Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

容疑不明

2021年12月31日 06時30分28秒 | Weblog
香港当局、著名歌手のデニス・ホー氏を逮捕 容疑の詳細は不明
 「香港国家安全当局は29日朝、歌手のデニス・ホー(何韻詩)氏を刑事事件に関する条例に違反した疑いで逮捕した。香港メディアが一斉に報じた。容疑の詳細は不明。

 逮捕について「容疑の詳細は不明」というのには驚く。
 このニュースで、私はある小説の一節を思い出した。

訴訟 カフカ 丘沢静也 訳
 「Kには覚えておいてもらいたいのだが、訴訟手続きは公開されているわけじゃない。裁判所が必要と考えたときにだけ、公開されるんだ。法律は公開を定めてはいない。だから裁判の書類も、とくに起訴状も、被告や弁護側は読むことができない。」(p169)

 「訴訟」は、法学の博士号を持つカフカだからこそ書けたと思うのだが、手続の公開や双方審尋主義という訴訟の大原則を否定すると、「訴訟手続きは公開されない」、「起訴状を読むことは出来ない」ということになる。
 まさかこれが、21世紀の香港で実現されることになるとは・・・。

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大音楽家の自己嫌悪

2021年12月30日 06時30分09秒 | Weblog
【ライブ配信あり】千代田化工建設 クラシックスペシャル 第九特別演奏会2021(ミューザ川崎シンフォニーホール)

 第九のシーズンである。
 コバケン先生はスコアを使わない指揮で、さすがマエストロといったところ。
 ところで、「歓喜に寄す」について、シラー自身は余りに激しい表現だというので恥じていたらしい(大詩人の自己嫌悪)。
 確かに、「ケルビムは神の前に立つ」、「いだかれよ、もろびと」などと現代の日本の公園で叫んでいたら、警察官から職務質問を受けかねないだろう。
 これをベートーヴェンは交響曲にしてしまったわけだが、大詩人だけでなく、大音楽家にも自己嫌悪というものはあるようだ。
 それは、ショパンの「幻想即興曲」である(遺言不執行)。
 「幻想即興曲」がベートーヴェンの「月光ソナタ」(ソナタ「幻想曲風」)第3楽章のパクリっぽいというので、作曲したショパン自身が世に公開しないよう遺言していたというものである。
 ショパンでさえ、自己嫌悪を抱くことがあったということなのだ。
 どちらもベートーヴェンが関係しているというのは興味深い。
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チャンネル固定

2021年12月29日 06時30分20秒 | Weblog
スーパー銭湯でのアルバイトで体験した出来事 サウナのチャンネルは変えれる?
 「そういえば1度サンテレビの野球中継に変えた時のこと。
 野球中継が終わって深夜番組が始まっていました。
 どうやら大人向けの番組が流れていたようでお客さんから。
 「サウナであれはきっついわ、子どもも見てたで」
 と叱られたことがありましたね。
 最近はスーパー銭湯にあまり行けてないのでサウナのチャンネルがどうなっているのかわかりません。
 大体は固定しているところが多いでしょう。
 結局何がいいたいかって言うと、
 「スーパー銭湯のサウナのチャンネルは固定しろって事」


 行きつけのスポーツクラブのサウナのテレビの下に、こういう表示があるのに気づいた。

 「チャンネルと音量は調整してあります。変更はできません

 これがいわゆる「チャンネル権紛争」(チャンネル争い)を防止する趣旨のものであることは分かる。
 だが、なぜか常に6チャンネルに固定されているのでやや驚いた。
 スーパー銭湯だと、NHKにチャンネルが固定されているところが多いという印象で、大相撲中継などを熱心に見ている人を多く見かけるからだ。
 ちなみに、上の記事を読むと、チャンネルをNHK以外に固定する場合、関西ではサンテレビに一定の注意が必要なようである。
 これに対し、6チャンネルだと、スポーツクラブで一番客の多い時間帯に「水曜日のダウンタウン」などが放送されているので、受けが良いのかもしれない。
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音楽とうつ病(2)

2021年12月28日 06時30分41秒 | Weblog
自殺防止ホットラインを曲名にした人気ラッパーの楽曲、大勢の若者を救っていた【調査結果】
 「イギリスの医学誌「ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(以下、BMJ)」が12月13日に発表した報告書によると、「1-800-273-8255」リリース後、電話が1万件近く増え、さらに10歳〜19歳の自殺が5.5%減少したという。

 音楽が気分に影響を及ぼすことは、おそらく誰もが経験的に知っていることである。
 だが、「音楽を聴きまくる」若者は心を病んでいる可能性が高いという研究結果も存在する(音楽とうつ病)。
 もっとも、「鬱になった時に逃避の手段として音楽を聴くようになるのか、音楽を聴きまくると鬱になりやすくなるのか、その両方なのか、因果関係はまだ明らかになっていません」とされていた。
 抑うつ状態→音楽への依存→「1-800-273-8255」に遭遇→自殺を思いとどまる、という因果連関なのであれば、理解しやすいかもしれない。
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クリスマス自粛(2)

2021年12月27日 06時30分00秒 | Weblog
中国でクリスマス行事禁止の動き…「我が国の伝統文化に打撃を与えている」
 「通知では、クリスマスを「宗教的な色彩を強く帯びた西側の祝日」だとし、関連イベントの開催を禁止した。クリスマスメッセージのメール送信やプレゼント交換の禁止も求めた。その上で、「中華民族の偉大な復興のため」として、中国の伝統文化を振興することを強調した。

 ヨーロッパ諸国では「クリスマス自粛」が物議を醸しているようなのだが、中国政府も「クリスマス自粛」を呼びかけている。
 「宗教は阿片」というマルクス主義的な見地からではなく、「中華民族の偉大な復興のため」というナショナリズムからの呼びかけである点は興味深い。
 
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オミクロン&尾身対策

2021年12月26日 06時30分43秒 | Weblog
尾身会長のオミクロン株への警戒呼び掛けの「意味と役割」 ~「感染を抑えつつ、経済も回す」バランスが重要
 「松井)そうですね。前の経済再生・コロナ対策担当大臣だった西村康稔さんは、優秀な後輩ですが、あの人は尾身先生に引きずられてしまった感じがします。
 飯田)尾身会長に。
 松井)現在の経済再生担当である山際大臣はバランスが取れていると思います。ああいう人に、感染抑制と経済のバランスを取っていただきたい。経済を止めて自殺者が出てしまったら、意味がないですから。
 飯田)自殺者が出てしまったら。


 「経済を止めて自殺者が出てしまったら、意味がない」とあるけれど、既に相当数の自殺者が出ているはずである。
 オミクロン対策の中には、尾身さん及びそれに引きずられてしまう政治家への対策も含まれるのではないかと思う今日この頃である。
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一極集中(2)

2021年12月25日 06時30分03秒 | Weblog
中国軍、台湾想定の上陸侵攻訓練か…面積近い海南島沖3か所で演習
 「中国共産党機関紙傘下の環球時報(英語の電子版)は15日、中国軍が中国・海南島沖の3か所で軍事演習を始めたと伝えた。同紙は、専門家の見方として、中国軍が台湾本島に複数の方向から上陸侵攻する作戦を念頭に、戦闘準備を進めている可能性を指摘している。

語られないロシアの歴史とアメリカとの深い関係
 「1380年のクリコヴォの戦いでモンゴル軍を破り「タタールのくびき」からの脱却の第1歩が踏み出されましたが、モンゴルへの臣従をモスクワ大公国が最終的にやめたのは1480年のウグラ河畔の対峙の時からでした。
 最初に述べたようにロシア人の本質は農耕民族であり、領土を拡大しようとする動きに欠け、地方の大公国という地位に甘んじていました。ところが15世紀の終わりにモンゴル支配から独立してみると、ロシアの東側にはモンゴルが去った後の広大な権力の真空地帯が残されていました。ここから16世紀半ばのイェルマークの探検にみられるようなロシアの東方への進出が始まるのです。


 ウクライナだけでなく、台湾でもきな臭い動きが出ている。
 「台湾有事」の際は、複数の方向から上陸進攻する作戦が採用される可能性があるということだが、これはおそらく台湾の地形に関係している。
 軍事情報からみた台湾問題の「逆説」でも触れられているが、台湾海峡に面した側には上陸ポイントがわずかしかなく、しかも守りが堅いことから、太平洋側からの上陸を計画している可能性があるようだ。
 このことから思うのは、「一極集中」の危うさである。
 例えば、台北に国の機能を集中させ、そこだけ守りを固める戦略だと、そこを集中的に空爆されたり、周囲を包囲して兵糧攻めをされるおそれが出てくる。
 ロシアが「タタールのくびき」から逃れた後で東方に進出していったのは、西側だけを固めるようとしてサンクトやモスクワに国の機能を集中させると、かえって攻略のターゲットにされてしまうという事情があったのかもしれない。
 日本も、首都機能を分散させ、例えば、地下に都市を複数建設するなどの対応が必要かもしれない。 
 これはアニメや映画では出てくる話だ。
 
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年の瀬(2)

2021年12月24日 06時30分16秒 | Weblog
神田正輝、松田聖子「しばらくの間そっとしておいて」沙也加さんと“お別れ”
 「まな娘の遺骨を抱えた神田が「大変申し訳ありません。ありがとうございます」と述べ、2人そろって一礼。「身内の近親者のみでお別れを、そしてお骨にすることができました。皆さんご協力ありがとうございました」と沈痛な面持ちで話し「ただあまり、今2人とも話すようなことではないので、しばらくの間そっとしておいていただけたらありがたいと思います」と配慮を求めた。

 多くの人がそうなのかもしれないが、年の瀬はひたすら仕事という生活で、世間一般のことに注意を向ける余裕が乏しい。
 気になるのは、毎週、月曜日の朝には「人身事故」による電車の遅延が発生していることである。
 思い悩んでいる人たちにとって、世間一般が慌ただしい「年の瀬」は、一線を越えてしまう機会ともなり得るのだろう。
 ただ、昨年と今年については、やはりコロナ禍が影響しているのではないかという気もする。
 合掌。
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実刑と執行猶予の間(2)

2021年12月23日 06時30分36秒 | Weblog
経産省元キャリアに実刑判決 「華美な生活改められず」 給付金詐欺
 「新型コロナ対策の給付金計約1550万円を国からだまし取ったとして、東京地裁(浅香竜太裁判官)は21日、詐欺罪に問われた経済産業省の元キャリア官僚2人に、実刑判決と執行猶予付き有罪判決を言い渡した。

 桜井被告人の実刑は当然として、やや意外だったのは新井被告人に執行猶予が付いたことである。
 私見では、新井被告人は「実刑と執行猶予の間」という認識だったので、よほど情状面で有利な事情が出て来たのだろう。
 桜井被告人に弱みを握られていたという報道があるが、採用時に桜井被告人から何らかの便宜を受けていた可能性もある。
 私の知る限り、キャリア官僚の採用において、現役官僚の推薦は有利に作用するはずだからである。
 こうして、新井被告人は、桜井被告人との際限のない échange の沼にはまっていったと見るのである。
 それにしても、お互いに責任をなすりつけ合うような弁解をするのは見苦しいというほかなく、こうした人たちが国の将来を担っていたかと思うと、ため息が出てくるのである。
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クリスマス自粛

2021年12月22日 06時30分07秒 | Weblog
WHO urges cancelling some holiday events over Omicron fears(BBC)
« On a joué le jeu, on est vaccinés, on se fait tester. On en a marre » : la grande lassitude face à une épidémie de Covid-19 qui n’en finit pas(Le Monde)
COVID: Germany to limit private gatherings — draft document(Deutsche Welle)

 イギリス(BBC)、フランス(ル・モンド)、ドイツ(ドイチェ・ヴェレ)のいずれも、コロナウイルス問題をトップニュースとして扱っている。
 ヨーロッパ全土で「第5波」が拡大していると伝えられており、つい先日はオランダのロックダウンのニュースが報じられたところだが、まだピークというわけではなさそうである。
 これに対し、WHOが呼びかけている「ホリデイ・イベントの中止」は、キリスト教徒の多いヨーロッパでは政治問題化しかねない。
 「クリスマス自粛」の要請にほぼ等しいからである。
 
イギリス 感染者 一日9万人超も 英首相「さらに厳しい規制も」
 「地元メディアは、政府が、クリスマス休暇のあと、家族以外の人たちとの屋内での面会を禁止する措置などを検討していると伝えていますが、新たな規制には与党・保守党内でも、閣僚を含めて反対の声が強いことから、不祥事などで求心力が低下したジョンソン首相は難しい判断を迫られています。

 もともと規制に懐疑的な勢力が相当数存在していることに加え、キリスト教徒の反発もあると思われ、ジョンソン首相が規制強化を打ち出すのは難しそうである。
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