オカリナと水泳日記、あ、うつ病と拡張型心筋症なども

病気は「ついで」かい!というようなタイトルですが(苦笑)。
古い記事はうつ病との闘いの記録?や花作りがメインです。

娘と「火垂るの墓」

2006年07月29日 | 徒然雑草(びっきぃのこと)
少し前の夜の話です。5歳になる娘と寝室に行ったところ、娘が寝る前に「火垂るの”お”墓」見たい。と申します。

少し前に女房と一緒に見て、エンディングで布団に突っ伏して号泣した、と聞いていたので、「悲しくなるよ。いいの?」と聞くと「うん。」とのことでDVDスタート。

関係ない話だけど、始まりのクレジット見る限り、この映画(アニメ)ってワーナーブラザーズの配給だったのね。ジブリだと思ってたけど。つまりびっきぃは見るの初めて。

で物語スタート。舞台がびっきぃの故郷でもある神戸なので、その点でもびっきぃにとっては複雑な気分。だって子どもの頃母方のおばあちゃんに、神戸空襲の時の話を聞かされたりしてたからね。

で、エンディング。
娘がどうという以前に、自分が「うるうる」きてしまったんですが、ふと娘の方をみると、眼の下にいく筋もの涙の後が…。

「おいで」って抱っこしてやると、しがみついて「ひっくひっく」と泣いています。
戦争の怖さ、愚かさを小さな胸に刻んでいるのかな、と思いつつ、そろそろこの手(悲劇系)の物語も見せたり聞かせたりしてもいいんだな~、と思ったびっきぃでした。


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愛車、初期型オデッセイです。

2006年07月29日 | 徒然雑草(クルマのこと)
最近は見ることも少なくなった初期型オデッセイがウチの愛車です。

初めて乗ったときの感想。「恐ェ~!!」でした(苦笑)。
カーブでのロールが安定しない。フラフラしててどうしようもありませんでした。

でもその前に乗ってたのがスプリンタートレノだったので、「ファミリーカーってこんなもんなのかな」と思い購入した次第。

まあ、使い勝手は抜群に良いですね。後継のフルモデルチェンジしたオデッセイや現行のオデッセイよりずっと良いと思います。

ただ問題はフラフラ感。やっぱり気になる。というか恐い。
で、ミニバン市場が出来て、ミニバン用タイヤが出回りだしたころ、ちょうど交換時期でもあったので、タイヤ替えました。

確かダンロップのRV501。
いやあ驚いた。カーブでの安定感が全然違う。路面のギャップは敏感に感じるようになったけど、すごい安心感。
もっと早く替えればよかった、って思いました。

もし純正のタイヤのまま乗ってる人がいれば(まあいないだろうけど)、いわゆるミニバン用タイヤに替えることをオススメします。
タイヤメーカーが「ミニバン用」ってラベル替えてるだけじゃないことがわかりました。はい。



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10kg減量してました(過去完了形)。

2006年07月29日 | 徒然雑草(びっきぃのこと)
もう1年以上前になりますが。

びっきぃは10kgの減量を成功させました。
ただし、その前に社会人になってから25kg太った、ということはあるんですが…。

それはともかく、どうやって体重を落としたか。
運動と食事制限です。ハイ。減量の王道ですわ。

具体的には…。
運動は、自転車通勤してました。片道10kmほど。結果的に週2回くらいだったかな。
食事制限は、朝昼は普通に食べて、夜はいわゆるダイエットスープorプロテイン(筋トレした日)。

考察するに、いわゆる安静時代謝を良くすることと、筋肉を増やすこと、そして摂取カロリーを抑えること。
まさに減量の王道ですね。

筋肉を増やすには筋トレしかありません。ただキツイ筋トレは必要ないです。
なぜなら安静時代謝に関係するのはいわゆる遅筋(赤筋)。軽い負荷でゆっくりと鍛えるのが効果的です。

それで、筋肉を増やしたら、今度は代謝効率を上げることが重要です。
これは運動をすること。
びっきぃは自転車通勤してましたが、それによる消費カロリーなんて知れています。

それより、自転車通勤によって筋肉が柔らかくなり(ホント、ふくらはぎなんてびっくりするぐらい柔らかくなりました。)、代謝効率がアップします。

これで、3ヶ月で10kgの減量に成功しました。

でも、もう10kgくらいは落とす必要があるんですけどね(笑)。

とにかく、消費カロリーが摂取カロリーより多ければ必ず減量できるんです。
あとは、個人の努力?の問題。

うーん。最近は努力が足りないな。。。


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ようやく梅雨も明けそうですなあ。

2006年07月29日 | 徒然雑草(びっきぃのこと)
「お花たち」カテゴリーのネタです。

といって特にネタはありません(笑)。
雨続きで水遣りはしてないし、ばたばたしてて?ゆっくりお花さんたちを眺めてもいないし…。

あ、そういえば玄関前の花壇に植えたマリーゴールド。
葉っぱばかり茂って一向に花がつきません。
庭の壁の下にプランターで植えているマリーゴールドは良く咲いているんだけどね…。

土が問題なのかなあ。プランターのは新しい培養土、一方花壇は秋冬のビオラ・パンジーの後にそのまま植えたからな…。
花を咲かせる養分(リン酸?)が足りないのかもしれません。


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3週連続で金曜日に鼻炎です。

2006年07月29日 | 徒然雑草(びっきぃのこと)
今日は週末金曜日♪なんだけど、また鼻水ズルズル、くしゃみヘックション!

これで3週連続だよ。しかも金曜日ばかり。不思議だ…。

仕事の方は、昨日できなかったサ店へのツケ支払と固定資産税の支払などをしに徒歩15分ぐらいの、ウチが管理しているビルとその近所の銀行その他へ。

少しでも涼しいうちに…、と午前中に出かけたけど全く意味ナシ。
暑いわい!汗ダラダラで、愛想のいい銀行の窓口のお姉さまに、「(手続き待ちの間)涼んでいって下さいね♪」なんて言われる始末。

帰ってきても汗が引かなくて、支払ってきた経費なんかの伝票処理が、すぐにできない状態でした。

いやあ本当に夏ですね~。つーか温暖化進みすぎ。もう日本は熱帯ですな。


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徒然雑草2

2006年07月29日 | 徒然雑草(うつ病・拡張型心筋症のこと)
一回目の休業の後書いた徒然雑草(’04/12~’05/04)。
また、「書きながら考えることで新たな気づきを得る」という手法で「2」を書いてみました。

‘06/07/06

徒然雑草2

2回目の休職から復帰し、2ヶ月弱経った。
まだまだ、以前の俺には戻っていない。
おねえには、「昔の自分に戻る必要はないんだよ」と言ってもらったけどね。

今日は、自分がなぜ「うつ」に陥ったのか、思いつくままに綴ってみたいと思う。

時期は、カーシートの開発・営業からF社の企画管理部(経理)に替わったのが、確か‘02年の5月。
それ以前からカーシートの仕事に対して、意欲は減退していた。
マンネリ化してしまっているのかな。なんて思っていたけど、今思えば「うつ」の初期症状だったと思う。

それから労働組合か。ちょうど異動の1年前から衣料TX部隊のS社移管に関してゴタゴタやってたし、それまでもT社,F社の分社などいろんな事案に対応していたなぁ。

で、F社で企画管理部の経理に替わってどう思っていたか。感じていたか。
自分の中では歓迎していたと思う。本来は、過去の徒然雑草の通り、人事の制度グループに行きたいと思っていたけど、会社全体をつかめる経理にも興味はあった。
結果的には、人事制度と管理会計の有機的結合、という夢をみつけることができた。

なのに、なぜ「うつ」になったの?

過去の徒然雑草をみると、原因として考えられる自分の個性には以下のようなものがある。
・人にスゴイ奴だと認められていたい。
・常に努力、向上心を持ち、知識・能力の向上を図らなくてはいけない。
・常に向上しなければならない。
・常に一生懸命(フルパワー)。
・人に認められることでのみ、安心感を得ていた。
・人に認められるために、常に努力、向上心を持ち、知識・能力の向上を求め続けていた。
…etc
だから、異動した企画管理部の歓迎会で「半年で簿記2級取ります。」と宣言し、その通り取得もした。
一年で税務とPBOを除きF社の決算をこなし、会計監査にも対応した。
会計士にも誉められたよ。「たった1年でここまで対応できるってすごいですね。」って。
すごく嬉しかったし、また今思えば、そういう風に人に良い評価をされることが働き甲斐であり、生き甲斐であったんだろうと思う。

で、なぜ「うつ」になったか。
「外部環境」的なところから言うと、「ヒマ」だったからということになる。
経理に替わって1年目は、簿記の勉強や決算の勉強やらであっという間に過ぎていった。

カーシートの終わりごろに感じていた、「意欲減退」もどこかに消えていた。

さて1年目の本決算と会計監査をなんとかこなし、とりあえず一応のことができるようになった(法人税申告業務以外は)と思って、周りを見渡す余裕ができたとき思ったんだ。

「めっちゃヒマやん。」って。
結局、F社の経理って決算と監査以外にやることは、日次の資金管理だけ。はっきりいって、決算・監査期以外の普通の一日のうちやるべき仕事は、わずかなことだけだったんだ。

それで何かやろうと思っても、営業とは違って「仕事を作る」ことができない。営業なら、特にカーシートなら商品開発をいくらでも出来た(開発費の縛りは置いといて)。

でもスタッフはなかなか仕事を増やすことができない。というか必要がない。煩雑な仕事を効率化していく、ということはできるけど、すでに「ヒマ」な状態にあって新たに仕事を作ることは、ヘンに現業部隊に資料を要求することになったり、うまくできなかった。

で、ヒマをもてあますようになって、それがそのうち、だんだん会社に居るのが辛くなって、何も手に付かなくなってきて、決算さえ「やらなきゃ」と思いつつ手が動かない、という状況になって、気が付くと一日中頭痛に悩まされるようになっていったんだった。

つまり俺にとって「うつ」の原因となったストレッサー(ストレス要因)は「ヒマ」だったってこと。
でも一般論として、「ヒマ」=「ストレス」じゃないよね。

この間図書館で借りた本によると、「ヒマ」が「ストレス」になるには、その間に「思考パターン」があるはずだ。
俺には「ヒマ」を「(うつになるほどの)ストレス」に感じてしまう「思考パターン」が有った、ということだ。

その「思考パターン」って何だろう。

それが俺という人間の「内部環境」か。
さっき挙げた俺の個性と深く関わっているはずだ。
・人にスゴイ奴だと認められていたい。
・常に努力、向上心を持ち、知識・能力の向上を図らなくてはいけない。
・常に向上しなければならない。
・常に一生懸命(フルパワー)。
・人に認められることでのみ、安心感を得ていた。
・人に認められるために、常に努力、向上心を持ち、知識・能力の向上を求め続けていた。
…etc

人が「安心感・安定感」を求めるものだとすれば、俺にとってそれは「人に認められること」だったわけだ。
そしてどのように「人に認められ」たいのかというと、仕事そのものを人並み以上にこなすこと、また人並み以上の努力をすること、常にフルパワーでいること…etcだったわけだ。

さて、分析的経営戦略論の基本である「外部環境」と「内部環境」が出揃ったので、これらを突き合わせてみると状況がはっきりとするはず。

というかもう答えは出ているよね。
「ヒマ」という外部環境に、仕事によって人に認められたいという「俺の思考パターン」(内部環境)を掛け合わせれば、「ストレス」というアウトプットが生まれたわけだ。

これに、それまで努力をし続けた、または背伸びをし続けたことによって蓄積された疲労が重なって、「ストレス」が「うつ病」に陥るまでになってしまったんだ。

前回、復帰に失敗したのはそこのところがわかっていなくて、しかも仕事は同じヒマな仕事。もちろん、うつ病明けだから大量の仕事をもらったとしてもこなせなかっただろうけど…。
結果論だが、再発するのは明らかだったわけだ。

では今回、いまのところ上手く回復傾向に乗っているのはなぜだろう。
仕事は当然「ヒマ」なレベル。もちろん、まだ大量の仕事をこなす自信は無い。
内部環境的には、「人に認められることによる安心感」を得ることはほとんどない。
でも、特に強い「不安」を感じることなく毎日を送れているのはなぜだろう。

いや、最近感じ出した「漠然とした不安感」の正体がわかった!
これだったんだ。「満たされない内部環境」による不安感。

ただ、せいぜい「漠然とした」というレベルで収まっているのは、きっと、まわりの人たちの「焦らなくていいんだよ。」という言葉を、本当に心の底で理解できているからじゃないのかな。
つまりまわりの人の言葉を素直に受け入れられるようになってきている、ってこと。

たぶんそうだ。そして今の上司に目をかけてもらえているという強力な「安心感」。
あのホーソン実験の被験者の気持ちが良く分るような気がするよ(笑)。

では、これからどうすればよいのか。
内部環境(思考パターン)を変革すること、だろうね。

中村天風師が「病というのはそれまでの生き方が間違っていた時に起こるものです」というようなことを言っていたように思う。

そして「クヨクヨ…」の著者曰く、「思考パターン」は「これまでの生き方の集大成を映した習慣(に過ぎない)」なのだ。

俺にとって、今「うつ病」になるべき時になっているのならば、天風師のいう通り、自分の内部環境=思考パターンを変革するべき時なのだろう。
そして、「思考パターン」が「習慣に過ぎない」のならば、その変革はそんなに難しいものではない、だろう。たぶん。。。

俺にとっての「思考パターン」は結局「安心感」を求めたものだった。
そのために、「仕事が人並み以上にできなくちゃならない。」「努力しなければならない。」といった「ねばならない思考」に陥っていたんだ。

だが、「クヨクヨ…」の著者はこう言っている。
「安心は外部にはない。内部から湧き出してくるもの。」だそうだ。

「湧き出してくる」?
わからないなぁ。今まで自分の内側から「安心感」が「湧き出して」きたような経験はないなあ。
内なる強さということなのかな、それも漠然とした意味しかわからないや。

「自分は自分。それでいいじゃない。」ということに「安心感」を持てるようになることかな。それはなかなか難しいなあ。
でも、たぶんそういうことなんだろうな。
どうすればそういう気持ちが「湧き出してくる」んだろう。。。

「クヨクヨ…」の残り半分を読めばいいのかな(笑)。とりあえずそうしましょう。


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図書館の本のまとめ。2

2006年07月29日 | 徒然雑草(うつ病・拡張型心筋症のこと)
●では、具体的にどのような思考パターンがあり、自分がどんな風に当てはまっている(いた)か考察する。

1.『「べき」思考』
私にとってはどうか。かつての私の思考。

「一人前の社会人であるべき。」「優秀な営業マンであるべき」「充分な金を稼ぐべき」「良き夫であり、父親であるべき。」「常に努力すべき。」「常に向上すべき。」…etc

だが『「べき」思考は罪の意識と敗北感を呼び起こす。今ある自分を攻撃し、不安とうつを生む。』ものだったのである。

すなわち現状の否定から全てが始まっている。現状をありのまま認め、その上で前向きな思考を行う「べき(笑)」なのである。

2.『取り越し苦労』該当なし(たぶん)
3.『トンネルビジョン(視野の狭さ)』該当なし(たぶん)

4.『心を読もうとする癖』不安から人の考えを読もうとしていたと思う。
これに対するには『客観的な事実にこだわること。推測しないで質問すること』が必要。

5.『「ねばならぬ思考」』
(「べき思考」との違いが、いまいち良くわからないが…)

これは『心の中の不安感に気が付いてそれに対処する代わりに、ついそれを外部に投影して、これをしたり、あれを達成すれば安心できると思い込んでしまう、むなしい試みなのだ。』

確かに、勉強したり本を読んだり一流の営業マンを目指していたのは、安心感を得たいからだったのだと思う。

しかし、そんなことでは安心感は得られない。『安心は外部にはない。安心感は内側から湧き出してくるもの』なのだ。

つまりこのような『(人生の)コントロールは幻の安全に過ぎない。』

6.『白黒つけたがり思考』該当なし(たぶん)
7.『決め付け』該当なし(たぶん)

●で、(本書前半の)結論

『不安とうつには、あなたをまどわせ、方向を見失わせる性格がある。だから以下の7つの鍵を忘れないようにしよう。』

『1.人は皆「不安な子ども」の尻尾を引きずっている。』
『2.感情、不安、うつをもたらすのは「思考」である。』
『3.不安とうつは間違った「人生操縦法」である。』
『4.「人生を自分の手でコントロールしたい」と望んでも進歩は無い。』
『5.「自分はダメだ」と思い込むのは習慣である。そして習慣というものは、かならず捨てられる。』
『6.人は「健全な考え方」を自らの意思で選べる。』
『7.良き(セルフ・)コーチとなるためには、良き(セルフ・)モチベーターとなろう。』

って、それができれば苦労はしねぇ、っての。(笑)
ということで、本書後半では『健全に』生きていくための具体的な方法としてのセルフ・コーチングの手法を紹介しているが、諸事情によりまだ読めてないのである。

続く…かなぁ?

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図書館の本のまとめ。1

2006年07月29日 | 徒然雑草(うつ病・拡張型心筋症のこと)
この間図書館で借りた「クヨクヨしなくていいんだよ!―「うつ」を克服する7つの鍵」を読んで考えたことをまとめてみようと思います。うつの再発防止のためにもね。
(ちなみにこの本、うつの極期にある人が読んでも逆効果だと思います。私のように回復期にある人間ならば役に立つと思いますが。。。)

ちなみに『』内は本の内容です。

●そもそも不安やうつとは何ぞや?

『人生から不安やうつが生まれるのではない。それは自分が作り出すのだ。』

『不安とうつは、人が「もう人生をコントロールできない」と感じている状況に対処するための、的外れとはいえ自然な試みなのだ。』

『「不安」も「うつ」も何とか人生をコントロールする力を自分の手に取り戻そうとする一つの試みなのである。もちろん間違ったやり方ではあるが。』

つまり、物事に相対した時の「思考」が不安やうつを呼び起こしている、ということである。

すなわち、

『ある体験がトラウマになるかどうかは、”実際に何が起きたか”より、”起きたことについてどう思うか(あるいは思わないか)”に深く関係する。善か悪か、敵か味方か、危険か安全か、いやなことかすばらしいことか、それを決めるのは自分しかいない。”うつや不安にならない”という”選択権”が自分にあるのを知らずにいたのではないか。』

…なこと言われてもねぇ。。。(笑)
人の「思考パターン」はなかなか変えられないもんだし。。。


●ならばその「思考パターン」はどのように人に備わるのか?

『あなたが自分はこうだと思ってきたイメージの抱き方は、あなたのこれまでの生き方の集大成を映した習慣に過ぎない。これを「不安なこども」と呼ぶことにする。不安やうつが幼稚で子どもじみた性格を反映しやすいのはそのためだ。』

しかしながら、

『人生に完全な安定や安全などない。だから完全を求めるのはやめよう。』

つまり「不安なこども」の「思考パターン」に振り回されるのはやめようということと理解した。

続く。

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”うつ”の症状について

2006年07月29日 | 徒然雑草(うつ病・拡張型心筋症のこと)
前回の”うつの客観的考察”で少し触れた”うつ病”の症状について、今日はもう少し深く報告(今日は”考察”ではありません)したいと思います。

目的は、少しでも多くの人に”うつ病”のことを知ってもらいたい。
そして、古くは労務管理、新しくはHRM(ヒューマン・リソース・マネジメント・人的資源管理)に生かしてもらいたい。という思いからであります。

*******

”うつ病”に陥らせる原因・辛さと、”うつ病に”なってからの辛さは別物、と前の記事で書きました。
そこをもう少し詳しく書きます。

”うつ病”に陥ってしまい、気分障害・意欲減退が見られたら、医師は休業を勧めます。
これはなぜか。というか何を目的に休業させるのか。
(ちなみにびっきぃは最初にかかっていた医師にそこのところを全く説明してもらえず、一度復帰に失敗しています。)

まず第一。
・ストレッサー(ストレス源)から遠ざかること。
これは誰でも意味が分かりますよね。原因から離れないことには、何も始まらない。

第二。これが実はキモなんです。第一のようにして原因から離れたからってそれでいいわけじゃないんです。

・とにかく脳を休めること。

分かりますか?前の記事に書いたけど、ケガをしたランナーの話。ケガをした原因から離れただけでは治らないですよね。

”うつ”も同じなんです。
原因から遠ざかるのは最低限のことであって、治療の方向としては、減少している脳内神経伝達物質である、セロトニンとノルアドレナリンをいかに増やすか、が問題なんです。

だから「脳を休めること」なんです。
具体的には、とにかく「寝ろ」なんです。

これが本人にはとてもツライ。
だって、「寝ろ」ったって24時間寝ているわけにもいかんわなぁ。
少なくとも8~10時間は起きているわけです。

その間、患者はどういう状態にあるか。
・なんかしてないと落ち着かない。
・でも何もする気が起きない(マンガさえ読めない)
・焦り
・治るのかという不安
…etc

これ、本当に辛いです。

よく”うつ病”になったら、家でゆっくり養生しろよ。なんていいますけど、そんな甘いもんじゃありません。
高熱を出してウンウンうなっているのと同じです。
それが、半年から1年以上続くのです。

この辛さ、ある意味での”情けなさ”に絶えられず、自ら命を絶つ人のいかに多いことか。

だから、もし部下が”うつ”になったなら、とにかく「安心感」を与えてあげて下さい。
健康な人には”甘えている”ようにしか見えなくても、本人は「生と死」の間を行ったり来たりしているのだと理解してやって下さい。

本人は、特に家族を持つ人は、本当に「自分を情けなく」思っています。
”うつ病”になったことはともかく、配偶者や子どもに負担を掛けている、ということに対する、とてつもない罪悪感。

これを理解してあげて下さい。

はっきり言います。
ものすごいストレスを経験し、ギリギリのところで踏ん張った人ほど、”うつ”のことは理解できません。

ストレスに耐えることと、”うつ病”を治すこととは、全く別の次元の話だからです。

つまり「ストレスに強い人」ほど「うつ病」が分かりにくいのかもしれません。

ただ、こうして超個人的なブログではありますが、世間の誰かが見てくれている。
その人達に”うつ病”のなんたるか、を少しでも伝えることが、現時点での私の使命のようにも思っています。

びっきぃの理想は「組織は人なり」です。
従業員が機嫌よく働けることによって、それがお客さんに伝わり気持ちよく購買ができる。そして、売り上げが増え利益が増え、そして労働分配率も増える。
よって経済的にも従業員の満足が高まる。

そんな理想の会社に我が社もなりたい。どっかで聞いたようなフレーズだな(笑)

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  食べるモノ、今のままでいいの!?

"うつ”の客観的考察。1

2006年07月29日 | 徒然雑草(うつ病・拡張型心筋症のこと)
自分の魂を高め(宗教的な意味じゃないよ)、将来の自分の役に立てるため「”うつ”の客観的考察」にチャレンジしようと思います。
以前のブログ記事の再掲です。

*****

まず1回目。
今日はとりあえず、”うつ”と”ストレス”について、客観的に考察してみたいと思います。若干話が逸れる可能性もありますが。。。

さて、自分自身を客観的に見た時、ストレスには、それが体(脳)に及ぼす作用に関して、大きく2つに分けることが出来ると思います。

すなわち「A」:人を”うつ”に陥らせるストレス。と、「B」:”うつ”であることのストレス。です。

まず「A」ですが、これは多くの言葉は必要ないでしょう。人々が日ごろ感じているストレスのことですが、後で考察します。

さて問題である「B」です。”うつ”であることのストレス。どんなものがあるのか。
私の感覚で列挙していきます。
・憂鬱感
・無気力感
・倦怠感
・疲労感
・自殺願望…etc
私の場合は特に、『じっとしていられないけれども、何もする気が起こらない。』という状態が、ものすごく辛かったのを覚えています。

休職中、医師に”とにかく休め(寝ろ)”と言われており、休職当初は本当に一日中布団の中にいたんですが、TVも本もマンガさえ読む気になれません。もちろん24時間寝続けてなどいられません。

自宅の布団の中で体を自分で抱きしめて「うおおぉ~!」と声にならない叫び声を上げたことも何度も有ります(妻が心配するので、家に一人の時ですけどね)。

このとおり「A」のストレスと「B」のストレス(すなわち”うつの症状・苦しみ”)は全くの別物なんです。そして当然、「B」のことは”うつの症状”なんだから健康な人(うつになったことの無い人)には分らないことなんです。”うつ”になって初めて分ることなんです。

さて、2つ目のストレス(「B」はストレスというよりも”症状”だけど)である「A」のストレスがいかに人を”うつに陥らせるか”から考察します。

この時重要なことは、そのストレスの強弱や種類自体はあまり問題ではありません。

では何が問題か。
『その人が、そのストレスに耐えられるか、踏ん張れるか。』が問題なのです。

同じストレス源(ストレッサー)でもC君はうつになり、D君は平気だったとか、逆に別のストレッサーを与えると、C君は平気で、今度はD君がうつになった。ということが有り得るのです。

つまり、「ストレスの種類」と「個人のストレス耐性の傾向(と強さ)」との組み合わせによって、”うつ”を発症するかどうかが決まるのです。

例えば、とにかく数字が好き・デスクワークが好きという人に、飛び込み営業をひたすらやらせつづけたら、彼は”うつ”になる可能性があります。
一方、とにかく人が好き・外が好き・商売が好きという人なら、病気になるどころか好成績を上げ会社に貢献するでしょう。

その点、人材マネジメントの観点から言えば『適材適所を目指すこと』は当然として、それよりも『不適材不適所を避ける』ことの方が、重要性があるのかもしれません。

以上の通り、「A」のストレスと「B」のストレス(”うつ”の症状・苦しみ)は、全く別物であり、もっとはっきり言えば無関係と言えるのです。

敢えて例えて言えば、E君とF君が同じように腕の骨を折ったとします。
それぞれ原因(つまりA)は別ですが、痛み(つまりB-痛み・苦しみ)は同じです。
そして、”原因”と”痛み”は無関係です。

”うつ”においても同様、原因であるAのストレッサーは様々です。ですが、病気としては同様に脳内神経伝達物質であるセロトニンとノルアドレナリンが減少する、それにより”うつ症状”が発生する、のです。
そして”Aのストレッサー”と”Bのうつ症状”は無関係なのです。

少し分り難くなってしまいました。
何が言いたいかと言えば、『”うつ”であることの”辛さ”と、それに至る”ストレスの程度”とは無関係であること。』なんです。

なぜそんなことを強調するかといえば、よく言われる通り「”うつ”患者を励ましてはいけない。」という理由であるからです。
つまり、「A」と「B」が区別できない(知らない)ことによって、健康な人が”うつ”患者を傷つけることを避けたい、ということです。

”うつ”患者は、よくこういう言い方をされます。
「みんな辛いストレスに耐えているんだ。お前だけじゃない。頑張れ。」
これほど、愛情・友情に満ちていながら相手を傷つける言葉も無いでしょう。

もう、「A」の段階で踏ん張りきれず「B」の段階に陥ってしまっている人に対して、「A」の段階の励ましをしているのです。

また例をあげると、練習のし過ぎで足を痛めた陸上部のランナーがいるとします。
彼に対し「みんな辛い練習に耐えているんだ。お前だけじゃない。頑張れ。」と言っているのと同じだということです。

こうした言動により、余計に傷つき自ら命を絶つ人も多くいるのが事実なのです。

*****

さて、”うつ”と2つのストレスについては以上の通りとします。

ここで、私の現在最大の課題である、会社への復帰(”うつ”患者の社会復帰)について考えてみようと思います。

上記の論理でいいますと、「B」のストレス(辛さ・苦しみ)が無くなった時点で復帰するべきでしょう。

ただ、”うつ”が他の病気や怪我と違うのは、問題が『心』であるがゆえに、回復に『波』がある、ということです。
つまり、「B」のストレス(辛さ・苦しみ)が無くなった、と思って復帰しても、また辛さや苦しさがぶり返してきます。

今度は「頑張って」これを乗り越えなければなりません。
つまりは、「ある程度頑張れる」状態になった時が、復帰に適した時期と言えるのかもしれません。

「ある程度頑張り、客観的に自分を見つめ、回復する。」それが究極の目標である『自らの魂を成長させること』になるのでしょう。

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