Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

被害者は誰か

2017年10月31日 08時18分55秒 | Weblog
アディーレ業務停止で東京弁護士会が依頼人置き去りのずさん対応
 「そんな大事務所を業務停止にすれば、依頼人の(着手金や係争中の訴訟に関する)問い合わせが東京弁護士会やアディーレへ殺到することは容易に想像できる。しかし、東京弁護士会は問い合わせ用電話番号を一つ開設しただけで、対応要員もわずか10人程度だった。依頼人からの電話はほとんどつながらなかった。」
 「ある業界関係者は、一連のずさんな対応について、「東京弁護士会による新興勢力つぶし」と打ち明ける。もちろん、アディーレの景表法違反は許されるものではないが、依頼人を置き去りにした東京弁護士会の対応も褒められたものではない。」

 今回の件の最大の被害者は依頼者ではないかと思う。
 債務整理や交通事故の依頼者の中には、切迫した状況にある人も多い。
 弁護士を変える時間や費用を負担できない人について、東京弁護士会やアディーレはどう対処するつもりだったのだろうか。
 担当弁護士個人に委任すればいいと考えていたのかもしれないが、同業者の話を聞くと、どうもそのような措置がスムーズにとられているとは言えないようである。
 
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3分の1勢力

2017年10月30日 07時18分57秒 | Weblog
首相指名選挙 野党分裂映す 民進・投票先決められず 希望・苦肉の策で渡辺周氏 共社は立憲民主・枝野幸男代表で共闘鮮明に
 「希望の党は小池百合子代表(東京都知事)が衆院選に出馬せず、苦肉の策で当選回数最多の渡辺周元防衛副大臣への投票を決めた。共産、社民両党は野党第一党の立憲民主党の枝野幸男代表に投票する方向で、「3野党共闘」の流れを鮮明化させる。」

 共産党と社民党の動きを見て、なんだか既視感を覚えた。
 これは、かつて地方でよく見られた「社共共闘」の再現にほかならない(ちなみに、知らない人もいるだろうが、かつての総評(今の連合)は、内部に共産党員を抱えていた。)。
 共闘の大義名分としては、「改憲阻止」しかないと思われるが、これも「55年体制」の再現であり、3分の1勢力が一応の目標となる。
 いろいろと先祖がえりをしているようである。
 
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人種の壁

2017年10月29日 07時56分46秒 | Weblog
グリエル 来季開幕から5試合出場停止 差別行為で
 「グリエルは「誰も傷つけるつもりはなかった。日本でプレーしていたし、日本人には多大な敬意を持っている」と釈明した。」

 だが、「悪気はない」ところに、このジェスチャーの悪質性がある。

アジア人揶揄の「つり目」ポーズ、なぜなくならないのか
 「彼らはたいてい謝罪に追い込まれ、その度に「悪気はなかった」「侮辱するつもりはなかった」と同じ言い訳をする。筆者には彼らが本当に「悪気がなかった」ように思えるのだ。・・・むしろそれこそが問題だと思う。」

 自分と違う人種の人間について、その差異を強調する行為を見ると、養老孟司先生の「バカの壁」を思い出す。
 要するに、受容・理解する気がないのである。。
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3の原則

2017年10月28日 08時57分28秒 | Weblog
太平洋で漂流5か月、米国人女性2人と愛犬2匹を救助
 「アペルさん、フィアバさん、救命胴衣を装着させられた犬2匹は、いずれも健康や栄養状態に問題はなさそうだという。アペルさんは、ヨットに海水を真水に変える浄水装置と、1年分を超えるオートミールやパスタ、乾燥米などの乾燥食品を積んでいたおかげで生き延びられたと語っている。」

 5か月間台風に遭わなかったのは幸運だった。
 サバイバルには「3の法則」というのがある。
 「3分間、呼吸が絶たれれば、生存が困難になる」(酸素)
 「3時間、極度な低温・高温にさらされれば、生存が困難になる」(温度)
 「3日間、水分が補給できなければ、生存が困難になる」(水)
 「3週間、食料が補給できなければ、生存が困難になる」(食料)

 やはり、「海水を真水に変える浄水装置」はお見事というしかない。
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敗軍の兵、将を語らず

2017年10月27日 07時32分04秒 | Weblog
橋下徹氏「小池さんの看板なければお前ら落選してたよ!」 希望議員の代表追及を批判
 「橋下氏は26日午前、「どこもかしこもろくでもない議員が多すぎる」と書き出し、「小池さんの責任を口にすれば自分たちが有権者にどう映るのかの想像力もない。こんなことをやればやるほど希望(の党)は消滅に向かう。小池さんの看板がなければお前らのほとんどは落選してたんだよ! 小池さんを批判するのは有権者だ」と怒りをあらわにした投稿を始めた。」

 橋下氏の批判は当たっていると思う。
 「自分たちが有権者にどう映るのか」という観点は重要で、代表批判をすることによって、「内輪もめ」、「責任転嫁」、「手のひら返し」などという批判を受けることを予測すべきだろう。
 こういう観点からは、「私の不徳の致すところ」とか、「一切の責任は私にあります」(宇野元首相)などといった短い言葉が、潔く映るのである。
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流動性知能

2017年10月26日 07時50分03秒 | Weblog
藤井聡太四段が高校進学決断 名古屋大教育学部付属高へ
 「日本将棋連盟は25日、史上最年少棋士・中学3年生の藤井聡太四段(15)が高校進学を決めたと発表した。」
 「藤井四段は、以前から「18歳から25歳までが流動性知能(思考力・計算力など)のピークで(高校に通う15~18歳は)大事な時期なので難しい選択になります」と揺れる胸中を吐露していた。将棋に集中できる環境を整えるか、一般と同じ経験を積むかどうかが注目されていた。」
 「22日の衆院選で大阪10区を制して7選を決めた立憲民主党・辻元清美衆院議員(57)は、藤井四段が進学する高校の卒業生。「憧れの藤井さんが母校に進学する。誇りに思います! 名大付属は小さいけれど自由な気風で、個性を伸ばしてくれる学校です。のびのびと、学業と将棋の両立を目指してください」とコメントを寄せた。」

 高校進学がニュースになるという数少ない中学生。
 「流動性知能」という言葉を初めて知ったが、将棋と同じように、自分の人生についても筋を読んで決断したということだろう。
 棋士が師匠の家に住みこみで修業をしたのははるか昔の話。藤井四段についていえば、師から学ぶことはほとんどないらしいので、対局と研究ということになるが、これと学業との両立が課題となる。
  
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新たなターゲット

2017年10月25日 08時24分09秒 | Weblog
財務省、たばこ増税を検討 「加熱式たばこ」も
 「財務省が2018年度税制改正で、たばこ税の増税を検討していることが分かった。19年10月の消費増税時に導入する軽減税率で、目減りする1兆円規模の税収の一部を穴埋めする狙いがある。ただ、愛煙家やたばこ農家の反発も予想され、調整は難航しそうだ。」
 「政府・与党は、年末に決める18年度の税制改正で、急速に普及が進む「加熱式たばこ」も増税する方向で検討している。」

 今回の衆院選ではクローズ・アップされなかったが、小池百合子東京都知事と都民ファーストは、受動喫煙防止に力を入れている。
 これに対し、愛煙家が多いのは自民党で、「自民党たばこ議員連盟」という団体すらある。石破茂氏や岸田文雄氏といった次期総理大臣候補が名を連ねている点が注目される。
 財務省は、加熱式たばこを新たなターゲットにしたようだが、単に税収増を狙っただけのようだ。
 喫煙で成人病等が増加し、医療費支出によって国庫を圧迫しているのであれば、とことん税率を上げて喫煙を抑制するという政策もあり得るはずだ。
 
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大株主

2017年10月24日 08時30分53秒 | Weblog
日本株高騰 自民勝利の立役者は「ブラックロック」?
 「「いまや、日本株式の保有第1位がGPIF、3位が日銀です」(大手機関投資家)では、2位は一体何者か。「アメリカに本拠を置く世界最大の資産運用会社ブラックロックです」(同前)」
 「ブラックロックは、今年6月末時点で、26兆円の日本株を保有するが、その8割超を株価指数などに連動するパッシブ運用が占める。」
 「そのブラックロックが、昨年12月に日本株の投資方針を「中立」から「強気」に引き上げて以降、日本株の上昇が続いている。」

 こういう話を聞くと、日本の株式市況がアメリカの企業に左右されており、いつかバブルがはじけるのではないかと不安になる。
 大株主はありがたいが、そっぽを向かれると大変である。
 こういう風に考えてしまうのは、バブルの崩壊を目の当たりにしているからだろうか。
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続投

2017年10月23日 08時02分37秒 | Weblog
衆院選与党勝利なら黒田日銀総裁再任の流れは当然-竹中元経財相
 「竹中平蔵元経済財政担当相(東洋大学教授)は、来年4月に任期満了となる日本銀行の黒田東彦総裁の後任人事について、22日投開票の衆院選で与党が勝利すれば、異次元緩和を原動力とするアベノミクスは信任されたことになり、黒田総裁再任の流れが「当然できるのではないか」との見方を示した。」
 「。「日銀が500兆円程度の国債を保有しているので、政府と日銀が連結の財務諸表を作ったらほとんどゼロになる」とも述べ、「焦って増税はしない方がいい」と消費増税は先送りすべきだとの考えを示した。」

 衆院選は大方の予想通り与党勝利に終わり、来月のトランプ大統領訪日や北朝鮮情勢に目が向いているが、日銀総裁人事を忘れてはならない。
 どうやら黒田総裁続投の流れが強まりそうだ。
 
 
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遺言不執行

2017年10月22日 08時05分54秒 | Weblog
 コンサートで定番のショパンの曲といえば、真っ先に「幻想即興曲」を思いつくけれど、ショパンがこれを失敗作だと認識していたことはあまり知られていない。
 ショパンは、友人のユリアン・フォンタナに「自分の死後、この楽譜を燃やして処分してほしい」と頼んだが、フォンタナがそれに背いて「幻想即興曲」と名付けて公表した。いわば「遺言不執行」である。
 ショパンがなぜ処分しようと思っていたかについては、いくつか説があるようだが、ベートーヴェンの「月光ソナタ」(幻想曲風ソナタ)の第3楽章に似ているからという説が有力なのだそうだ。要するに「パクリ疑惑」を避けたかったということである。
 でも、冒頭部分を除けば、あんまり似ていないと思うのだが・・・。
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