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迷狂私酔の日々(再)

明鏡止水とはあまりに遠いこの日々。

「中欧」言葉の不可解。

2005年05月14日 | 旅する。
ハンガリー語はインド・ヨーロッパ語族ではなく、フィンランド語などとともに、別の語族に分類される。姓・名の順に記名するのは日本と同じである。

ルーマニア語はロマンス語系で、イタリア語にかなり近いらしい。なんでそういうことになるかというと、1世紀ごろにローマ帝国が激しい反乱を起こしたこの地域を鎮圧したときに民族ごと根絶やしにして植民を進めたためである。実際にはローマ市民である植民者と地元民族との混血だったらしいが、言語・文化が民族のアイデンティティであると考えれば民族を"terminate"した、といえるかもしれない。

さて、チェコ語、ポーランド語、ブルガリア語はスラヴ語系に入るのではあるが、実際にはかなり異なるようだ。おおざっぱには、チェコ語、スロヴァキア語、ポーランド語は西スラヴ語族、ブルガリア語はロシア語と同じグループに入るらしい。

ううむ。さらに宗教もふまえて民族マップで描き分けると、どういうことになるのであろうか?
すでに、相当ややこしいので、今日はここでおしまい。

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4 Comments(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (glimi)
2005-05-23 08:47:54
凄い!!

 語学堪能なのですね。私はエスペラントだけです。
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いいえ。 (knym)
2005-05-23 16:20:05
単に少数系の言語が好きなだけです。
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この本は (iwakao)
2005-05-27 05:34:19
旅の指差し会話帳、コレ全部knymさんが買った本なんですか?

やっぱり1冊1冊違うんでしょうね、中身?(あたりまえか・・・)
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買いました。 (knym)
2005-05-28 09:10:05
コレクション癖があるもので。

ちなみに、全部著者が違うので、構成も違ったりしています。

やたらポップ音楽に詳しかったり、とか。



これは、読んでても愉しいですよ。

しかし、一番すごいのはイラク語とかルーマニア語とか、少数言語を一般向けに刊行していることだと思う。

(でもブルガリア語はまだない)
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