「アメリカの南北戦争に起源をもつ伝統的なドラム・コーとマーチングバンドをショーアップした、究極のエンターテインメント!
12種類以上の「金管楽器(ブラス)」、51種類以上の「打楽器(パーカッション)」が使われ、パフォーマーたちが絶えず動き回る。まさに楽器が踊り出す! そしてフラッグや手具を駆使する「ヴィジュアル・アンサンブル(ダンサー/カラーガード)」の激しく美しいダンスパフォーマンス。
超一流のパフォーマーが集まり、常識では考えられない動きと技、とびきり美しい音楽で私たちを刺激する必見のショー!」
12種類以上の「金管楽器(ブラス)」、51種類以上の「打楽器(パーカッション)」が使われ、パフォーマーたちが絶えず動き回る。まさに楽器が踊り出す! そしてフラッグや手具を駆使する「ヴィジュアル・アンサンブル(ダンサー/カラーガード)」の激しく美しいダンスパフォーマンス。
超一流のパフォーマーが集まり、常識では考えられない動きと技、とびきり美しい音楽で私たちを刺激する必見のショー!」
私は初見なのだが、ジャンルを特定しづらい芸術だと思う。
単なる楽器の演奏ではなく、演奏しながらダンス(明らかにバレエのコリオを取り入れている)したり、楽器をおもちゃのように使ったり、フラッグ・手具を駆使して視覚を刺激したりする、「混合芸術」とでも呼ぶべきものと感じる。
ドラムコーはもともと軍隊における歩調合せ及び信号伝達部隊を指しており、マーチングバンドも起源は軍楽隊で、カラーガードの原義は「旗衛隊」だそうである。
つまり、blast は、軍事化儀礼を芸術化したものと言ってよい。
こうした意味において、blast は、戦争を無害化・遊戯化したスポーツと似ているように思う。
そういえば、古くはホメロスの時代から、音楽は軍事化にとって必須のものだった(カタリーナ、スケープゴート、フィロクテーテース(12))。
現在も、一部の国にとって、音楽は、ミサイルと並んで軍事における必須アイテムとなっている。
「1位(14:25あたりから)は「我らは貴方しか知らない」という金正恩同志を称える歌ですが、もうこのへんまで来たら、どの曲も同じに聴こえます。男声合唱というだけで、さっき聴いた曲と同じに聴こえて。これが女声コーラスだとモランボン楽団の曲に聴こえますが、検索したらすぐ出てくることでしょう。あ、すぐ出てきたけど、なんと米帝の楽団が演奏してるのが出てきたのでそれを貼ります。」
かくいう我々日本人も、長いこと「偉大な父」を頂点とする枝分節集団をつくるのが大好きな民族だったし、今でも、「偉大な父」を崇拝したり、その二世・三世が大活躍する業界やカイシャは多い。
なので、インストルメンタル・バージョンの「我らは貴方しか知らない」を聴かせると、思わずみんなで歌いながら行進したくなる日本人は多いはずである。