東北自動車道を福島西ICで降りて数十分ほどで今回の最初の目的地、あづま陸上競技場に到着。ここではつい先日、J2の横浜FCがホームゲームをやってましたね。
今回、観戦にやって来たのは東北リーグの最終節、勝ち点で並ぶ両チームによる優勝決定戦。この大一番に福島市長も挨拶しに来てました。
両チームのゴール裏サポーター。こちらはホーム福島。
アウェー側の盛岡。この“昇鶴”の横断幕は以前、地域決勝大会でも観たことありますね。
選手入場。
今季の東北リーグ1部は7チームによるホーム&アウェーで全12試合。この試合前の時点で両チームとも10勝1敗で得失点差で福島が上回っている状況。よって福島は勝ちか引き分け、盛岡は勝ちがそれぞれ優勝条件。
試合はホームの福島が序盤から優勢に試合を進める。FW久野純弥が決定機を演出。
さらに久野は積極的にシュートを放つもなかなかゴールは奪えず。
圧倒的に福島が攻め込み、クロスバーやポスト直撃など何度もチャンスはありましたが、結局0-0で前半は終了。
ハーフタイム中にメインスタンドからバックへと移動。しかし地域リーグだと油断してたら、この日はなんと3400人もの入場者数。最終節、さらに優勝が決まる大一番ということもあったでしょうが、まさかこんな入るとは思ってなかったわ。
それとこうやって見るとメインスタンドはけっこう立派な造り。このスタジアムならクラブライセンスでもJ2なら基準はクリアできそうですね。
0-0で後半開始。すると今度は盛岡が後半序盤でチャンスを作る。
後半が始まって10分くらいは盛岡ペースでしたが、均衡を破ったのはホーム福島。右サイド、金功青(キンコンチョン)が中央へクロス。
これをFW小林康剛が決めてついに福島が先制。
これで2点を取らないとリーグ優勝、そしてJFL昇格への地域決勝大会進出が無くなる盛岡がここから攻勢に出る。
何度かゴール前でチャンスは作るも、福島DF陣が必死の守りでゴールを死守。
その後も反撃を試みる盛岡でしたが、DFの市村瞬がレッドカードで退場。これで盛岡はさらに厳しい状況に追い込まれた。
1人少なくなった盛岡に対し、福島はボールキープできる時間が増えて俄然有利に。
そして1-0のまま試合終了。
歓喜に沸く福島サポ。
一方リーグ2位で終了し、来週からの全社の出場権もないグルージャはまたもやJFL昇格は来年以降に持ち越しになってしまいました。
今日の決勝ゴールを奪った小林康剛。チーム最年長のベテランがこの大事な試合で見事なゴール。鹿島や仙台、川崎などJのチームで長年在籍した経験はさすがでしたね。
これで地域決勝大会の出場権を獲得し、JFL昇格に一歩近づいた福島。来週からは過密日程の全社もありますが、その前の10日(水)には天皇杯3回戦の新潟戦も控えている。J2甲府をPK戦で破り、そして今日の東北リーグ制覇。この勢いをこのまま地域決勝まで持続していきたいところでしょうね。