ブラック企業談義

　昼飯を食べていたら、隣の席で、親子と思われる二人がこんな会話をしていた。

父：「ブラック企業」なんていうけれど、究極のブラック企業は××省だな。１１月・１２月なんぞはろくに寝れやしねえんだから。
子：どうしてあんな会社に入りたがる人がいるんだろうか？
父：そりゃあ、権力が好きなんだろ。・・・でも、お前の先輩の●●君は、この時期でもぷらぷらしてて出世しそうにないな。
子：まあ、彼は権力志向というよりは、学者肌だからね。将来は退官して国際金融の先生にでもなるんじゃないの。

　「お上も実はブラック企業」といったところか。　

一行情報

大沢樹生の長男騒動、13年前から実子ではないと噂になっていた！
　今となってはなつかしいが、「噂の真相」の一行情報は笑えるものが多かった。だが、この情報はさすがに笑えない。
　１３年前から「ウワシン」が指摘していたのだから、この事件は大沢を含む当事者も一応の真相を知っていたのだろう。
　ところで、親子関係不存在調停は、喜多嶋不出頭のため不成立に終わったようだが、早く「父親探し」に終止符を打ってもらわないと、長男も困るはず。

もと公務員

特捜部元検事が所得隠し　４年で１．１億円、国税局指摘
　元特捜検事が国税庁ОＢと組んで脱税か・・・。
　もと公務員が、野に下ったとたんに金銭追及に走るケースは結構多い。●中●一氏しかり、城●憲氏しかり。
　権力志向が対象を変えただけなのか、滅私奉公の反動かどうかは分からないが、極端である。

ネーミング

木佐貫15勝へ「ちんこだんご」パワー
　もうちょっと考えないと・・・。

パイになる

　毎年この時期になると、警察の留置係のぼやきを聞くことがある。　
　それは、検察が、比較的軽微な犯罪の被疑者を一斉に釈放するよう指示してくるからである。お盆前も同様の事象が起きるらしく、「パイになる」（起訴されず釈放になる）事件が頻発する。もちろん、留置係はおおわらわである。
　この原因は、容易に想像できると思うが、検察の内部事情による。上が休暇をとると、処分についての決裁が出来なくなるのだ。もちろん、「代決」という制度はあるが、お役所において、「代決」は忌避されるのが通常である。

長生きしてほしかった人

　モーツァルトほどの「夭折」とまではいかないまでも、早くして亡くなってしまった偉大な音楽家が何人かいる。
　私は、チャイコフスキーがもっと生きていたら、多くの名曲を作っていただろうと思う。というのは、死の前年に発表された「くるみ割り人形」にみるとおり、彼の才能と創作意欲はピークにあったと思うからである。

虚実織り交ぜる

　森鴎外の「ヰタ・セクスアリス」を再読すると、作者がいろいろな「ウソ」を取り混ぜて語っていることが分かる（とはいっても、小説なのだから基本的に「ウソ」の話なのだが・・・。）。
　まず、主人公の金井が最初の妻に「亡くなられて」とある点である。実際には、鴎外は最初の妻である赤松登志子に対し三行半を突き付けている。一説によると、登志子から肺結核をうつされたことが理由と言う。
　次に、「僕は卒業したときの席順がいい」ので官費で洋行できそうだとあるが、実際の席順は８番である。これも、試験答案で教授の説を批判したために主席を失ったという指摘がある。
　この２点からすると、鴎外には、自身を少し飾る傾向があると言えそうである。

めっちゃいい笑顔

なぜ笑う？　「黒子のバスケ」脅迫事件、夢破れた３６歳男の「心の闇」
　「ニュースキャスター」でビートたけしが、「笑ってるのが気持ち悪いね」と評していたが、ネットでは「めっちゃいい笑顔」という指摘もあった。
　この笑顔からすると、「漫画で成功していることにやっかみがあった」という動機がほんとかどうかは疑わしい。劇場型愉快犯というのが真相ではないか。

動機の問題

「餃子の王将」前社長殺害　犯人が撃った複数の銃弾は全て命中
　「カンブリア宮殿」などでこの社長さんをみて、いい経営者だと思っていただけに非常に残念である。
　動機が不明であることや目撃者がいないことなどから、早くも捜査は難航するだろうという指摘が出ている。確かに、「事件の見たて」が難しい。本社は京都の住宅街の中にあるようで、都心のように「カメラ」や「Ｎシステム」による追跡も免れている。物証としては、弾丸と薬きょうしかない。
　合掌。
　

年齢制限

春画はポルノにあらず―大英博物館の春画展に見る日本美術の魅力／トニー・マクニコル
　大英博物館で開催中で、予想以上の反響だという。「１６歳未満の入場は保護者の同伴が必要」というが、こうした年齢制限を設けるのが今回が初めてとのこと。
　鴎外の「ヰタ・セクスアリス」によると、明治に入っても春画は性教育のためにも用いられていたというし、浅草あたりでは「笑い本」というまがい物も売られていたそうだ。