そういえば・・・

　連日ネット（主にネットだけだが）を騒がせている８チャンネル問題。
　さまざまな意見がある中で、おそらく一番的確なのは、自社の子会社が出版権を持っている韓流アーティストを番組内でひたすら宣伝する行為は、放送事業者として問題があるというものではないだろうか。
　スポンサーのCMを流すのは問題ないが、番組それ自体が子会社の宣伝になっているとすると、いかがなものか。それに、●●パシフィック音楽出版に広告宣伝費は必要ないということになる。
　だけど、似たようなことを、ほかのテレビ局もやっていないだろうか。例えば、●本テレビは、グループ内の野球チームを、番組内でやたらと宣伝していたし、逆に野球チームは親会社の新聞を宣伝していたりしたし・・・。
　メディアの自己増殖を食い止めるアイデアが必要なのかもしれない。

言論の自由

【新聞チェック】「韓流批判」の何がまずいのか？高岡蒼甫の退社騒動で突っ込みが甘いスポーツ紙
フジテレビがK-POPを宣伝しまくる理由…「少女時代」「KARA」「東方神起」の音楽出版権を持っているため、K-POPが売れるほどフジテレビが儲かる仕組み
　どうやら、テレビ局批判はタブーのようである。
　とはいえ、立川談志師匠は、「Ｔ●Ｓは昔からやらせで有名」などと広言していたので、大御所には許されるということなのかもしれない。

コーチの力

寺川、１０年越し悲願銀メダルに涙…「ガラスのハート」ついに克服
　一時は引退も噂されたこの選手は、平井コーチの指導でよみがえったようである。そういえば、北島が２００ｍ準決勝でトップになったのも、平井コーチがつきっきりで指導したからではないかと言われている。
　松田丈志と久世コーチにしても、選手本人のみならず、コーチの力は偉大だと思う。

無駄遣い

２７時間テレビ　５億円以上つぎ込んで電気も使い放題だったフジの悪フザケ番組 (ゲンダイネット)
　30年以上前のポンコツテレビだったせいか、今まで８チャンネルが映らず、ここ数年はフジの番組をほとんど見ることがなかった。
　それが、アナログ放送終了を機にテレビを買い替えたので、27時間テレビをちらっと見たのだが、内容の低レベルさにすぐにチャンネルを変えた。
　バカな番組も必要なのだろうが、それなら別に被災者支援などを装う必要はないと思う。

世界観の違い

　最高裁で逆転無罪となった事件の判決文を読んでみて、裁判官の「世界観の違い」に驚いた。
　争点は被害者供述の信用性判断の問題で、多数意見は「信用できない」としているのに対し、検事出身の古田判事一人が反対意見を述べている。
　古田判事は、「殺すぞ」と脅された女性は、常人には理解しがたい心理状態に陥ることを強調し、それゆえすぐ近くにあった交番に駆け込むこともできなかったのだと述べている。多数意見は、人通りの多い路上で、唐突に「殺すぞ」と発言すること自体が不自然だと言っているので、スタートからして対立していることになる。
　おそらく、古田判事とそれ以外の判事とでは、基本的な物の見方の点で違いがあるように思われる。そして、この「世界観の違い」が、有罪・無罪の判断を分けてしまうのだ。
　

事実誤認

強姦罪の被告に最高裁が逆転無罪　「犯罪の証明不十分」
　最高裁で事実誤認を理由に破棄した刑事事件は珍しいとのこと。だが、民事刑事を問わず、事実誤認は日常的にみられる現象である。
　先日、ある民事事件の判決で、おかしな事実認定があった。ある人物の自宅の駐車場に停めてある車（持主である義母は、飲酒したために徒歩で帰宅している。）を見て、その人物が「俺が運転して義母のところに返してくる」と発言したことが認定されていた。だが、車のカギは持主が持っているわけであり、その持主は帰宅しているのだから、そのことを知っている人間が「俺が運転して」云々と言うわけがないのである。当然のことだが、車のカギは車の所有者が所持しているのが通常である。
　どうしてこんな事実誤認をやってしまうのか？

国策なのに・・・

問い合わせや苦情１０万件以上「操作方法分からない」「チューナーが売り切れている」
　ブルーの画面が出て、ようやく重い腰を上げて近くのビッ●カメラに行くと、テレビが品薄である。「8月23日入荷」などというフダの付いたものもある。やむなく、持ち帰り可能で安いものを一台購入し、セットしてみる。
　なんという映りの良さ！「家電製品は壊れるまで使う」という信念が揺らいだ一日であった。

伝染性コルサコフ症候群亜型

　「新潮45」8月号で、里見清一医師が、最近２代の総理大臣はコルサコフ症候群を発症していると指摘している。要するに、健忘症のようなものである。
　しかも、面白いことに、これが先代から当代に伝染した（ただし、後から発症しただけあって、症状は軽い。）のだという。

双極性障害

躁うつ病はうつ病より怖い (ゲンダイネット)
　辞任した大臣に関連して話題になった「躁うつ病」。「躁」と言えば、最近の玉置浩二氏や亡くなった黒川紀章氏を思い出す。人目を気にしない独特の言行がサインのようである。
　アメリカでは、子供の双極性障害（「バイポーラー」と呼ばれている）が一部で問題になっているらしい。

鍵

東電ＯＬ事件、再審の可能性…別人ＤＮＡ検出（落合弁護士のブログ）
　ある否認事件について、「●●は容疑を認めているという」と書いた新聞を見て以来、刑事事件の報道は疑いの目で見ることにしている。この事件も、証拠を見てみない限り、新聞報道は信用できないと思う。裁判とはそういうものだ。
　とはいえ、新聞報道などを総合してみても、この事件が相当きわどい事件であることは推測できる。ただ、落合先生も指摘するとおり、「鍵」の問題は、弁護側がどうしてもクリヤーできない難点のように思われる。