美しい夕焼け

美しい晩年を目指して

会える間は笑顔で

2020-11-26 19:05:06 | 
夫と、週1回程度、会うことができます。

会える時間は、10分間、手を握ったり、体に触ったりはできません。会える日も、7日以上開けること、予約が入っていると、10日や2週間くらい会えません。

面会の時間はちょっとしかないのに、夫は、あまり機嫌よくありません。この頃は、以前より機嫌よく、この前23日にあったときは、「こんにちは」と言いました。

私は、夫に、この頃のコロナウイルス感染の状態について、私たちは重症者になる可能性が高いこと、もしそうなったら、面会はできなくなるし、もし死を迎えることになれば、会えないままに別れることになると、伝えました。

夫は、部屋にいるときは、テレビを見ているので、コロナのことを少しは知っていると思います。でも、自分たちが重症者になるかもしれないとか、面会ができないとかは、たぶん知らないだろうと思ったのです。

これから何が起こるかわからないのに、自分の気分で不機嫌になったりしては時間がもったいないだろうと思ったのです。

それで、夫に、コロナのことを話しました。そして、会える時間が少ないのだから、あったときは、笑おうよ、といいました。

夫はちょっと笑い、でも、そのあとは、ずっとむっつりしていました。コロナに感染すると、会えなくなるのだと思って、いやだったのかなと思います。それとも、私に自分の心や態度をとやかく言われるのがいやだったのかもしれません。

これから、面会の時に、どんなふうな態度をとるのかわかりませんが、私は、笑おうと思います。笑った顔を覚えていてほしいので。

毎日、コロナ感染が増えています。重症者も増えているそうです。病院や医療従事者の大変なこともよくわかります。そして、飲食店や観光業者が日々闘っていることも。

コロナウイルスと私たちは、共存しなくてはならないのでしょうから、できるだけ感染予防をして、薬やワクチンのできるのを待たなくてはなりませんね。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「トム・ソーヤーの冒険」

2020-11-19 21:35:55 | 本・映画


毎日、寝る前に本を読みます。たいてい30分くらい。読んで面白かった本のことを、書いています。

読んでも私の気持ちに響かなかったものは書きません。

この頃は、本を買うのも少し我慢しようと思っています。また、面白そうという本がなかなか見つからないということもあります

それで、今持っている本を、読むことが多くなりました。読んだはずなのに、もうすっかり忘れているものもたくさんあって、もう一度読み直しています。

今回の「トム・ソーヤーの冒険」もその1冊です。開くと、紙面が茶色に変色しているほど、昔に買った本です。

この頃は、児童文学を読むことが多くなりました。児童文学には、何か希望があるように思えるからです。現実の自分の生活が、楽しくもなくつらいことが多いのに、小説でまで、つらいものを読みたくないと思うのです。

そういう気持ちで読んだ「トム・ソーヤーの冒険」は、気持ちが弾む小説でした。

著者のマーク・トウェインがはしがきに書いています。

本書に記された事件の大部分は実際にあったことである。その一、二は私自身の経験であり、他は私の学校友だちだった少年たちの経験である。
ー中略ー
トム・ソーヤーもそうだが、ただ単独のモデルからではなく、私の知っている三人の少年の特徴をとって作り上げたもので、いわば混合式建築といったようなものだ。

トム・ソーヤーは、毎日の生活の中で、いたずらをし人をだまして楽しみ、冒険をしたいと望んでいる男の子です。

夜の探検で、殺人事件を目撃し、犯人ではない人が犯人とされるのを、真犯人が怖くて黙っています。

幼い恋を同級生にして、いろいろな駆け引きをします。

海賊ごっこをして、村の人たちにおぼれたと思われ、自分たちのお葬式に姿を現す、というような無茶なこともします。

殺人事件の真犯人をみんなに伝え、その犯人が逃亡するという事件が起こります。

その後も宝探しや、洞窟の探検などを経て、結局は、探した宝のおかげでお金持ちになります。

トムはいつもめちゃくちゃなことばかりするのですが、そして冒険が喜びなのですが、でも、いつも人との関係を大切にしています。

この本を読む人は誰も、きっと、自分の少年少女のころに、こんなこと考えたり、こんなことやったりしたよねーと、くすぐったいような気持になるに違いありません。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

緑の木々がゆったりと

2020-11-15 19:57:46 | 薔薇と庭
わが家には、薔薇の庭のほかに、和の雰囲気の築山があります。



松や金木犀、つつじなどが植えてあります。築山ではない場所に、椿が3本、くろがねが3本、柊も1本あります。(写真を撮りましたが、よそのお家を撮らないようにと、なかなかうまく撮れませんでした)



そういう木々の剪定は、自分たちではできないので、以前は植木屋さんに、年2回来てもらっていました。



夫が倒れた後、できるだけ経費を少なくしようと、植木屋さんに相談すると、1年に1回だけ、剪定すればいいだろうと、言われました。

そうして何年かを過ごしました。でも、私は夏が終わった後の木の様子に、無残だなーと思うようになりました。無謀に枝が伸びているという感じなのです。

植木屋さんに相談しました。二人で来て、2時から3時ころには終わるのですから、一人で来て、年2回、剪定してもらうことはできませんか。費用は、1回の時より少し多くなってもかまいません。

でも、返事はノーでした。

シルバー人材センターで剪定をしてくれるということを聞いていました。してもらってよかったということも聞いていました。どのくらいの費用が掛かるのかを見積もりしてもらおうと思いました。

そして、今、シルバー人材センターの方に、年2回、剪定してもらっています。植木屋さんの1回より少し高いですが、庭の木が柔らかな感じで、ゆったりしています。

植木屋さんが剪定した後の庭は、きりりとしまった感じでした。木もできるだけ枝を短く切りつめたようで、すっきりとしていましたが、ちょっと冷たい感じがしていました。

今のシルバー人材センターの方は、あまり枝を切りつめないで、ふんわりと仕上げてくれます。

植木屋さんの時は、椿もつつじもさつきもあまり花が咲かず、くろがねも実がなることはあまりなかったです。木も、枝が伸び始めると、形が崩れていくようでした。


今は、花も実もたくさん咲いてついてくれます。初めて剪定してもらった後の、白玉椿の花のきれいだったこと、くろがねも実をたくさんつけてかわいらしいです。

 

11月6日に秋の剪定をしてもらい、今は、緑の木々がふんわりと柔らかく立っています。木に花や実がなることをとてもうれしく楽しんでいます。

秋も咲く薔薇が少し。赤はハイブリッドティーローズのクリスチャン・ディオール。後の2つはシュラブ・ローズです。濃いピンクはアンジェラ、ピンクはピンク・ブロスペリティ。秋の薔薇は、ちょっと寂しげに凛とした姿です。


 


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ひとつ年をとりました

2020-11-12 18:52:23 | 私の日々
11月8日は、私の誕生日です。

1才、年を取りました。自分の年を思うと、信じられない気持ちです。

そして、こんな風に年を取るなんて、思ってもいませんでした。病気になり、夫の介護をしなければならないなんて、思いもしなかったことです。

夫は、自分が長生きして、私の最期をみとってあげると言っていましたっけ。一緒にギリシアに旅しようとも言っていたのです。

思っていたことは、何もできなくなってしまった老後を、それが自分の人生なのだから、とできるだけ負担に思わずやっていこうと思っています。

お誕生日のお祝いは、母と妹とチャーリーも一緒に9月にやりましたから、改めてはやりません。

でも、お友達がプレゼントを送ってくれます。19才の時から、50年以上、お互いにプレゼントを送ってきました。



今年は、児童文学の旅の本を送ってくれました。児童文学や沖縄の文化に関するものが多いです。

私は、彼女のお誕生日が、1月なので毎年カレンダーを送ります。ゴッホやピカソ、印象派の画家の絵のカレンダーです。

自分のうちのカレンダーと一緒に買うので、もう買ってあります。彼女には、フェルメール、わが家には、ルノワールです。

そして、大人になってから、お知り合いになったお友達が、お誕生日のメールを送ってくれます。

私が病気になってしまったので、なかなか会うことができませんが、会うと楽しいおしゃべりをします。

妹夫婦もお誕生日メールを送ってくれます。そして、姪も送ってくれます。

みんなのメールや手紙を読んで、お誕生日の喜びを味わいます。

私の日々の中の、数少ない幸せな数日のお話です。

下の写真は11月8日のチャーリーです。



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

チャーリーの前髪、その後

2020-11-03 13:58:07 | チャーリー

チャーリーの前髪を切ってはどうですか、とトリマーさんに言われていました。

できれば、今まで通り、長いままでと思っていたのですが、今回の美容に行った日、10月30日、チャーリーの前髪があまりにも短くて、結べませんでした、と言われました。

いつもの前髪を結んでリボンをつけるというのができなくて、前髪を軽くゴムで結んでありました。その代わり、首にかわいいレースの首飾りをつけてもらっていました。



髪が切れたり抜けたりするのは、強く結んでいるからだろうということです。それに、年齢も関係しているそうです。

私も、前髪を結ぶのが、この頃難しいと思っていました。そうか、やっぱりもうあきらめなくてはならないのだ、とチャーリーのゴムで結んだ髪を見て思いました。

それで、前髪だけ、短く切ってもらおうと、決心しました。

目に髪が入らないように切って、立ててもらおうと思います。その長さに合わせて前髪を段カットしてもらいたいと思っています。

来月のチャーリーのヘアスタイルを、とても楽しみにしています。かわいいヘアスタイルになればいいのですが。


首に巻くレースの首飾りや、冬の手編みのニットのマフラー、それに、バンダナも、チャーリーはたくさん持っています。

妹が、とても洋裁や手芸が上手で、いろいろと作ってくれています。

毛が短いときには、そういうものをしていましたが、毛が伸びてきて、あまり見えないので、つけるのをやめていました。

早速、ニットのマフラーを出して、つけています。せっかくのマフラーが見えないのは、残念なので、後ろに伸びた毛を三つ編みにしています。



チャーリーは髪を強く結ばれるのはいやだろうなと思い、私も髪を結ぶ手間がはぶけるのをありがたいと思います。

だんだんチャーリーも私も年を取っていきますから、難しいことや面倒なことはしたくありません。そういうことは、気が付いた時に、やめていこうと思っています。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする