おちよな毎日2

続「おちよな毎日」。

術後1日目

2018-05-23 20:11:26 | 乳がん
5月23日(水)


昨日はベッド上安静でしたが、今日は朝一番で看護師さんが来て、尿道カテーテルと点滴をはずしてくれました。ふらつかずに立てるということを確認した後、自由に歩いてよいと言われました。わーい。

昨日は一日絶食でした。そもそも辛くてお腹がすくどころではありませんでしたが、今朝からはまた普通のごはんが出るようになりました。食べられるかなあと思いましたが、食べ始めてみると大丈夫でした。看護師さんが3時間おきにやってきては体温を測ると共にお腹の動きを聴診器で確認していたので、問題なかったのでしょう。「ガスは出ていますかー」と昨日からさんざん聞かれているのですが、たまっているものがまだほとんどないので出ません…。

久々にトイレに行ったら、尿が見たこともないような緑色でびっくりしました。が、これはセンチネルリンパ節生検で注射する青い色素のせいなので、そのうち元に戻るとのことでした。

術着とT字帯を脱いで普通のパジャマに着替え、看護師さんにあったかい濡れタオルで清拭してもらったら、だいぶ生き返った心地になりました。調子にのって、術後の胸部X線を受けに行くついでに、1階のコンビニでシュークリームを買って食べました。おいしかったです。

手術当日

2018-05-23 11:55:53 | 乳がん
5月22日(火)


昨日渡されていた弾性ストッキングを装着し、9時に看護師さん2人と共に手術棟へてくてくとむかいました。

仕事を休んで来てくれただんなを待合室に残し、扉の向こうへ。シャワーキャップみたいなのを頭にかぶり、受付で名前を確認した後、奥へ奥へと進むことしばし。多数の手術室が並んでいて、まるで工場みたいでした。同じくシャワーキャップかぶって待機している人多数。「部屋も人も多いですねえ」と言ったら、「朝の9時に手術が一斉にスタートするから、今一番人が多いんですよ」とのこと。

目的の部屋へたどりつき、持参のT字帯(おむつみたいなやつ)を看護師さんに預け、上半身裸になって横たわり、点滴用の針を腕に打たれ、そうこうしているうちにいつのまにか寝ていました。


3時間後、病室へ戻ってきました。看護師さんに遠くのほうから名前を呼ばれて目覚めてみると、術着、尿道カテーテルおよびT字帯、水分補給の点滴、酸素マスクが装着されておりました。ふくらはぎには、血栓防止のため圧迫と弛緩を繰り返す帯みたいなのが巻かれています。脇にドレーンはありませんでした。

胸には、サポーターみたいな、テープみたいなのががっちがちに巻かれていて、現状がどうなっているのかさっぱりわかりません。

だんなは、執刀医に切った組織を見せられ、説明を受けたそうです。「当初の予定通り、部分切除で(形成外科医の出番はなし)、リンパ節郭清なし」「切った塊は、こぶし半分くらいの大きさくらい? 肉っぽい赤い色かと想像していたけど、黄色っぽい白い塊だった。ああ、脂肪なんだーと思った」そう。


心配していた麻酔後の吐き気は幸いなく、傷の痛みも痛み止めの点滴のおかげでまあ我慢できる程度のものでしたが、とにかく腰が痛くてしんどいことこの上ありませんでした。寝返りをうとうにも、点滴が邪魔だし術側を下にはできないし、ちょっと身体を動かすだけでカテーテルのせいでなんともいえない不快感があるし。熱も出てきて汗をかくしで、眠れない長い長い夜を過ごしました。インターネットラジオで、オールナイトニッポンを聞きながら。(数十年ぶりに聞いたな…)