声 姿なき犯罪者

先週の土曜日に、高橋真利子のコンサート前に映画を３本観ましたが、３本目は映画館を移動。
結構時間がギリギリな感じだったので、間に合わないこと空いてるところで座りやすい席を
選びたいのでネット予約はせずにいきました。なんとか間に合って無事に観ることができました。
観た映画は、「声　姿なき犯罪者」。この映画も実際の犯罪をモチーフにした話なので観る
ことにしました。韓国の映画は先週の「空気殺人 TOXIC」もそうですが、実際の事件をモチーフに
したものも多いですね。まあ自分の行く映画館がそういう映画を上映しているだけかもしれませんが。


内容は、韓国で深刻化している振り込め詐欺を題材に描いた犯罪アクション。
釜山の建設現場の従業員たちが振り込め詐欺の標的となり、多くの人々が大金を奪われた。現場作業員
として働く元刑事のソジュンは、愛する妻と同僚の30億ウォンを取り戻すべく詐欺犯を追い始める。
手がかりを掴んだソジュンは中国のある建物に潜入するが、そこでは組織化された詐欺集団が総責任者クァク
の下で振り込め詐欺を行なっていた。新たに300億ウォン規模の詐欺計画が企てられていることを知った
ソジュンは、復讐に乗り出す。
「ホワイト」などで知られる双子の兄弟キム・ソン＆キム・ゴクが監督を務め、実際に詐欺犯罪を担当する
知能犯罪捜査隊への取材を基に制作した。


日本で振り込め詐欺というと、高齢者を狙った犯罪というイメージだが、お隣の韓国では違うようですね。
なんと、対象は学生から高齢者まで様々。日本の振り込め詐欺も組織的で、海外に拠点があったなんてことも
ありましたが、韓国も一緒で中国が拠点だったりするようです。それにしても、組織が凄いですね。企業ですね。
借金あって連れてこられたという人から、自分から来た人。シナリオ書く人は、スカウトされているのかなあ。
こういう人たちに詐欺をしかけるって時の熱量が凄い！稼ぐぞって感じ。ある種のマインドコントロールかなとか。
詐欺師なんて、人の心を掴むのが上手そうですからね。組織の中でも騙し合いがあったりと、息も抜けません。
そのわりには、主人公がドンドン中枢に入っていけてしまうのは、映画だからでしょう。それにしても、詐欺が綿密すぎて、
恐ろしいですね。日本の振り込め詐欺も、こんな感じなのかなあ。とても年寄りでは対処できないと思います。
韓国では、普通に若い人も詐欺に被害にあってるのだから、より綿密なシナリオや準備をするんでしょうね。怖い怖い。
ストーリー的には、緊張感もあり頭脳戦もありで、なかなか面白かったですね。



全般ランキング