Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

命の上下

2013年11月30日 09時17分07秒 | Weblog
 「里見清一」のペンネームで活躍している医師が、福島県内のある病院の記録を紹介していた。
 大震災後、限られたベッドを有効に使うために、消化器がんの術後まもない患者を無理して退院させ、ベッドをあけたところ、レスピレーターにつながれた老人が転院してきたという。いわゆる「延命措置」を受けた患者である。ここで里見氏が指摘するのは、「命の上下」は存在するということである。
 私は、あちこちの産婦人科をたらい回しにされたあげく亡くなった妊婦の事件を思い出した。妊婦の受け入れ拒否は犯罪ではないけれど、レスピレーターをつけた老人の延命措置をやめるのは「殺人」になるというのは、どこかおかしいのではないか。
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取り放題・おかわり自由

2013年11月29日 08時53分51秒 | Weblog
「和幸」運営のトンカツ店、キャベツ使い回し
 「和幸」といえば、ごはんとキャベツはおかわり自由というのが売り物。
 この店舗は、キャベツとお新香が「取り放題」だったという。いったん客に提供した後で余ったものを食材として他に利用することには、衛生上の問題があるということなのだろう。
 家庭では、特に問題のない行為だと思うのだが・・・。
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著反信義

2013年11月28日 07時55分31秒 | Weblog
会社訴訟の判決の効力が及ぶ第三者による再審に係る最高裁判決
 相手方会社の訴訟活動が「著しく信義に反しており,第三者にその確定判決の効力を及ぼすことが手続保障の観点から看過することができない場合」に当たる余地があるとされた事例。
 そもそも、抗告人が株式発行無効の訴えを知ったのは、同一の裁判官が担当していた別件訴訟において、判決確定後に裁判官からその旨を指摘されたことによるという。そうすると、見方によっては、原々審の裁判官も「著しく信義に反する」訴訟活動を黙認していたということができる。釈明権を行使して、会社に対し訴訟告知を促すなり何なりの方法をとることも可能だからである。
 今回の最高裁の決定は、原審の「法の規定がないからお手上げ」という判断を弾劾しているのみならず、原々審の訴訟指揮に問題があったことを示唆しているように思われる。
 
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信頼関係

2013年11月27日 07時58分21秒 | Weblog
弁護士懲戒:勝訴困難の民事訴訟提訴で戒告処分 奈良
 この記事から、「勝訴困難な民事事件を受任してはならない」という教訓を引き出すのは妥当でないと思う。
 勝訴困難な事案であっても、どうしても受任してほしいという依頼者の要請があれば、受任していいと思う。ただし、「勝ち目は限りなく薄いけれど、それでもいいですか」と何度も念押しすべきだろう。
 記事の事案は、詳しい事実関係が不明だが、「特殊な研究」を約束どおり履行しないなどの背信的な行為があったとして、依頼者から申立てがあったもののようである。そうだとすると、受任後(おそらく敗訴した後)に信頼関係が崩れたということになるのだろう。
 結局、依頼を受けるかどうかは、依頼するかどうかと同じく、相手を信頼できるかにかかっているのだろう。
 
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修羅

2013年11月26日 08時06分37秒 | Weblog
おもちゃかと…中学で拳銃暴発 所持容疑、生徒の父逮捕
 私は福岡には3年ほど住んだことがあり、非常に住み心地のいい都市だと思っているが、ネットでは「修羅の国」とさんざんな評判である。
 今回の事件も「修羅」のイメージを強化するように思われ、非常に残念である。
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攻撃的債権者

2013年11月25日 07時52分38秒 | Weblog
 小規模個人再生を申し立てるとき、気をつけなければいけないことがある。それは、「攻撃的債権者」が債権者に含まれていないかということである。
 「攻撃的債権者」というのは、ほとんどあらゆる再生計画案に対し反対する債権者のことであり、この債権者の債権額が過半数を占めている場合、手続きは廃止を余儀なくされることとなる。
 さて、民事再生の研修や実務書などでは、このような債権者が存在することは触れられているものの、具体名が明かされることはない。だから、同業者の情報などから割り出していくしかない。
 先日、メーリングリスト情報で判明したのが、某大手損害保険会社である。住宅ローン債権を譲り受けるなどして、大口債権者となった挙句、再生計画案に反対票を投じ、手続廃止に追い込むケースが複数報告されている。
 消費者金融業者ではなく、損保会社というのが意外なだけに、気をつけなければならない。
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「間」の美学

2013年11月24日 08時41分29秒 | Weblog
 「新潮45」(11月号)・小津安二郎監督の生誕110周年記念特集で、片山杜秀氏が、小津作品の「間」は、「言っても分からないから黙ってしまって生じる『間』」であると指摘している。なかなか興味深い。
 理解してもらえない人に対して「沈黙」という態度で臨むのは人間の常だと思うが、小津作品の場合、その相手が家族であったりするから深刻だ。
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カメラ内蔵

2013年11月23日 08時55分51秒 | Weblog
ソニーが「スマートヅラ」を特許出願。隠しカメラやバイブ、ズレセンサをカツラに内蔵 
 スマホをモニター代わりにしてズレを直すというのだろうか。
 ただ、バイブの使い方が分からない。
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契約締結の自由

2013年11月22日 08時24分05秒 | Weblog
NHK受信料訴訟で高裁「承諾なしでも契約成立」
 高裁のロジックは、一部で指摘されていた「法の規定に基づく契約の成立」である。
 だが、これについては、「契約締結の自由」に対する重大な例外を認めることとなるため、慎重な判断が必要と指摘されていた。上告審では、高裁の法的判断とともに放送法の規定の合理性も争われることになるのだろうか。
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大人の対応

2013年11月21日 07時54分59秒 | Weblog
朴大統領は「優れた指導者」=韓国に対話呼び掛け―安倍首相
 安倍首相は、「告げ口外交」に対しては「エレガント・ネグレクト(優雅なる無視)」で答え、他方で「常に(対話の)ドアは開いている」というメッセージを送った。
 「大人の対応」をしており、安心してみていられる。
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