|
||||||
(since 17 AUG 2005) |
![]() |
何が何でもJALの三文字
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/38/6eb9aef412a981c7ebe65b5ddd020012.jpg)
お客様にお怪我がなくてよかったです。お怪我をされたお二人の CA: Cabin Attendant (客室乗務員)さんにはお見舞い申し上げます。お怪我が軽傷とのことなので、何よりでした。
どの類の乱気流なのかは書かれていませんが、FL200 を descend 中の Moderate Turbulence とのことなので、晴天乱気流なのか雲中なのかは微妙なところです。当時の悪天予報図と中部国際空港の定時気象観測からすると、雲中かなとも思えます。
![PGBE07_KKCI_061200](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/36/74faa5d601753987ef69474d36889323.jpg)
RJGG 071200Z 28017KT 9999 FEW020 BKN/// 28/21 Q1006 NOSIG
RJGG 071130Z 26009KT 9999 FEW020 SCT120 BKN/// 27/22 Q1006 NOSIG
RJGG 071100Z 23008KT 9999 FEW020 BKN120 BKN/// 27/23 Q1006 NOSIG
RJGG 071030Z 23010KT 9999 FEW020 BKN120 27/23 Q1005 NOSIG
RJGG 071000Z 20012KT 9999 FEW020 BKN120 27/23 Q1005 NOSIG
結果論ですが、お客様も少なかったようなので、もう少し早めに片付けて着席しておけば良かったですね。
さて、各社の見出しの差にご注目。
時事通信:乱気流で乗員2人軽傷=伊丹着JALエクスプレス機
朝日新聞:JAL系機、乱気流に入り乗員2人けが 駿河湾上空で
読売新聞:JAL系機客室乗務員、乱気流で2人けが
事実のみを淡々と簡潔に報じているのは、時事通信、流石、ニュース配信を専門とする通信社としてのモラルが守られています。
何が何でもJALの三文字を先頭に出しているのは、朝日新聞と読売新聞、しかも“系機”と申し訳程度に付けることで、実際の Operator は JAL Express (JEX) であることを指摘された際への対策怠り無く。
朝日新聞に至っては、何としてでもマイナス要素を盛り込み、批判的に書こうとばかり、重箱の隅から見つけた話題は、着陸時刻から空港事務所への報告に要した時間を書いている始末です。なんとも滑稽です。
着陸は8時24分ですが、駐機場への Block IN は8時31分。お客様に全員降機していただいて、Cockpit は Ship Log に機体の状況を記載し整備さんに申し送り、CAはお客様降機後のセキュリティ・チェックを行ないますので、当該便の乗務員が機体から離れたのは、8時50分前後ではないでしょうか。その後、軽症を負ったお二人のCAと運航乗務員は航務に出向いて、状況報告と Captain Report の作成が行なわれたのだと思いますが、航務のオフィスに着いた時点で9時頃でしょうから、Captain Report が提出され、それをもとに空港事務所に報告すれば10時頃にはなるでしょう。
Captin Report は、事実のみを正確・詳細に書くのですから、5~6分でねつ造記事を書くのとは訳が違うのですよ。
伊丹空港のJCABは24時間体制なので、空港事務所の方に残業を強いた訳でもない筈なのですが、何か問題ありますかねぇ。
JAL系機、乱気流に入り乗員2人けが 駿河湾上空で(朝日新聞) - goo ニュース
乱気流で乗員2人軽傷=伊丹着JALエクスプレス機(時事通信) - Yahoo! ニュース
JAL系機客室乗務員、乱気流で2人けが(読売新聞) - goo ニュース
どの類の乱気流なのかは書かれていませんが、FL200 を descend 中の Moderate Turbulence とのことなので、晴天乱気流なのか雲中なのかは微妙なところです。当時の悪天予報図と中部国際空港の定時気象観測からすると、雲中かなとも思えます。
![PGBE07_KKCI_061200](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/36/74faa5d601753987ef69474d36889323.jpg)
RJGG 071200Z 28017KT 9999 FEW020 BKN/// 28/21 Q1006 NOSIG
RJGG 071130Z 26009KT 9999 FEW020 SCT120 BKN/// 27/22 Q1006 NOSIG
RJGG 071100Z 23008KT 9999 FEW020 BKN120 BKN/// 27/23 Q1006 NOSIG
RJGG 071030Z 23010KT 9999 FEW020 BKN120 27/23 Q1005 NOSIG
RJGG 071000Z 20012KT 9999 FEW020 BKN120 27/23 Q1005 NOSIG
結果論ですが、お客様も少なかったようなので、もう少し早めに片付けて着席しておけば良かったですね。
さて、各社の見出しの差にご注目。
時事通信:乱気流で乗員2人軽傷=伊丹着JALエクスプレス機
朝日新聞:JAL系機、乱気流に入り乗員2人けが 駿河湾上空で
読売新聞:JAL系機客室乗務員、乱気流で2人けが
事実のみを淡々と簡潔に報じているのは、時事通信、流石、ニュース配信を専門とする通信社としてのモラルが守られています。
何が何でもJALの三文字を先頭に出しているのは、朝日新聞と読売新聞、しかも“系機”と申し訳程度に付けることで、実際の Operator は JAL Express (JEX) であることを指摘された際への対策怠り無く。
朝日新聞に至っては、何としてでもマイナス要素を盛り込み、批判的に書こうとばかり、重箱の隅から見つけた話題は、着陸時刻から空港事務所への報告に要した時間を書いている始末です。なんとも滑稽です。
着陸は8時24分ですが、駐機場への Block IN は8時31分。お客様に全員降機していただいて、Cockpit は Ship Log に機体の状況を記載し整備さんに申し送り、CAはお客様降機後のセキュリティ・チェックを行ないますので、当該便の乗務員が機体から離れたのは、8時50分前後ではないでしょうか。その後、軽症を負ったお二人のCAと運航乗務員は航務に出向いて、状況報告と Captain Report の作成が行なわれたのだと思いますが、航務のオフィスに着いた時点で9時頃でしょうから、Captain Report が提出され、それをもとに空港事務所に報告すれば10時頃にはなるでしょう。
Captin Report は、事実のみを正確・詳細に書くのですから、5~6分でねつ造記事を書くのとは訳が違うのですよ。
伊丹空港のJCABは24時間体制なので、空港事務所の方に残業を強いた訳でもない筈なのですが、何か問題ありますかねぇ。
JAL系機、乱気流に入り乗員2人けが 駿河湾上空で(朝日新聞) - goo ニュース
7日午後7時55分ごろ、静岡県の駿河湾上空を飛行中の仙台発大阪(伊丹)行きジャルエクスプレス(JEX)2210便(乗員7人乗客38人、DC9―81型機)が乱気流に巻き込まれ、女性客室乗務員2人が頭や手首に軽いけがをした。乗客にけがはなかった。
国土交通省大阪空港事務所によると当時、同機は高度6000メートルを高度を下げながら飛行していた。けがをした客室乗務員は機内サービスの後かたづけのために機内を歩いており、1人は天井に頭をぶつけるなどして頭などに軽い打撲を負い、もう1人も右手首を打ったという。乱気流は、固定していないものが動き回り、食事サービスなどが困難になるとされる「中程度」だったという。
同事務所によると、大阪空港への到着は午後8時24分。乱気流に遭ってけが人が出たという報告が同社からあったのは午後10時ごろだったという。
2005年 9月 8日 (木) 03:03
乱気流で乗員2人軽傷=伊丹着JALエクスプレス機(時事通信) - Yahoo! ニュース
7日午後7時55分ごろ、仙台発伊丹行きJALエクスプレス2210便DC9型機(乗客乗員45人)が、駿河湾上空6000メートルで乱気流に巻き込まれ、女性乗員2人が頭部打撲などの軽傷を負った。乗客にけがはなかった。
(時事通信) - 9月8日2時7分更新
JAL系機客室乗務員、乱気流で2人けが(読売新聞) - goo ニュース
7日午後7時55分ごろ、仙台発大阪(伊丹)行きジャルエクスプレス2210便(DC9―81型機、乗客、乗員45人)が静岡県沖の駿河湾上空で乱気流に巻き込まれ、客室乗務員2人が天井に頭をぶつけるなどした。2人はいずれも軽傷。乗客にけがはなかった。
同機は定刻より11分遅れ、同8時31分に大阪空港に到着した。
国土交通省大阪空港事務所によると、同機は高度6000メートル付近を飛行中で、客室乗務員2人は機内サービスの後片付けをしていた。揺れが15秒ほど続いたが、乗客のほとんどはシートベルトを締めていたという。
2005年 9月 8日 (木) 01:23
Comment ( 3 ) | Trackback ( 0 )
« おちおち警告... | 今のところは... » |
こちらは、ちょっと違った視点で記事を書いてみました。やや強引な感じがしなくもないのですが、ご笑覧頂ければ幸いです。
コメントおよびトラバをありがとうございます。
記事を拝読しました。ユニークな観点から書かれており、「確かにその通りだなぁ」と感心しました。
ちょっと的外れだったかも知れませんが、コメントを書かせていただきました。
さて、私的には当時Belt SignがONだったかどうか、Pre-Flightの合同Brifingを含め、揺れ・揺れる可能性に関するCockpitとCabinとの意思疎通が十分だったかどうか、に関心があります。
当該便はMD81ですから、(旧)JASのCrewでの運航だったと思われます。(旧)JALでは、客室乗務員のBelt Sign点灯中の離席について随分前から喧々諤々やっていて今はかなり徹底されたと思います。(旧)JASがどんな様子だったのかは詳しくないのですが、まあ常識的なレベルで運用されていたと記憶しています。
Cockpitの立場からすると、天候に関わらず、ずっとBelt ONで全員着席が揺れに関する気遣いの観点からは理想なのですが、それではCabinが全くサービス出来ません。Cabinの立場としては、揺れの心配をCockpitが排除してくれれば、Cabin ServiceをはじめBelt ON後もCabin Check等に動き回れる訳ですが、揺れを完全に予測するのは不可能です。
それぞれの立場の違いはCRMでお互いの立場を考慮した行動が出来るように訓練されている筈なのですがね。
(旧)JASのoperationでは「あと何分後にベルト点灯」がよく徹底されていました。それもわりと余裕を持った時間設定で伝えられていました(います)。Cabin Interphoneで「あと1分後に点けるから全員着席してね」では最小限の片付けすら出来ませんからね。
それを考えるとCAT(晴天乱気流)だったのでしょうかねぇ。CAは揺れたときの緊急回避姿勢について教育・訓練を受けていますので、Moderate Turbulenceでも軽傷で済んだのかもしれませんし、あるいはカートが飛んでお客様に怪我をさせないよう必死に防いだ結果の怪我なのかもしれません。
総合職とはいえども、JALの総合職とは昇進の速度の異なり、おじさんになっても
ずっとラインでのシフト勤務の人材です。
JALWAVE(JALウエイブ)(JALウェイブ)(JLW)(JLW)の仕事はマニュアル重視で、マニュアル通りに行動できる人が評価されます。
あとは、燃料価格の高騰、航空業界規制緩和による影響も考えると、航空会社
はお勧めできませんね。
天王洲のJALビルも売却してしまいましたしね。
あと、追伸ですが、、、、
所詮、子会社なので、親会社のJALとは別物ですよ!
返信が遅れて申し訳ありません。詳しい返答ありがとうございました。実際、会社説明会や質疑の機会が少なく、菅原さんのアドバイスはかなり参考になりました。
やはり覚悟はしていましたが現実とのギャップはありますね。現在、他社で総合職事務系での内定もあり、そこでも運行管理を志望しているのですが、勤務内容としてはJALWAVE(JALウエイブ)(JALウェイブ)(JLW)(JLW)のほうが専門的なのでやりがいがあるのでしょうか?
他社とは、ANAさんでしょうかね。
親会社の総合職事務系の方が絶対にお勧めです。
職種も多様ですし、グループの幹部候補なので、昇進も早いです。
JALWAVE(JALウエイブ)(JALウェイブ)(JLW)(JLW)の業務は特殊すぎて、つぶしが効きません。
実際の運航管理者はJAL本体の総合職事務系が担っております。
JALWAVE(JALウエイブ)(JALウェイブ)(JLW)(JLW)は空港での運航管理補助業務をやっているだけです。
本社のディスパッチャーの言われたとおりにパイロットに伝達するだけで、
頭を使いません。
しかも、最近は、国内線ではセルフブリーフィングになっており、
空港職員の存在価値すら危ぶまれております。
また、ひたすらATCを聞いて、到着時間を調べるだけの仕事もあります。
JALWAVE(JALウエイブ)(JALウェイブ)(JLW)(JLW)設立の目的、、、
ひとえに人件費節約のため
です。
別会社にすることにより、独自の給与体系を設け、シフト勤務手当を出さず、
また、JAL本体総合職の管理職ポスト(JALWAVE(JALウエイブ)(JALウェイブ)(JLW)(JLW)社長等)を増やすためにあるような
ものです。
だから、JALwaveに限らず、子会社はお勧めできませんね!
等はある