① 「白鳥の湖」より 黒鳥のパ・ド・ドゥ(ジョン・クランコ振付)
マッケンジー・ブラウン
ガブリエル・フィゲレド
マッケンジー・ブラウン
ガブリエル・フィゲレド
② 「クオリア」(ウェイン・マクレガー振付)
ヤスミン・ナグディ
リース・クラーク
ヤスミン・ナグディ
リース・クラーク
③ 「アウル・フォールズ」(セバスチャン・クロボーグ振付)
マリア・コチェトコワ
ダニール・シムキン
マリア・コチェトコワ
ダニール・シムキン
④ 「くるみ割り人形」(ジャン=クリストフ・マイヨー振付)
オリガ・スミルノワ
ヴィクター・カイシェタ
オリガ・スミルノワ
ヴィクター・カイシェタ
⑤ 「アン・ソル」(ジェローム・ロビンズ振付)
ドロテ・ジルベール
ユーゴ・マルシャン
ドロテ・ジルベール
ユーゴ・マルシャン
⑥ 「ハロー」(ジョン・ノイマイヤー振付)
菅井円加
アレクサンドル・トルーシュ
菅井円加
アレクサンドル・トルーシュ
⑦ 「マノン」より第1幕の出会いのパ・ド・ドゥ(ケネス・マクミラン振付)
サラ・ラム
ウィリアム・ブレイスウェル
サラ・ラム
ウィリアム・ブレイスウェル
⑧ 「ル・パルク」(アンジュラン・プレルジョカージュ振付)
オニール八菜
ジェルマン・ルーヴェ
オニール八菜
ジェルマン・ルーヴェ
⑨ 「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」(ジョージ・バランシン振付)
永久メイ
キム・キミン
永久メイ
キム・キミン
⑩ 「3つのグノシエンヌ」(ハンス・ファン・マーネン振付)
オリガ・スミルノワ
ユーゴ・マルシャン
オリガ・スミルノワ
ユーゴ・マルシャン
⑪ 「スペードの女王」(ローラン・プティ振付)
マリーヤ・アレクサンドロワ
ヴラディスラフ・ラントラートフ
マリーヤ・アレクサンドロワ
ヴラディスラフ・ラントラートフ
⑫ 「マーキュリアル・マヌーヴァーズ」(クリストファー・ウィールドン振付)
シルヴィア・アッツォーニ
アレクサンドル・リアブコ
シルヴィア・アッツォーニ
アレクサンドル・リアブコ
⑬ 世界初演 「空に浮かぶクジラの影」(ヨースト・フルーエンレイツ振付)
ジル・ロマン
小林十市
ジル・ロマン
小林十市
⑭ 「アフター・ザ・レイン」(クリストファー・ウィールドン振付)
アレッサンドラ・フェリ
ロベルト・ボッレ
アレッサンドラ・フェリ
ロベルト・ボッレ
⑮ 「シナトラ組曲」(トワイラ・サープ振付)
ディアナ・ヴィシニョーワ
マルセロ・ゴメス
ディアナ・ヴィシニョーワ
マルセロ・ゴメス
⑯ 「椿姫」より第1幕のパ・ド・ドゥ(ジョン・ノイマイヤー振付)
エリサ・バデネス
フリーデマン・フォーゲル
エリサ・バデネス
フリーデマン・フォーゲル
⑰ 「ドン・キホーテ」(マリウス・プティパ振付)
マリアネラ・ヌニェス
ワディム・ムンタギロフ
マリアネラ・ヌニェス
ワディム・ムンタギロフ
3年に一度開催される「世界バレエフェスティバル」のAプロは、17演目という豪華なもの。
14時30分開演で、途中3回の休憩を挟んで、終演は18時25分という、殆ど歌舞伎か文楽のような長丁場だった。
ちなみに、今回の休憩時間は、20分・15分・15分というものだが、第15回までは休憩時間「10分」というのがあった。
最短15分になったのは、もしかすると、「これではトイレに行けない」というクレームがあったからなのかもしれない。
さて、特に目だったところだけ感想を記すと(番号は上記に対応)、
② ヤスミン・ナグディンは「軟体動物」
④ 「ジャンプング・ハグ」から「キス」というシンプルで幸福感に溢れるコリオ
⑥ 「音楽」によって無理やり結びつけられた二人が、最後は解放され「自由」を踊る
⑧ 若いダンサーたちの清潔感とラストにおける「駆け引き」からの解放
⑪ アレクサンドロワの「魔女」感
⑭ 信頼し合う熟年ダンサー二人による観る”癒し”(それにしてもボッレの若く見えること!)
⑯ ラストの「花びら」の象徴的な意味
⑰ ベテランの安定
といったところである。
⑰「ドン・キホーテ」について、昨年の「ダンス・マガジン」で、40歳のドロテ・ジルベールは、「もうバジルは踊れないけれど・・・」と語っていた。
やはり、グラン・フェッテは年を取ってくると難しいのだろう。
そのバジルを、42歳のマニエヌラ・ヌニェスが踊っているのは凄いことというべきである