・・から、
お腹がすいていらっしゃるでしょう?
と茶席に料理がついたのは自然な成り行きだったそうです。
その料理が段々と豪華になっていたところを、原点に戻って
「(すくなくとも見かけは)質素」
に洗練させたのが千利休。
それをますます研ぎ澄ませていったのが、古田織部である。
この本は様々な器を紹介しつつ
最後に、織田信長や井伊直弼などの懐石メニューも載ってます。
純粋に読んで楽しい。
それにしても改めて懐石の道具を見ると、幼いころから当たり前のようにあったものが多い。
(もちろん金銭的価値はピンキリでしょうけれど)
実家にある道具の中で、ひとつだけ自分に頂戴ねと頼んであるものがある。
それは、三人の子どもが手をつないでいる形。
陶器でできている蓋置きである。
なんか幸せそうで楽しそうなのである。
小ぶりで置く場所もとらないし・・・
価値なんて全く分からないけれども、道具は使ってなんぼ。
今ではまたお手前をすっかり忘れているが、
あの湯が沸く音のみの静謐な雰囲気は病みつきになります。
いつか再開したいと思っています。
そのときは、蓋置き使おうっと!
いがぐりおは お茶碗持ってる?
いがぐりおをクリックしていただけると嬉しいです。いつもありがとうございます。^^/
さて 「茶の湯の懐石道具」を読みました。
すぐわかる茶の湯の懐石道具 | |
矢部 良明 | |
東京美術 |
祖母も母が茶道の師範だったので、幼いころからずっと茶道が身近にありました。
そんな恵まれた環境にありながら、
簡単なお手前と飲むことぐらいしかできないまま大人になりました。
学生時代も縁があって茶道部に入りました。
文化祭前は、徹夜でお手前特訓をするような体育会系のクラブでした。
先生が有名な陶芸家で、今思うと贅沢な器をふんだんに使わせていただきました。
とはいえ、高価なんだぞ!と先輩に言われるとちょっと道具の扱いに緊張したりしていました。
すると先生は
「道具は使わなければ意味がない。
使っていれば壊れるのは当たり前。
気にせず使いなさい。」
とおっしゃってくださいました。
本書によると、ちょっとお茶でも・・・から、
お腹がすいていらっしゃるでしょう?
と茶席に料理がついたのは自然な成り行きだったそうです。
その料理が段々と豪華になっていたところを、原点に戻って
「(すくなくとも見かけは)質素」
に洗練させたのが千利休。
それをますます研ぎ澄ませていったのが、古田織部である。
この本は様々な器を紹介しつつ
最後に、織田信長や井伊直弼などの懐石メニューも載ってます。
純粋に読んで楽しい。
それにしても改めて懐石の道具を見ると、幼いころから当たり前のようにあったものが多い。
(もちろん金銭的価値はピンキリでしょうけれど)
実家にある道具の中で、ひとつだけ自分に頂戴ねと頼んであるものがある。
それは、三人の子どもが手をつないでいる形。
陶器でできている蓋置きである。
なんか幸せそうで楽しそうなのである。
小ぶりで置く場所もとらないし・・・
価値なんて全く分からないけれども、道具は使ってなんぼ。
今ではまたお手前をすっかり忘れているが、
あの湯が沸く音のみの静謐な雰囲気は病みつきになります。
いつか再開したいと思っています。
そのときは、蓋置き使おうっと!
いがぐりおは お茶碗持ってる?
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