Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

適度の自己愛

2021年07月31日 06時30分47秒 | Weblog
鈴木保奈美 義娘も味方に!貴明を屈服させた周到すぎる離婚準備
 「今回の保奈美の離婚決断について、夫婦問題研究家の岡野あつこさんはこう語る。
 「鈴木さんと石橋さんのように長く夫婦生活を送ってからの離婚は、妻側から切り出されることが多いです。というのも、妻として母として家庭に人生の大半をささげてきたなかで、子どもから手が離れてくると自分について振り返る時間が増えてきます。そうなったとき、特にまだ50代半ばくらいだと『残りの人生は悔いなく自分のために使いたい!』と思い、自由のために離婚を望むようになります」


 来るべき時が来たかという印象である。
 二人が結婚した時の、鈴木保奈美氏の発言は強烈な印象を残した。
 記者会見で彼女は、「今まで自分のためだけに生きてきたけれど、誰かのために生きたいと思うようになりました」という趣旨の発言を行ったが、これがそれまでの役柄と正反対だったので衝撃を受けたのである。
 彼女が演じてきたのは、ワガママ、自己中心的、プライドが高い、などといった属性をもつ「バブル系自己愛過剰型」の若い女性が多かった。
 対して、石橋氏が典型的な「パワー系自己愛過剰型」の人間であることは、おそらく衆目の一致するところでだろう。
 なので、この二人のカップリングはかなり意外であり、同様の感想を抱いた人も多かったのではないかと思う。
 どんなに自己愛の強い女性も、ラカンのいわゆる「奴隷のように誰かに従属したい欲求」が高まる時期が来るものであり、そうした時期に「他人を支配したい男性」に遭遇すると、この種の結婚が成立するように思う。
 その鈴木氏も、再び自分のために生きる時間を持ちたいと思うようになったようだ。
 月並みな結論だが、人間はやはり自分自身のために生きるべきであって、他の人間のためだけに、ましてや特定の集団・思想などといった生身の人間を超越した抽象的なものだけのために生きるのは、やはり間違っていると思うのである。
 そのためには、他者に隷属したくなってしまうような自己愛不足はダメだし、他者を支配したくなるような自己愛過剰もダメであり、適度の自己愛をどう保つかが必要だという気がする。
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制限緩和

2021年07月30日 06時30分11秒 | Weblog
衆院選、自民世襲候補が続々名乗り
 「「世襲だからよい、世襲だから悪いということはない」。自民党の二階俊博幹事長は20日の記者会見で、世襲の有無を公認候補を決める際の条件としないことを強調した。
自民後継に世襲続々 たたき上げ菅氏、口挟まず―次期衆院選
 「衆院選不出馬を表明した自民党のベテラン議員の後継に、世襲の新人候補内定が相次いでいる。世襲は選挙地盤や親の知名度などを生かせるメリットがあるが、政界への新たな人材参入を阻んでいるとの批判も根強い。国会議員秘書出身で「たたき上げ」の菅義偉首相はかつて世襲制限を主張していたが、今回の決定に異論を唱えた形跡はない。

 菅首相が、自民党世襲候補を容認するかのような姿勢を見せている。
 かつて「世襲制限」を訴えた人なので、今になってそれを緩和させるのは変節だという批判も出かねないところである。
 この背景には、二階氏が、世襲候補を容認する考えを明らかにしたことがあると思われる。
 基盤が必ずしも盤石ではない首相にとって、二階氏の意向に反する見解を示すことは難しいのではないかと思われるわけである。
 衆院選まで余り時間がない中で、勝つためには世襲候補者を立てるのが手っ取り早いという現実的な判断なのかもしれない。
 だが、仮にこれで自民党が衆院選に勝利する(あるいは大負けしない)ということであれば、社会が世襲を容認しているということになるのではないだろうか?
 
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姓の廃止

2021年07月29日 06時30分30秒 | Weblog
世界で異例の夫婦別姓、世論は7割賛成も最高裁判決はまたNO 女性裁判官は15人中2人
 「海外で夫婦別姓を認めない国は日本以外に見当たりません。国によっては同姓、別姓、ミドルネームのように夫婦の姓を結合して使う「結合姓」、新しく姓を作ってもいい国だってあります。
日本の場合、96%が婚姻の際に夫姓を選んでいることは問題だとして国連はこれまで3回、是正勧告しています。現在は男女とも婚姻前にキャリアや信用、人脈、資産を積んでいます。改姓に伴う負担、コスト、手間は大きすぎるのではないでしょうか。


 日本の制度が特殊であることは確かなようだが、これがもっぱら男女差別に基づくものであるかどうかについては、異論の余地がある。
 夫の姓を名乗ることは、男女差別であると同時に、かつてのイエ制度の名残りであるという指摘も有力だったからである。
 だが、これについても異論があるようだ。

未だに夫婦別姓が進歩的だと勘違いしている人たちへ
 「夫婦同姓とは、夫婦一体を重視した欧米から輸入された近代的な家族像に基づくものでした。近代化を遂げて欧米列強の仲間入りをするためには、従来の伝統的な家族観を捨て去る必要があったのです。つまり、現在の選択的夫婦別姓導入派の主張とは真逆に、当時は夫婦別姓が日本古来の伝統的なイエ制度を破壊するものとして批判にさらされていたのです。
 こうしてみると、結局はイエ制度や個人の尊重と、同姓別姓は論理上において必ずしも一義的に結びつかないことがよくわかります。ましてや、同姓であれば遅れている、別姓であれば進んでいるというものでないことは明らかでしょう。現在交わされているそれぞれの主張の論拠に思想上の混乱が透けて見えます。
 ちなみに、お隣の韓国では、これとは逆に伝統儒教的な家族観を今なお重視しているがゆえに、結婚しても終生実家の姓のままで過ごすことが一般的です。
 さぁどうでしょうか。このように見てくると、本当に選択的夫婦別姓制度の導入が、近代的な個人主義に基づくイエ制度からの解放であると言えるのでしょうか。他方で、夫婦同姓を続けることは日本古来の伝統的家族像に合致しているのでしょうか。
 ぜひ一度、よーく考えて見てください。


 この論者は、「夫婦一体」=核家族的家族観によってイエの克服が試みられたという見方を示唆している。
 色々と考えてくると、姓に異常なまでに執着するのは、いずれにせよイエ制度の名残りという気がする。
 極論かもしれないが、姓への執着をなくし、「姓を名乗らないことも選択できる」制度があっていいように思うのである。
 
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現場介入と空中分解

2021年07月28日 06時30分54秒 | Weblog
“森案件”の市川海老蔵、小池の“火消しと木遣り”…東京五輪の開会式は「政治利用」の答え合わせがたまらなかった!
 「《現場で1つの演目のストーリーと出演者を固めた後、組織委や都の有力な関係者やJOC(日本オリンピック委員会)サイドから、唐突に有名人などの出演依頼が下りてくる。部内では有力者ごとに「○○案件」とささやかれた。》(東京新聞・同)
 つまりエライ人達から「○○を開会式に使え」という現場介入が多かったという。すいません、やっぱり「五輪の闇」でした。政治利用の祭典でした。


 「現場介入」は、多くのサラリーマンにとって無縁でない言葉だと思う。
 オリンピックの場合、組織委、都、JOCだけでなく、スポンサーもあるわけで、人選に関してものすごい「現場介入」があったことは容易に想像できる。
 「現場介入」に対しては、国によっては強力な権力を背景として独裁的に仕切ることも可能なのだろうが、日本ではそういうわけにはいかない。
 なので、議論によって決めるか、調整能力に優れた複数の「仕切り屋」主導で出来るだけ円満にまとめるか、(サラリーマン社会では常とう手段である)一定の「ルール」に基づいて人選を行うか、あるいはこれらを併用するか、などといった方向性があるように思うが、今回のオリンピックでは、これらが全て失敗したという気がする。
 ちなみに、「議論」がおよそ成り立たっていなかった点は、MIKIKO氏の件で明らかである。
 おそらく、多くのカイシャで、この種の「空中分解」が起こっていることだろう。
 他人事ではないのである。
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主語不明

2021年07月27日 06時30分31秒 | Weblog
【速報】開会式の制作費165億円のうち利益が164億円(デーブ・スペクター)

佐々木宏氏「調子乗って出したアイデア」謝罪文全文
 「MIKIKOさんを中心に考えられていた開会式プランは、私が白紙化した事実はなく、演出予算が10億で4式典をやると言われ、私はむしろ、簡素化、安心安全へのコロナ後の、また大幅に予算削減の中で、それまでの企画演出を、LIVEではなく、remoteでできないか、という視点から、MIKIKOさんのプレゼンされた企画書の絵を使い、縮小したりしながらIOCに提案しました。

「演出予算が10億で4式典をやると言われ」とあるくだりが引っかかる。
 「言われ」たというが、誰が「やる」と言ったのか、主語が明らかでない。
 やはり、この国はおかしいとしか言いようがない。
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勝利至上主義

2021年07月26日 06時29分34秒 | Weblog
Olympics open with a thud for Team USA, bright spots ahead with skateboarding and surfing (USA Today)
"U.S. athletes failed to medal on opening day for first time since 1972 Games. "
 
  USAトゥデイは、米国選手が初日にメダルを獲れなかったのは1972年以来のことだと大きく報じている。
 メダルを獲ったことではなく、獲れなかったことがニュースになるくらい、アメリカは勝利至上主義に染まっているということである。
 私のように、池江選手が無事泳ぎ切っただけで満足するような人間は、アメリカでは暮らしづらいのだろう。
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見えない集団

2021年07月25日 06時30分00秒 | Weblog
そもそもMIKIKO氏チームの企画案は、リハーサル寸前まで進められており、完成形に近いものだった。総勢500人に及ぶスタッフやキャストらとも、本番に向けて契約を結んでいたという。 ところが、電通側は、昨年5月にMIKIKO氏が責任者から降ろされて以降、彼らの処遇を宙ぶらりんのまま放置していた。一方で、新たに佐々木体制に変更したからといって、逆に契約を解除するという連絡を取ることもなかった。
 何だか、労働相談で頻出する、「解雇するのではなく、精神的に追い詰めることによって自主退職に追い込む」やり方に似ていて不愉快極まりない。
 集団が背後に隠れていて、第三者には見えにくいというところもやはり気味が悪い。
 「権力と金力に群がる集団」という、夏目漱石が蛇蝎のように嫌っていた日本最大の病原菌が、現在も盛んに活動しているのである。
 だから、「日本は終わってしまう」というのは大袈裟な表現ではない。
 私見だが、第二次大戦などの経験から何も学んでいないことを指摘したものと言えるだろう。
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呪いの原因

2021年07月24日 06時30分33秒 | Weblog
東京五輪はなぜ「呪われたオリンピック」になったのか
今回の東京オリンピックが1964年と違うのは、開会式などのスタッフに音楽やダンスなどのクリエイターが多いことだ。この世界にはスポーツ選手のようにルールを守る文化はなく、小林氏のような危ないコントも劇場では珍しくない。
 ところが組織委員会は体育会系で、こういう文化がわからない。その微妙な判断を電通にまかせたため、その矛盾が開会式まぎわに噴出した。演出スタッフが発表された今年7月14日から1週間で、多くの不祥事が出てきた。
 この情報源の一つは、契約を切られた元の演出案のスタッフだろう。小山田氏の話は業界では知られていてネット上にも出ていたが、小林氏の動画はよほど事情に詳しくないと知っている人はいない。
」 
このようなちぐはぐな対応の原因は、オリンピックを延期したとき、路線転換が遅れたことにある。緊急事態宣言のもとで行われる大会は政府の危機管理と一体なので、本来は1年延期した段階で、あらゆる事態に政府として対応できるように組織委員会を改組すべきだった。それを逆に電通に丸投げしたため、責任不在になったのだ。橋本会長には当事者能力がないので、大会が始まると、さらに不祥事が出てくるだろう。

 「危機管理」対応を怠り、電通に丸投げしたところに根本の原因があるというのが池田氏の指摘である。
 内部告発説について言えば、何の落ち度もないのに契約を解除された元スタッフの恨みが、電通ひいては組織委員会に向けられていることは、容易に想像出来る。
 他方、一般の国民においても、種々のイベントが中止となっているにもかかわらず、オリンピックが開催されることには反発が多いわけで、東京五輪に対する恨みがマグマのように溜まっている。
 こういう風に、多くの人の恨みを買ってしまった時点で、「呪われた五輪」になることが確定したようであり、今後さらに不祥事が出てくる可能性がある。
 「東京オリンピックは中止になる」という予言は的中するのだろうか?
 
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教育格差

2021年07月23日 06時30分02秒 | Weblog
スタディアシストについて
 「私は長年教育関係の仕事に従事し、多くの子どもと接してきました。その中には、経済的な理由で勉強を続けることを諦めなければならない子どももいました。
 そういう子に限って、頑張り屋で結果を出していたりするものです。
 経済的な理由でもう続けることができないと告げるときのその子の気持ちはどうであろうと慮ると砂をかむような無力感を感じます
。」
「スタディ・アシスト事業」を視察
 「「スタディ・アシスト事業」は、成績上位者でありながら経済的事情で塾に通えない生徒を支援(例えば、英数二教科、各50分事業を週一回実施)する事業です。市教育委員会の方からの「このような事業をまさに待っていた」という声を嬉しく伺うとともに、土曜日に登校して学ぶ生徒たちの背中を見て胸が熱くなりました。

 先日の都議選での演説などを聞いていて、「教育格差の是正」を政策に掲げる候補者がいるのに驚いた。
 私が生まれ育った地方のド田舎では、こうした政策を掲げる政治家は皆無だったからである。
 東京都では、公立中学校の生徒の7割が塾に通っているらしいが、塾代を負担できない家庭の場合、希望する高校への入学をあきらめざるを得ない生徒が発生していることだろう。
 そのような生徒は、その後、就職においても不利になってしまい、高所得の仕事に就職出来ない可能性があるのだろう。
 こんな風にして「教育格差」が拡大しているという問題意識があるようだ。
 でも、「高学歴」、「高ステータスの職業」を追求していくと、こうなってしまうおそれもある(家賃支援金だまし取った経産省キャリアを懲戒免職処分 経産省)。
 なので、単に「高偏差値」を尊ぶような教育ではなく、「他者の欲望を欲望する」ことに邁進しない、自立した個人を育てるような教育が望まれる。
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当たりか、外れか?

2021年07月22日 06時30分36秒 | Weblog
東京オリンピック 23日に開会式 選手の準備は最終段階
 「東京オリンピックは4日後の今月23日に開会式が行われ、17日間にわたる大会が開幕します。多くの競技で会場での公式練習が本格的に始まり、選手たちの準備は最終段階に入ります。

 外れた予言でこの予言者の方に失礼になりそうなことを書いてしまったので、当たりそうな予言で修正したのだが、ついに予言の当たり外れが確定する時がやってくる。
 さて、予言の内容は「東京オリンピックは中止になる」というもの。
 若干疑義はあるが、「開催されたものの何らかの事情で途中で続行できなくなる場合(一部中止)」を含むと広く解釈してみる。
 そうすると、結局、閉会式が終了するまでは、予言の当たり外れを確定できないということになりそうである。
 というわけで、大地震や戦争などで開催又は続行不可能となる事態に陥るかどうかという話だが、こう考えてくると、やはり予言は外れるのが望ましいだろう。
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