強権人事

竹崎最高裁長官、３月末で退官へ　定年は７月も健康上の理由
　「絶望の裁判所」によれば、矢口洪一よりずっとひどい強権人事により、裁判所の腐敗を深刻化させた人物と評されている。
　後任が刑事畑から出るのかどうかが１つのポイントと思われる。

転勤地獄

アメリカではなぜ人事異動が難しいのか
　瀬木裁判官は、事務総局が裁判官を統制する仕組みの一つに、全国転勤制度を挙げる。官僚組織に限らず、日本の企業は、全国転勤制度を採用しているところが多いが、これは、国際的にみると不思議な現象と思われる。
　アメリカでは、「辞令一本」による異動は、軍隊か官僚組織くらいしか見られないという。その理由は上のサイトで述べられているが、ここで興味深いのは、「軍隊か官僚組織」というフレーズである。
　日本の官僚組織が軍隊をモデルとしていることは、「官房」などという言葉からも明らかで、全国転勤システムも軍隊と変わらない。そして、おそらく大企業（金融機関など）は、官僚組織を真似て自らの組織を構築したのではないだろうか。つまり、日本では、軍隊的組織構造が一般企業の中にも浸透しているのである。

書かない理由

絶望の裁判所
　まだ半分くらいしか読んでいないが、評判通りの本だと思う。
　瀬木さんの指摘する「事務総局支配」は、金融機関の人事を知っている私にはある程度想像がついたが、一般企業のように「勤務評定」がない分、事務総局の力が強まっているのではないかと思う。
　瀬木さんによると、事務総局は、個々の裁判官が書いた判決をチェックしているという。国や公共団体が当事者である訴訟や世間をにぎわせる類の事件について、裁判官が判決を書きたがらず、「和解で落とす」方法を模索するのも合点がいく。

危険度

飲みものの危険度調べました
　発ガン性が指摘されている人工甘味料を中心に、市販の飲料の危険性について警鐘を鳴らした本である。
　「カロリーオフ」飲料が軒並み「不可」とされたのは、砂糖などの代わりに人工甘味料を使っているから。これは納得としても、意外だったのは、ノンアルコールビールは、カラメル色素に加え人工甘味料が添加されているために「不可」であること。ふつうのビールより健康に悪いではないか。

おじさん

カラオケのヤンキー経済化？なぜ年々、過去曲が歌われる傾向が強まるのかを検証
　最近ではめったにカラオケに行くことはないけれど、私の大学時代は、おそらく日本におけるカラオケ最盛期であった。カラオケ店は、例えば神田であれば、今の３倍近くはあったと思う。それが、平成10～15年の間にバタバタ閉店したという記憶がある。
　社会人になれば、仕事が忙しいため、新曲を逐一フォローするのは難しく、数年前のヒット曲、あるいはなつかしい曲しかレパートリーに入らなくなるのは一般的な傾向のようだ。かくして人は「おじさん」化する。
　だが、それだけが理由ではない。「過去曲」というのは、時間というフィルターをくぐりぬけてきただけのことはあって、やはり「良い曲」なのである。最近の歌番組をみると、つくづくそう思う。

フリー

【ウラ芸能】安住紳一郎、不機嫌な事情
　安住アナは「次長」の要職にあり、会社としても囲い込んでしまった形のようだ。
　この記事は、フリーに転身するには遅きに失したと指摘するが、転身するならば、会社に対して不満を抱いたときではなく、自分で積極的に何かをしたいと思ったときの方がよいと思う。私は、脱サラ経験者として本心からそう思う。

心ない人

森元首相、真央に「あの子、大事なときには必ず転ぶ」／フィギュア
16位の浅田真央に無慈悲なインタビュー　「私たちも気持ちの整理がつかないですが…」に視聴者が反発-
　昔、ピアニストのグレン・グールドが、「コンサートは死んだ」といって一切のコンサートをやめた事件があった。コンサートでは、演奏者のミスを内心で喜ぶ「心ない人」が多くいるというのが、その理由の一つだったと記憶している。
　森氏やインタビューアーの発言をみると、この手の「心ない人」がやっぱりいるのだということが分かる。

見直し(2)

　昨日問題になった暴力団組長が身分を隠してゴルフ場を利用した事件について、同僚に聞いてみると、「錯誤の重要性のところで無罪にするのではないか」という指摘があった。どうやら、財産上の損害で切るのは難しいようだ。
　最高裁の判断に注目。

見直し

身分隠しゴルフ場、組長らの詐欺認定見直しか　最高裁
　ちょっと意外な「弁論」開催。
　無罪にするとすれば、財産的損害がないというくらいしか思いつかないが、従来の判例と整合するのだろう「か？

受動喫煙

受動喫煙:職場は全面禁煙に　推進医師連盟が緊急声明
　今でこそ職場での禁煙は一般的なことだが、20年ほど前までは、机でたばこを吸う行為が野放しにされており、稟議書に穴があく事態も発生していた。
　がんの原因の３割は喫煙にあるとされており、ここでいう「喫煙」は受動喫煙も含む。だから、喫煙者には近づかない方がよい。
　ところで、私の知る限り、たばこ事業を主管している役所には喫煙者が多いはずである。自分とこの商品だからという理由もあるのだろうが、決してよい職場環境とは言えないだろう。