美しい夕焼け

美しい晩年を目指して

楽しいこともあるのです

2020-05-31 15:58:55 | 私の日々
5月27日に二人の人に会いました。

一人は、チャーリーをひと月1回の美容のために、連れにきて連れて帰ってくれる、ペットショップのトリマーさん(ペットショップの奥さん)です。


チャーリーはもう10年ほどこのペットショップに、毎月1回、シャンプーをしてもらい耳や足の毛をカットしてもらい、爪を切ってもらってきれいにセットしてもらいます。

チャーリーは、このトリマーさんが大好きで、大喜びで出かけていきます。

トリマーさんも、「普通の子は、私をとても嫌うのですけれど、チャー君はなついてくれるのでうれしい」と言われてかわいがってくれます。

たいていの犬は、シャンプーをしてもらったり、爪を切ってもらったりするのを、怖がりますし嫌いますよね。

でも、チャーリーは、連れてきてもらった時も、抱っこされたがって別れるのを惜しみます。

この方は、薔薇も好きで、花の季節には、何本かを切って差し上げています。

おしゃべりもとても楽しく、毎月会えるのを楽しみにしています。

チャーリーの頭のリボンは、今月はスイカでした、かわいかったです。


もう一人は、母のリハビリのために、毎週来てくれる30代の女性の理学療法士さんです。

介護関係の方は、個人的に親しくなる人はあまりいませんが、この方は、おしゃべりも楽しく、心遣いも穏やかに、会うといつも楽しい気持ちになる人です。

個人的なことは、深く訊ねられることはなく、ご自分の家族のことを楽しそうに話してくださいます。

母もリハビリを受けて、楽になると喜んでいます。

この方に出会えたのを、心から感謝しています。

5月29日は、美容院へ行きました。

私は、髪の毛の色が明るいのが好きで、ブリーチしてもらい、その上にカラーしてもらいます。だんだん色が抜けて、2か月くらい経つと金髪のようになるのが、またお気に入りです。

今行っている美容院は、今回で2回目なのですが、ヘアスタイルも髪の色もとても気に入っています。

やってくれるのは、30代くらいの若い男性美容師さんで、私の言いたいことをすぐに理解してくれて、ちゃんとやってくれるのです。

美容院には母と二人で行きます。母はその美容師さんのお母さんがやってくださいます。それもとてもあか抜けていて、二人で喜んでいます。

美容師さんとおしゃべりするのは、介護や医療と関係ないお話ができて、とても楽な気持ちになります。

今回のヘアスタイルを、美容院から帰って、母に後ろから写真を撮ってもらいました。70才になったシニアとしては、ちょっと若作りでしょうか。



28日には、お友達から、メールが来ました。

7月に実家に帰るというメールです。彼女とは、年2回くらい、彼女が実家に帰ったときに会えます。今年は、コロナのせいで、7月が最初に会えることになります。

若いころは、私のほうが身軽だったので(子供がいないので)、よく彼女のうちに泊まりに行きました。今は病気になってしまったので、彼女が会いに来てくれます。

彼女と会えるのは、私の周りにくっついた何もかもから自由になる、という気がします。

こんな風に、介護や病気で困ったこと嫌なことばかりでなく、楽しいこともあるのです。

どんな時も、嫌なことばかりというわけではないですよね。


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名探偵にドキドキ

2020-05-25 15:09:14 | 本・映画

この頃、毎晩DVDを観ています。

名探偵ポワロ、シャーロック・ホームズ、刑事コロンボ、弁護士ペリー・メイスン、そういう探偵ものや刑事ものを観ています。

まだ、夫が元気だったころ、昔のDVD を買って、家族で観ていました。

ほかにも、ミス・マーブルなどの探偵ものや、ハリー・ポッター、指輪物語、マーリンなどのファンタジー、アボンリーへの道や大草原の小さな家などのファミリーもの、昔好きだった映画ウエストサイド物語、理由なき反抗、お熱いのがお好き、それからジブリなど、いろいろなものを買いました。

そして、それらを観て、みんなで楽しんでいました。でも、今は、状況がまるで変ってしまいました。もちろん、DVDやブルーレイなどを買うこともできませんし、借りに行く体力がないので、借りにもいけません。昔買ったものを繰り返し観ています。

今は、夫が家に帰ると、ペリー・メイスンを観たいといいますから、手伝いに来てくれている妹も一緒に、みんなで楽しんでいます。

母と二人の日は、探偵ものと刑事ものを観ています。なぜか、情緒的なものは、観たくないのです。

母と観る探偵ものは、探偵や刑事や弁護士がとても魅力的で、たいていは殺人事件が起こるのですが、残酷な場面は少なく、その探偵や刑事や弁護士が活躍して、事件を解決するのです。

その主役を演じる俳優が、また、とても個性的で、ハンサムではないのに(母はペリー・メイスンはハンサムと言いますが)、その顔や姿から目が離せないのです。

男はやっぱり、知性よねーと、いつも納得してしまいます。私が一番好きなのは、ポワロを演じるデビッド・スーシェです。その姿全体から醸し出される上品な存在感に魅せられています。

そして、ポワロやシャーロック・ホームズの冒険の映像の美しいこと、ポワロの1900年代初期、シャーロック・ホームズの19世紀の時代の風景や人々、建物や家具の美しさが、目に焼き付きます。

もう、何度も観てきたポワロやシャーロック・ホームズが、そういう映像の美しさを観るとき、何度も感嘆するのです。

本当に、ポワロは4回観て、ホームズは3回観て、コロンボは2回観て、メイスンは2回観ています。ポワロを観るとき、すぐに犯人はわかってしまうけれど、画像やポワロや周りの人々の表情や、ファッションや部屋のインテリアなどを観るだけで、楽しめるのです。

ペリー・メイスンは、白黒画面なのですが、とても面白いです。これは夫の希望で買いました。今までペリー・メイスンの名前を聞いたことがある人に、出会ったことがありません。

私たちは、趣味が古いので、なかなか話ができる人と出会うことがありません。でも、どれもとても面白いですから、機会があったら、ぜひ観てくださいね。

今は、ホームズを観終わるところで、さて次は、刑事コロンボを観ようかと、母と相談しています。


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夫と一緒にいるために

2020-05-20 17:26:17 | 
5月13日から15日まで、夫が帰宅しました。

コロナウイルスの感染が拡大してから、1か月に1回だけ帰宅することにしました。

以前は、月2回帰っていたのですが、この頃は、施設の人たちやうちに来る介護士の人たちが、夫が家に帰ることをとても嫌うからです。

私は、夫のためにしてほしてことなどを、口に出してしまうからでしょうか、施設の人たちやうちに来る介護士に、あまり好かれていません。なにかしら施設とも介護士ともうまくいっていないのが、現状です。

今は、夫の施設では面会禁止なので、パジャマを持って行っても入り口で手渡し、あまり話もしません。

面会できるときにも、車いすに乗せることを拒否されたりしていました。仕方ないので、妹と私(病気の)で移乗ボードを借りて夫を車いすに乗せて、散歩に行っていました。

この施設の介護士たちは、仕事をすることに、あまり積極的ではないと思います。

家に帰ってくると、朝とお昼に、おむつ交換と着替えのために介護士を頼んでいます。来る人によって、することに差があり、時間が余っても、何もしようとはしない人と、しなくてもよいようなことをやって、時間がかかるので時間オーバーを認めてほしいという人がいます。

私は、ケアマネに、おむつ交換と着替えが大変だから頼んでいるので、それを主にしてほしいと伝えました。契約時間内に、それをしてほしてのだと、言いました。

それから、介護士たちと、うまくいかなくなりました。3日のうち、4回来てもらうのが、苦痛になったのです。(中には、よい仕事をしてくれる人もいるのですが)

施設とも介護士たちとも、あまりうまくいっていないので、夫の介護に疲れ果てています。そして、考えたのが、夫が特別養護老人ホームに入るということです。

以前から、それは考えていて、近くの施設に申し込みをしていました。そこから、近いうちに入所できるという連絡がありました。

入所すると、近いところなので、しょっちゅう夫に会いに行けるということが、一番の利点です。難点は、介護保険が使えないので、家に帰ることが難しくなる(道具や介護士のこと)ということです。

でも、私は、夫とよく会えることがとてもいいことだと思います。今までの施設は車で30分以上かかりましたが、今度は10分くらいで行けるところです。

しょっちゅう会えると、夫の様子がよくわかり、私ができる健康管理をすることができます。夫とおしゃべりをすることで、言葉を忘れないようにしてあげたいと思います。

この特別養護老人ホームがどんなところかまだわかりませんが(お部屋はきれいで広く個室です)、そして、いつ入所できるかもはっきりとはわかりませんが、夫と私たち家族の新しい時間が始まると思います。

良い時間になればと思っています。新しい場所で、私もできるだけ努力したいと思っています。


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ささやかに薔薇の花

2020-05-19 03:31:41 | 薔薇と庭
5月は薔薇の季節です。

わが家の薔薇は、世話をしなくなってから、ずいぶん寂しくなりました。それでも、5月中旬になると、ささやかに花を咲かせてくれます。

一番に咲くのは、つる薔薇のスパニッシュ・ビューティー、それは鮮やかな大輪の薔薇で、夫が一番好きな花です。

  

そして、ハイブリッド・ティー、イングリッシュ・ローズ、オールド・ローズやシュラブ・ローズなどが咲いていきます。

わが家の庭のハイブリッド・ティー・ローズは2本だけ。ピンク・ピースとクリスチャン・ディオールです。

  

イングリッシュ・ローズは4本、でも、2本は今にも枯れそうで、元気になってくれるように願っています。今咲いているのは、ジェーン・オースティンとスイート・ジュリエット。

  

つる薔薇の春がすみとオールド・ローズのブレイリーNO.2が咲き始めています。

  

そして、ずっとわが家の庭の主役だった、アンジェラも咲き始めました。

  

もう少し、6月上旬まで、花を見ることができるでしょう。本当にささやかに咲いてくれる薔薇ですが、花を見るのは、とても嬉しい時間です。

花は香りも芳しく、ぽつぽつ咲いている薔薇のそばで楽しんでいます。

肥料も水も気が向いた時だけ、消毒もしないので、花は虫食いだらけで、しわしわになってしまっていますが、それでも、5月は美しい季節だと実感します。

昔、きれいだったころの写真を下に載せました。2011年の薔薇たちです。

スパニッシュ・ビューティーとハイブリッド・ティー・ローズたち、スパニッシュ・ビューティー、

  

イングリッシュ・ローズとシュラブ・ローズ、春がすみとハイブリッド・ティー・ローズ、

  

そして、わが家のスターだったアンジェラのアーチです。アンジェラを観たいと言って訪ねてくれる方もいたのです。


とても美しかった庭が、今は寂しいものですが、でも、薔薇はやっぱり女王様ですね。


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未来を見れば

2020-05-08 01:37:44 | 私の日々
私の住む町では、新型コロナウイルス感染が、まだ収まったとはいえない状態です。

私と母とは、あまり出かけることもなく、出かけるときは、マスクをし、手洗いを丁寧にしています。でも、うつるかもしれないという気持ちは、いつも強くあります。

うつったら、家族全員、重症者になるかもしれないということも思っています。夫は寝たきりで、母は95才、私は喘息からの難病にかかっているからです。

もし、重症者になれば、家族との面会もできず、骨で帰ることになると聞きました。

とても怖くて仕方ありません。夫はわからないままに命を落とし、母は寂しがって逝くのだと思うと、本当にどうしようと思います。

どうしたらよいかということも分からず、暗澹たる気持ちになってしまいます。

私は、2016年に好酸球性多発血管炎性肉芽腫症にかかり、股関節を骨折し、心臓と肺の血栓を取り、そのうえ、軽い脳梗塞も起こしました。

1年のうち、7か月も入院して、そのころから、自分の命はそんなに長くないと実感するようになりました。(でも、それから4年ほど生きているのですけど、、)

それから、いつも暗い気持ちで、これから先のことを考えます。

そして、物心ついてから、私が人にした非常識なこと、無神経なことを考えます。

そして、人にされた多くの悪意や意地悪を考えます。

特に、自分がした取り返しのつかないことを、その時まで帰って、やり直したいと思います。

そうした暗い心は、多分、自分の未来が閉ざされているからなのでしょう。未来を考えると、明るいものは何も見えません。

でも、ずつと暗い心のままで生きていくことは、とても難しいので、何か起こったら、その時にそれに対処しようと、気持ちを切り替えながら生きています。

そして、自分の人生の辛かったことを、日々かみしめながら、でも、それが自分の人生だと納得しつつ生きています。


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