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お国自慢が貧乏自慢 吉田充春@長周新聞

2019-01-26 12:03:20 | 歴史


お国自慢が貧乏自慢 コラム狙撃兵 2019年1月26日
https://www.chosyu-journal.jp/column/10732

 「2012年の12月26日、私は再度総理大臣になりました。当時、私の国で見たのはある高い壁の存在でした。その壁にたくさんの人が、言葉が書かれているのを見た。日本はもう終わっているというわけでした。絶望の壁でした。悲観主義の壁だったのです。以来、労働人口は450万人減少しました。これに対し私たちは“ウィメノミクス”を大いに発動させ、女性が負う負担を軽減しながら、多くの、より多くの女性に働くことを促しました。その結果、今や雇用された女性は200万人増えた。くり返します。新たに付加される形で、200万人の女性労働力が増えたのです。女性の労働参加率は67%、日本では歴代最高で米国などより高い比率になっています。他方、お年を召した方にも働き続けていただけるようにする私どもの政策があって、65歳以上で元気に働く方も増えました。その増えた数が200万人です。こうしたことの結果、私が総理在任中の6年間に、日本のGDPは10・9%伸び、4900億㌦を新たに加えました。雇用と所得が増え、それが需要を生んでさらなる雇用につながるという経済の好循環こそは、長らく待ち望んだものでしたが、いまや根づきつつあります」。

 少し耳を疑うような演説ではあるが、ダボス会議の年次総会において安倍晋三はこのように自画自賛したそうである。この文面から読みとれることは、まず第一に絶望の淵にあった日本社会を救世主の如くよみがえらせた安倍晋三のすごさ、政治リーダーとしての優秀さを、誰もいってくれないならみずから国際舞台でプロモーションしていこうという積極性や意欲性である。そして内容上は、そのようにすごいリーダーのもとで、日本社会では女性や高齢者が新たに400万人ほど労働力として働き始め、GDPが伸びてすごいだろという自慢話のようである。根拠となるGDPは厚労省の不正データをもとに下駄を履かせていたことが暴露され、何がすごいのかは正直よくわからない。しかし、嘘でも何でも、とにかく安倍晋三がすごいようなのである。


 女性が働かなければならないのは、昔のように父ちゃんの一馬力だけでは家族が養えないほど貧困が深刻化しているからにほかならない。それこそ三食をまともに食べられない子どもたちが、あの街にもこの街にもあふれているために、子ども食堂が大流行するほど日本社会は貧困化した。さらに高齢者が65歳を過ぎても働かなければならないのは、社会保障費を削ったおかげで医療や介護への負担感が増し、年金支給額が年年減らされて食っていけないからにほかならない。支給年齢も引き上げられ、まるで詐欺みたいなものだ。そのように貧困に囲い込んで低賃金労働力としてかり出したことを「女性活躍社会」とか「ウィメノミクス」などと呼称し、高齢者が搾取の対象として働かされ続けることを世界に向かって自慢する--。お国自慢が貧乏自慢であることに驚かされる。

 日本社会は先進国でもグンを抜く少子高齢化によって、いまや次代の労働力すらまともに確保できない状況に直面している。女性をかり出し、老人をかり出し、それでも人手不足なのだといって外国人労働者を増やし、要するに低賃金労働力を増やし続けている。そのような政策を喜んでいるのは独占大企業や多国籍資本である。ダボス会議とは、国民を貧しくした(引用注:動物農場を作った)者が表彰される場なのだろう。 吉田充春




https://mainichi.jp/articles/20190123/k00/00m/010/191000c


消費増税「実施できる環境」、日ロ平和条約締結に意欲=安倍首相 2019年1月23日 / 16:39
https://jp.reuters.com/article/abe-davos-idJPKCN1PH24H


[ダボス/東京 23日 ロイター] - 安倍晋三首相は、世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で、今年10月の消費増税について「実施できる環境にある」との認識を示し、「前回引き上げたときの反省を踏まえ、引き上げた以上のものを政府がお返しする形で、衝撃を乗り越えていくものにしていきたい」と語った。 ・・











ダボス会議「ジャパン・ナイト」に福島県産品 あだたら吟醸など7銘柄 2019.1.24 18:08
https://www.sankeibiz.jp/business/news/190124/bsd1901241808017-n1.htm




【アベノミクス偽装】実質賃金はマイナスだった 安倍首相が世界に大ウソ 田中龍作 2019年1月25日 17:07
http://tanakaryusaku.jp/2019/01/00019518


日本の閉塞感の正体。20代で海外移住してわかった閉塞感の3つの原因と解決策 うさみライフ 2018/10/12 2018/12/18
https://usamilife.com/feel-stuck-in-japan/

・・フィリピンで住んでいて、友達に説明するのに困ったのは「住んでいるだけでお金を取られる住民税」

住んでいるだけで税金がかかるってどういうこと!?と言われたのが印象的。・・


墜落ニッポン






東洋大学生の竹中平蔵氏批判の背景にある若者の貧困とワーキングプア 藤田孝典 | NPOほっとプラス代表理事 聖学院大学人間福祉学部客員准教授 1/23(水) 16:01
https://news.yahoo.co.jp/byline/fujitatakanori/20190123-00112143/

・・その平成期を象徴する政策に関与し続けてきた竹中平蔵氏を学生が糾弾するということは、平成期最後の宿題のようなものとしても興味深い。

実際に、低賃金がゆえに若者の貧困、子どもの貧困が拡大し続けてきたのもまぎれもない事実である。 ・・



2020年大破局 2月29日のことカネ



https://yonipo.blog.fc2.com/blog-entry-1388.html

春の嵐の冒頭は、こんなふうに始まります。

「あまりに幸不幸をとやかく言うのは、結局まったく愚かしいことである。
なぜなら、私の最も不幸なときでも、それを捨ててしまうことは、すべての楽しかったときを捨てるよりも、つらく思われるのだから。」