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【大阪大学名誉教授、宮坂昌之教授】ワクチンの安全性について/「維新」の柳瀬議員が国会質疑~感染症ウイルス/「海警法施行で中国が尖閣で武装可能に」深田萌絵女史

2021年02月23日 | 政治

【大阪大学名誉教授の宮坂昌之教授】ワクチンの安全性を徹底討論!【免疫学】



ワクチンについて・・・昨年、国会の厚生労働委員会で「ワクチン」について専門家として提言をされた宮坂先生。
(本日は1時間に及ぶインタビューなので「走り書き」をしました。より正確を期すにはぜひyoutubeをお聴きください。)
安全なワクチンができるまで今までは10年かかっていた。しかし有効性についてファイザーのデータは素晴らしかったが「安全性」については疑問だった。ファイザーからの報告で「生命の関する」危険性のデータは少ない、という。
接種して帰宅後1時間ほどして脳などに戻らない作用もファイザーもモデルナも出なかった。
ウイルス感染を防ぐ効能は・・・サーズやマーズの時は抗体が悪玉抗体で悪くなることもいわれていた。
新型コロナではワクチンができるとこれまでに英米で1000万以上がそういう報告がなされていない。
日本は外国程ひどい感染ではないので今すぐは必要ないと思うが・・・

インフルエンザワクチンと比べてどうか?
有効性とは、ワクチンを接種しなかった人が100人としてそのうち10人が感染、インフルエンザ有効率は年によって5割程度、
インフルエンザワクチンのメリットは「重症化」する率は減る。感染事態を抑制する力が低い。

今回の「新型コロナワクチン」については、接種しない人の発症が10分の1になる。ただし「無症状」なのだけれど他人に感染するというのはモデルナが感染予防になり有効性が高いとなる。
ジョンソン&ジョンソンがオックスフォードと同じようにアストロゼネカについて「有効率が低い」と言っている。
しかし有効性が高かったワクチンのほうが半分の量しか打っていなかった。ファイザーのワクチンはもう一度検査をやり直してほしいと思う。
一度打ったワクチン・・・DNNは風邪をひくときに10パーセント程度はアデノウイルス(呼吸器、目、腸、泌尿器などに感染症を起こす原因ウイルス)があり、これを仕組んでアデノウイルスを作らせて免疫を作る、我々は何度も風邪をひいているのだからアデノウイルスの抗体を持っているのだからアデノウイルスを打つと効かない、一回しか打てないワクチンになるおそれがある。
次は「どのワクチンがいいのですか」ということがある。

このことはまだ全体として話をされていない。

一度注射されたものは身体の中に残らない。遺伝子が入り込んで一生生き残ったりしないか?という疑問。
私たちの体は一方向性である。ウイルスの一部はDNNが作れるがこのワクチンには常識的には我々の体に入り込んで悪さをすることは考えられない。しかしレトロウイルス(太古に感染したレトロウイルスが「感染先の動物(宿主)の生殖細胞」に入り込み、ゲノムの一部と化したDNA配列を指す。)に感染した人についてはそうではない。
時間的なことを考えるとDNNに変換されて身体に入り込むのは考えられない。
しかし「数年後」に起こる可能性は考えられる。絶対、ということはない。
これほど多くの人がこのワクチンを打ったことで副反応は完全にわからない。
しかし麻疹などと違って「新型コロナワクチン」は半年か1年しか効果がないかもしれない。
ワクチン接種については「個人」が選ぶこと。

副反応について・・・これまでのワクチンはこれまでのワクチンに比べ5倍か10倍、食べ物よりもはるかに低い副反応、
アナフィラキー(アナフィラキシーショック:アレルゲンなどが体内に入ることによって、複数の臓器や全身にアレルギー症状が表れ、命に危険が生じ得る過敏な反応が出ることをアナフィラキシーといいます。)を起こした人があった人は受けないほうがいい。

現在ヨーロッパでは寝たきりの老人に打つと死亡率が高い。高齢者施設では寝たきりの人にワクチン接種を打つよりも世話をする人が打ったほうがいい。「寝たきり」の人になぜこのような結果になるのか理由はわからない。

受けるのを控えたほうがいい人・・・自己免疫疾患を持っている人について「治験」は行われていないので打たないほうがよい。
妊婦や授乳中の女性については認証治験の中に入っていないので、もしも事故が起こるといけないので今の段階では接種は避けたい。

これまでのアメリカの「治験」は16歳以下のデータがないので、今回は16歳以上ということになる。
若年者に感染が広がり高齢者に感染することを考えると、ワクチンは若年層に打ったほうがいいのではないかという説がある。
高齢者は免疫の力も弱っており、副反応は弱いかもしれない。若年層は副反応が強く出ることもある。

16歳以上の若い女性について・・・日本では「子宮頚ワクチン」のような例もある。連鎖反応的に副反応が広がることもある。
強い痛みを伴うワクチンなのでパニック障害に近いものの引き金になっている。

免疫が維持されるのは、季節性コロナウイルスのように再感染をするのもあり、4種類のうち1種類は再感染を起こさない場合がある。
半年をメドにして世界的に見て「二度同じウイルスにかかるのは少ない」ことがわかっている。
1年以上効果が続くかはデータがないのでわからない。

新型コロナウイルスにかかった人は7~8割が抗体が下がるが再感染は少ない。
「ワクチンの免疫」は自然感染にかかった人よりも強く半年から1年続くこともある。
インフルエンザは自然感染のほうが免疫が強いが、ワクチンは4カ月しか続かない。
コロナは変異するといっても大きく変わることは少ない。反応性が弱くなるおそれはある。
日本人を含む東アジアの人たちは欧米の人に比べ感染がしにくい面もあるのは、過去に新型コロナに似たウイルスにかかったことが考えられる。
ただ気をつけなければならないのは、インフルエンザになる人が減少していること、これは飛沫による感染を防ぐことにある。手洗いなど。

その他の感染症も減ってきている。ただし減っていないのが「性病感染者」である。飛沫からの感染症ではない理由。

PCR陽性者は感染症なのか?・・・PCRは議論がふたつある。コロナ以外のものもコロナとみているのではないか?ということはほぼない。
現在PCR陽性とみられている9割は感染、一個の細胞が10時間で1000倍になる。免疫の層をウイルスを貫いて1000倍になる。
他人に感染させないのが8割、感染させるのが1~2割。その人を完全に隔離できれば制御できることになる。
犬を空港において「わん」、と鳴いた対象の人を調べると感染者がわかったこともある。このウイルスは数年共存することがあり、ゼロにはならない。
ロックダウンは「増えるぞ」というときだけ効果がある。実際は他人に感染させる人だけを注意しなければならない。

集団免疫について・・・ブラジルで4人中3人がウイルス感染した街がある。再感染を防ぐほどのことができていなかったことも考えられる。
日本で各地で下水で陽性というのが4月に一度出た。今の状態では日本で「集団免疫はできない」

免疫力を高めるには・・・特効薬もないので「抵抗力の維持」が必要。自然免疫を高めるには「規則正しい生活」で生活リズムが大切。
自然免疫の力が弱るとヘルペスにもなる。体内時計に従って日光に浴び散歩・運動をすること。
骨と筋肉、汗を流して運動し鍛えておくこと。
ストレッチ・ラジオ体操・入浴中身体を動かすなど。
先生は週に4回各30分、汗を流している、というお話でした。(以上、「維新」の柳瀬議員の質問に答える)



★ ご参考に・・・厚労省のサイトより https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00222.html

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_pfizer.html


★ もっと国会で注目されてもよい「野党議員の活躍シリーズ」
先日は「国民民主党」の山尾志桜里議員の堅実な勇気ある国会質疑が話題で取り上げましたが、これからも野党議員の活躍もご紹介します。
(知らないで「野党は何も言わない」、と勝手に決めつけてはなりません。それは日本の為になりません。
日本の現状は「ヤル気のある国を思う政治家」が必要です、問題提起は与野党関係なしです)


なぜ生物の多様性を守る?感染症ウイルスが生まれる原因は...⚡2/17のやなチャン国会質疑!#国会中継 #参議院






★ 22日は「竹島の日」、今まで「竹島の日」では必ず激励の電報やメールを送ってきました。今回はブログに「尖閣」について、深田萌絵女史の秀逸なご意見のyoutubeをUPしました。

海警法施行で中国が尖閣で武装可能に!?     深田萌絵女史



中国海警法施行で、第二海軍と呼ばれる武装警察が尖閣でも武器を使用することが可能になる。それに対して弱腰の日本政府と頓珍漢な政治家たち。近隣諸国も尖閣領有権を主張するなかで、お友達ごっこはできるのか?(深田女史)



「天皇誕生日」で天皇陛下がお話された眞子内親王のご結婚のことですが、これはまだ別の日に書こうと思います。



ブログのティールーム

 本日は「美しきロスマリン」をお聴きください。
作曲者クライスラーは世界的な名ヴァイオリニストでした。第一次世界大戦に志願して出征、負傷して帰国します。熱烈な愛国者でもありました。
演奏はクライスラー自身です。
「ロスマリン」はローズマリーというハーブの花であり、そして小さな可愛い少女の名前です。


Fritz Kreisler _"Schön Rosmarin" 美しきロスマリン

(Kreisler)

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5 コメント

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有事に備えるということ。 (さらりん)
2021-02-25 11:12:00
ベッラさま こんにちは。

過日はご心配をおかけいたしました。
温かいお言葉を頂き心丈夫に過ごしました。
有り難うございました。
身体に感じる地震も減ってきており、
間引き運行ながら新幹線も全線復旧と、
ようやく少しずつ戻りつつあります。

モデルナ社のワクチン参入は2014年。
創業者のロッシ氏は昨年の段階で既に
鳥インフルエンザなど7つの感染症のmRNAワクチンで、
臨床実験に入っていると話していたと思います。

阪大の遺伝子研究の森下教授のお話の記事では
mRNAワクチンは軍が大きく関与して開発されてきた経緯があり、
流行がなければ赤字となるワクチン開発企業には、
軍から多額の補助金が投入されている。
それを元に臨床実験を進めて確保さえしておけば、
パンデミックが起きたときに種の近いワクチンを
応用して最短で大量生産、投入ができる。
これは科学者の差ではなく、
国の安全保障投資の差なのだとお話されていました。

コロナの陰に隠れていますが、
日本ではここの所、鳥インフルエンザも
繰り返し各地で発症しています。
これが人への感染症になる危険もあります。
桁違いにグローバル化した世界の距離感と
繰り返される感染症において
このワクチンの研究と感染症への備えは
これからの国家の安全保障の大切な備えであり、
これが今の米中露のように外交の切り札になることを、
如実に表しているのだと思います。

「美しきロスマリン」
軽やかで優雅で美しい笑顔が溢れるような曲ですね。
ローズマリーは私は大好きなハーブです。
ラテン語では青い海の雫という意味を持つそうで、
零れるように咲く小さな花は美しい地中海を思わせます。
返信する
貴重なご意見ありがとうございます。 (さらりんさまへ)
2021-02-25 14:46:39
地震のこと、最近書くのも怖く避けているような
実情です。少し前までは必ず書いていたのですが。
年月が経過してますます恐怖がよみがえって、東北の今回の強い地震など、私はニュースを知るだけで
震え上がってしまうようになりました。
よく耐えられたと思います。
私も寝るときには帽子を用意しました。
食料だって身の回りの物も、リュックには少ししか入りません。それと腕力だって限界がありますし。

本当に貴重な医学の見地からのご意見をありがとうございました。モデルナのことはほとんど知らず、
調べました。つまらないことばかり(イタリアのメディチなど)書いていますが・・・モデルナやロッシがイタリア語の名前なのでその末裔かと。

コメントを次のブログ記事に転載をさせていただきました。フェイスブックを見ますと、強硬な政治的意見が押さえつけるように書かれた記事もあり、
反論を許さないのに驚いていました。
しかしさらりんさまのご意見は本来は政府が
このように知らせなければならない、と思うのです。スガ氏の息子さんやややこしい人たちが今日のニュースになっていて、スガ氏の息子さんなど
もう普通の格好ではない、40歳になってこれはない、と思いました。
医学に詳しいさらりんさまのご意見、日本も「鳥インフルエンザ」その他、コロナより強力なウイルス、または意図的なウイルスなどのために
医療や科学への資金をまわすべきと思います。
返信する
字の訂正です。 (さらりんさまへ)
2021-02-25 14:50:57
医療や科学への「資金を」まわすべきと思います。
→「資金に」
いつも不注意で申し訳ありません。
返信する
メディチ家 (さらりん)
2021-02-25 17:02:03
リコメを有り難うございます。
また拙いコメントを取り上げてくださり、
感謝申し上げます。

メディチ家のお話ですが、
私もモデルナやロッシという名前から
何と無しにイタリアを連想いたしました。
確かフィレンツェで起こった新しい様式を
『マニエーラ・モデルナ』と呼んだような記憶があります。
そんな辺りが由来の会社名なのかもと考えておりました。
イタリアにお詳しいベッラさまのお言葉に、
メディチ家の家紋やあれこれ思い出し、
気持ちだけですが行ったつもりのイタリアの旅になりました。
楽しい気持ちを頂きまして有り難うございました。
返信する
やはりメディチ家の名前が浮かび上がります。 (さらりんさまへ)
2021-02-26 02:11:03
メディチ家は薬屋で正露丸のような紋章、
欧州第一の名家でもありました。
コロナで外国には当分行けないのですが、
かつて訪れたフィレンツェやフランスのロワール、
そしてヴェルディ「ドン・カルロ」のヒロインであるエリザベッタ(政略結婚でスペインの皇帝の後妻になった、カトリーヌ・ド・メディシスの娘)などを思います。
私が全く詳しくない薬品や医学の分野で、ふと
さらりんさまが書いてくださったイタリアの名家の
名称、心の中で十分イタリアを楽しみました。
こちらこそ本当にありがとうございます。
またお教えください。
返信する

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