迷狂私酔の日々(再)

明鏡止水とはあまりに遠いこの日々。

Day16・最後の夜、最高の終わり方・那覇【沖縄9月】

2012年09月26日 | 旅する。

9月26日 水曜日 那覇

【正しい朝食(中華)】
起きてシャワーを浴びて水を飲む。iPadからfacebookで誕生日書き込みやメッセージに返信する。たしかに返信したのだが、一部書き込めていなかったみたいで、失礼したみなさん、ごめんなさい。

はるちゃんからヨーグルト、てんこさんからバナナジュースをもらう。昨夜に引き続き、わらしべ長者の気分(自分は竜田揚げを供出しただけ)。

台風情報を調べる。27日の飛行機には影響なさそうだ。

ゆきみと〈阿里〉へ行く。市場通りを抜けた先の有名なお粥屋さんだが、なんと来るのは初めて。こんな早い朝から行動することは滅多にないからなぁ(ちなみに9時過ぎ)。

鶏野菜粥(大)に塩卵をつけて450円。熱々で量たっぷり。ゆきみは豚野菜粥(小)250円だが、たぶん普通の人なら朝食に十分な量である。

【ゆるゆると午後を】
月光荘でまぁさに散歩スポットを聞く。やっぱり首里あたりかなぁ。調べたらゆいレール展示館は入場無料だった。空港から徒歩10分。ふむふむ。

ナカノリは原付で読谷村へ。
ジョニーは自転車で首里城へ。

荷造りして郵便局からゆうパックで差し出す。

〈コトブキ〉で魚貝塩ラーメン750円。携帯を忘れて月光荘に取りに戻る。

〈ひばり屋〉でアイスカフェオレ400円。期せずしてエルニド(フィリピンのパラワン島)の話になるが、私は地元の安宿、先方は沖合の島全体をリゾートにした高級ホテルで話が食い違うことおびただしい。片や日中は停電だし、もう一方は専用飛行機で行き来する。いやはや。

【空港から歩いてゆいレール展示館へ】
県庁前駅からゆいレールに乗る。空港駅までわずか10分乗るだけだが、著しく眠い。那覇空港で3階左側奥にJETSTARチェックインカウンターがあるのを下見しておき、1階の空港食堂の横から外に出てタクシーの車列の脇をひたすら歩くと、タクシープールの向こうに「株式会社沖縄都市モノレール」が見えてくる。ここの敷地奥にゆいレール展示館がある。

これは展示館前の屋外にあるモノレール車両台座。

ここの展示の白眉は、見た目は錆びた鉄でしかないが、軽便鉄道のレールと首里~那覇間にあった路面電車のレールである(と、思う)。

【末吉公園を探検】
ゆいレール那覇空港駅から市立病院前駅へ。ここで降りるのは初めてだ。そして、これでゆいレール全駅で下車したことになるはずだ。たいした自慢にもならないが。

駅からまっすぐダラダラ坂を上っていく。末吉公園は意外に広い公園で、入り口から段丘を下りていくと花見橋で安謝川を渡る。ここから台地に上がると玉城朝薫の碑がある。

ここは「執心鐘入」ゆかりの地になるそうだ。(ちなみに玉城朝薫生誕の地は儀保)。

さらに奥へ分け入ると、宜野湾御殿の墓域がある。

素晴らしい石組みが優美な曲線を描いていて、これまで見た亀甲墓のなかでも最も美しいと思う。

末吉宮は石組みのアーチの上に拝殿がのっている。

この拝殿に上がるのは禁止されていて、手前から拝むのが作法だそうだ。

安謝川沿いに公園を出ると、「瑞穂」の看板が向こうに見えた。シルバー人材センター脇の階段をのぼるとそこは市立病院前駅である。ちょうど一周したことになる。

街は夕日に染まり、やがて暮色に覆われる。

【サヨナラから何かがはじまることもある】
美栄橋で降りてビッグ1でワインと糸満とんぼまぐろ刺身を買い、いつものように月光荘のテーブルに出す。渡嘉敷島からみんな帰っていて、久しぶりにともレッドにも会えた。

ともレッドが「寝床はすぐそこ、心配ない、それー!」とうたう。ふーみんが長い即興をうたいきり、大ちゃんがギターを抱えたらはるちゃんが後ろからギターを弾いてヘンな二人羽織りになる。

〈つきのわ〉ではギターで「サヨナラCOLOR」をうたってみた。

さあ、帰ろうとしたらみゆきからテキーラをもらい、ともレッドと3人でしめる。沖縄の夜の、最高の終わり方だな。


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