Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

却下

2018年04月30日 07時53分20秒 | Weblog
勾留認めず、1割超え=東京と熊本、全国でも5%迫る―裁判官の意識変化か・最高裁
 「警察が逮捕した容疑者を取り調べるため、身柄拘束の許可を求める検察の「勾留請求」を東京地・簡裁が却下した割合が2017年に12.69%となり、統計が残る1985年以降、初めて1割を超えたことが28日、最高裁への取材で分かった。」

 ロースクールで教えていた裁判官は、「年に最低2件は勾留請求を却下するようにしている」と仰っていたので、かなり前から「人質司法」に対する反省はあったのだろう。
 それに加え、東京地裁などでは、比較的容易に逮捕令状を発付してしまう簡裁裁判官に対する不信感などもあるように思われる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

広告に非ず?

2018年04月29日 07時54分28秒 | Weblog
京大はタテカン撤去指導を無視すべきだ…言論活動は景観保護に優先する
 「タテカンは屋外広告物ではない、言論機関だ」
 「時代は下り、現在の京大のタテカンを見ると、サークルの勧誘やイベントの告知など、非政治的なメッセージ、つまり広い意味での「屋外広告物」に堕したものが多い。しかし、そんななかにあっても、政治的なメッセージや大学を含む体制批判的なものも見られる。以前には当時の総長の辞任を要求するタテカンも掲出された。
 今回の京都市の指導に対して、「タテカンは条例違反という無粋」と書かれたタテカンも掲示されたが、なんともウィットに富み、この大学の学生の知的レベルが伺える。」

 朝日新聞が報じた京大の「タテカン」問題。
 屋外広告規制は、憲法を学んだことのある人なら誰でも考えたことのある問題である。
 この論者は、「タテカン」が「言論機関」、要するに「パブリック・フォーラム」に近いという趣旨の主張を行っている。
 とはいえ、内容によっては「屋外広告物」に堕するものもあるとしているから、主張は微妙・不安定である。
 やはり、「言論」であって「広告」ではないという主張はちょっと苦しい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

目標達成?

2018年04月28日 05時53分53秒 | Weblog
北朝鮮の対話攻勢「制裁が効いた」とだけ見るのは早計
 「対話攻勢の転換点となった「新年の辞」においても、強力で頼もしい戦争抑止力を保有したとして、北朝鮮の核武力が米国のいかなる核の威嚇も粉砕する強力な抑止力となることを強調している。要するに北朝鮮は最初に核を手放してしまうのではなく、核保有国の立場から核をめぐる対米交渉を進めようとしているのだ。その上で、交渉に入れば米国とは条件闘争に入るものと考えられる。北朝鮮の実際の核能力については不明な点もあるが、制裁が厳しさを増す中で進めた計画には一つの区切りがついたと考えているのだろう。」

 この論者は、北朝鮮は、既に「強力で頼もしい戦争抑止力を保有した」という前提で米国との条件闘争に入ると予想している。
 確かに、非核化の目標は、「核保有国である米国の軍隊の撤退」を含むとみることもできる。
 いずれにせよ、答えは1か月後に出るだろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人を傷つけやすい職業

2018年04月27日 08時22分41秒 | Weblog
体罰根絶 部活動の指導法改善へ模索 各自治体
 「「部活動で絶対負けたくない」「覇気のない部員を見ると無性に腹立たしい」「そういう生徒に粘り強く言葉で指導するのは無駄だ」--。神奈川県教委がまとめた「部活動指導ハンドブック」(2011年1月改訂)には、体罰につながる項目を並べた指導者向けの自己点検リストがある。ほぼ全項目が該当すれば体罰しやすい状態にあり、注意を促す。」

 「必勝!」、「ファイト!」などといった言葉は、体罰の前段階を意味するようだ。
 大人が子供を指導する場面では、子供を身体的・精神的に傷つける危険が生じやすいが、部活動では特にその危険が大きい。大人同士であれば抑制が働くだろうが、それも期待できない。
 学校教師、特に部活動を担当する教師は、人を傷つけやすい職業という見方もできる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シャープパワー

2018年04月26日 08時16分36秒 | Weblog
「孔子学院はシャープパワー」 全米民主主義基金副会長のクリストファー・ウォーカー氏インタビュー
 「--シャープパワーに警鐘を鳴らすのはなぜか
 「中国やロシアなど抑圧国家が冷戦期に比べて民主国家のメディア、教育、文化の分野で自由に活動するようになったからで、孔子学院もその一つだ。中露は自国の政治やメディアを外部に対して閉ざす一方、民主主義国の開かれた空間を検閲や議論の操作で食い物にしようとしている。だから私たちはシャープパワーであると言っている」」

 この人は深いことを言っていると思う。
 この人によると、他国の言論空間に対しても、「検閲や議論の操作」を行うことが可能なのである。
 ちょっと調べたところでは、他国での教育内容を政府が事前にチェックする、関係者に対し特定の話題は避けるように仕向ける、などの方法があるようだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サラダフィッシュ

2018年04月25日 07時28分00秒 | Weblog
サラダチキンならぬ「サラダフィッシュ」続々と 市場拡大の“波”乗る
 「コンビニやスーパーで拡大が続くサラダチキン市場。この波に乗り込もうと、魚版のサラダチキン「サラダフィッシュ」が続々誕生している。鶏肉の代わりに魚肉すり身やサーモン、マグロ、カツオを使い、そのままサラダのトッピングや調理素材に使いやすいとして売り込む。最近はサラダチキンが調理素材に使われる傾向があり、働く世代の時短料理やダイエット食などサラダチキン魚版の用途拡大が期待されている。」

 私は、かなり前から、朝食にはべビリーフに魚介類(じゃこ、しらす、アサリ、シジミ、エビなど)をトッピングして食べている。
 ある医師が書いた本で、「ご飯の代わりに生野菜を食べる」という食事法(今でいう糖質制限ダイエット)が推奨されていたが、サラダだけだとどうしても味気ない。
 「じゃこサラダ」を提供する飲食店は昔からあったが、ご飯にかけるものをサラダにもかけてみようという発想で、じゃこだけでなくいろいろなものをサラダにトッピングしたら、結構おいしかったのである。キムチなどもサラダに合ったりする。
 「糖質制限主義者」は、「野菜とたんぱく質のセット」を好むのではないかと思う。 

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

退職金

2018年04月24日 07時42分23秒 | Weblog
福田次官、24日に辞任=退職金5300万円、野党の反発必至―セクハラ疑惑
 「希望の党の山井和則衆院議員は「謝罪も処分もなく退職金を満額受け取ることになれば、安倍政権がセクハラを放置、容認することになる」と批判した。」

 この議員は、麻生大臣が福田次官に懲戒処分を行ったとして、それが法的に争われたらどうなるかを考えているのだろうか。
 退職金を全く支給しないのは懲戒免職の場合くらいだと思うが、懲戒免職に相当する非違行為があったわけではない。退職金の「自主返納」を求める法的根拠も見当たらない。
 
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

私生活上の不品行

2018年04月23日 07時32分56秒 | Weblog
米山知事、福田次官、前川喜平氏、誰が最も「悪質」か --- 八幡 和郎
 「(1)既婚者の文科事務次官が出会い系バーに入り浸っていた、のと
  (2)独身の新潟県知事が少しお遊びしていた、のと
  (3)財務事務次官が酒の場で品の悪いトークをした、のと
どれがいちばん悪質か順序をつけるとすればどうなるのか。

私は(1)(2)(3)の順序だと思う。文部科学事務次官という、全国の先生方にとって模範的であるべき立場からいって許されないと思う。同じことを校長先生がしたらただではすまないだろうからだ。学校の先生に対して禁欲的であることを要求している親玉の立場から許されない。」

 八幡氏は、私生活上(業務外)での不品行とはいえ、倫理的な責任を考える場合には、仕事上の立場が影響すると考えているようだ。
 だが、法的な責任を検討する場合には、被害者の有無が影響してくる。つまり、(3)には被害者(テレビ朝日の記者)がいるが、(1)(2)には被害者がいないということが重要である。
 倫理・法の両面から考えると、(2)は最も責任が軽いと思うが、今のところ、辞任という重い結果に至ったのはこれだけである。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

両立しない

2018年04月22日 07時37分12秒 | Weblog
理解しやすい政治・経済 教科書マスターから受験対策まで 改訂版 (シグマベスト)

 佐藤優氏も推薦していた教科書で、社会人も使える優れものである。
 その中で、雇用問題に関する記述(p281)に目がとまった。
 そこには、「これからの雇用に関する二つの考え方」として、

A 能力主義がより重視されるべきである。
B 安定した雇用という日本的経営の良さは維持されるべきである。

という記載がある。両者は対立するものとして位置づけられているようだ。
 Aでは、「グローバル経済の中で、競争に勝ち抜くためには効率的な経営が要求されて」おり、そのために成果主義が採用されるべきであり、また、「必要な労働力を必要な時に調達するため」に、「非正規社員の就業環境も整備されるべきである」とある。
 ところが、現在、非正規社員と正規雇用社員との身分格差と前者の生活の不安定さなどが社会問題化しているわけであり、「効率的な経営」と「安定した雇用」を両立させるのは難しい(AとBとは両立しにくい)という指摘が出てくるだろう。
 また、それ以前の問題として、「グローバル経済」とそれに伴う「競争」を所与のものとして受け入れることについても、批判的な検討が行われているところであるし、イギリスのEU離脱やトランプ大統領の誕生などは、「反グローバル化」の一環としてみることも可能である。
 2008年版の上述のAの考え方については、現状に即して見直されるべきではないかと思う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

採用減

2018年04月21日 05時49分27秒 | Weblog
3メガ銀、新卒採用3割減…低金利やIT化で
 「三菱UFJ銀行と三井住友銀行、みずほフィナンシャルグループ(FG)の3メガバンクは、2019年4月入社の新卒採用数を今春より約3割減らす。」
 「メガのうち、最も減らすのはみずほFGで、19年4月入社は700人と、前年の1365人から半減させる。ほかの2メガと比べて業績が伸び悩んでいるからだ。」

 金利収入を収益の柱とする銀行は、低金利のため業績が芳しくない。
 また、収益が悪化するとすぐに「人員削減」で対処するというのも、銀行らしいやり方に見える。
 だが、金利に頼る収益構造を変革するという発想はないものだろうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする