美しい夕焼け

美しい晩年を目指して

白寿のお祝い

2024-04-11 16:25:05 | 私の日々


私の母は、今年の1月3日に99才になりました。今も一人で歩けるし、自分の生活は何とかできます。

99才になったので、今年は白寿のお祝いをしようということになりました。4月10日に、私と妹夫婦の3人とお食事をして、ケーキを食べて、おしゃべりをしました。暖かくなってから、ということで、 4月10日になりました。

白寿というのは、還暦や古希のように、中国からの輸入ではなく、喜寿、米寿などと同じく、日本の習慣だそうです。この頃は、あまりお誕生日のお祝いも改まってはしなくなったので、みんなでお食事をするのもいいと思い、お祝いしました。



母に何かプレゼントをと思ったのだけど、母は何もいらないといいます。アクセサリーは以前凝っていたこともあり持っているし、洋服はカタログが来たら欲しいものは買うので、何もいらないといいます。

考えて、いつも前髪を留めているピンを買ってあげようかと思いつきました。インターネットで探して、ピンを見つけました。真珠のピンです。ちょっと改まった感じがしますが、出かけるときと人が訪ねてくる時にしようと、とても喜んでくれました。



妹たちと私と半分ずつです。そうすると母は私たちに何かお返しをしたいと言い出しました。それで、小さな花瓶をもらいました。

食事は、懐石弁当を取り、妹たちがケーキもプレゼントしてくれました。とても美味しかったです。



久しぶりにたくさん美味しいものをいただいて、おしゃべりも弾み、楽しい時間を過ごしました。

母に、生きている間はずっと元気でいてね、と、そして、楽しい時間を過ごせますように、とみんなで願いながら、白寿をお祝いしました。
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心に甦ること

2024-04-07 13:07:11 | 私の日々
毎日なんということもなく、ぼんやりしていると、昔のことが心に甦ります。

それはたいていは、つらかったこと、苦しかったこと、その時に人に言われたこと、されたこと、心に満たされた思いは、あまりよいものではありません。

でも、私はこの頃、自分の心がそういうものを甦らせて、自分の一生の姿をトータルに見せようとしているのだと思うのです。

私の一生はこんなことに満たされていて、あまり素敵ではなかったかもしれないけれど、でも、一生懸命そういうことに対してきたよねと、自分を振り返って思います。

どんなにつらくても、それを避けることはできなかったのなら、一生懸命にそれを見て、経験して、やってきたと思います。それは、私にどんなふうに影響したのかはわかりませんが、そんな様々なことが私を作ってきていて、今の私がいるのだと思うのです。

人は皆そうやって、自分の人生をひたすら生きて、自分の一生を作っていくのだと思います。そんな人たちがみんな一生懸命生きてきて、地球は回っているのだと思うのです。

大きな目で見れば、ひとりの小さな人生など、ほんの一粒のほこりくらいのものかもしれないけれど、一人一人の思いの大きさは、何にも負けないほどに大きいと思います。

そんな自分の人生を、もう少し生きて味わって、私は心を揺らがせながら、死ぬのだろうと思います。できれば、心静かに、穏やかに、よく頑張ったねと言いながら、終わりたいなと思っているこの頃です。

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この頃思うこと

2024-01-24 16:48:16 | 私の日々
最近は、年のせいか体が痛みます。いろいろなところが痛み、いつも痛みと一緒にいます。

思うことは、どんなふうに死ぬかということ。毎日生きていて、ほとんど変わらない日を送っていると、できれば、こんな風に生きているままに、死にたいと思うのです。

毎日起きて、食事をして、顔を洗って、髪をとかし、洗濯をし、干してたたむ、食事の用意をし、食べて、片づけて、ルンバをかけて、インターネットを見て、映画を観て、お風呂に入り、本を読み、眠る、そのほかに、絵を描く日があり、病院へ行く日があり、そんな風な日を送っています。

毎日のルーティーンをやっているうちに、そのままスーッと死ねたらいいのにと、思うのです。自分の生活の中で楽に死ねたらいいなあと、勝手な思いを持っています。

私が愛したローリーというミニチュアダックスフントがいます。彼は、16才で死にましたが、犬としてはまあまあの長生きでした。15才ころから少しずつ弱っていき、目も耳も不自由で、身体もやせていき、顔の皮膚もずるずるになったりしました。

でも、彼は自分の生きる道だけはわかっていましたから、迷うことはありませんでした。すべきことを淡々として、見ていると矜持のようなものを感じたりしました。

夜もトイレは庭でしましたから、私はリビングで一緒に寝て、彼が起きると外に出したりしました。

死ぬときは、抱っこしていた私の腕の中で、頭を大きく動かして、スーッと息を引き取りました。

それは私の世話があったから、できたことではありましたが、ローリーの死ぬ1年前からの姿は、私には、死ぬときの模範のように思えるのです。ゆっくりと毎日を生きて、愛する人に抱かれ、さすられて、豊かな時間を過ごしたと思います。

私もそんな風に、ゆっくりと毎日を生きて、自分の命や自分の生きてきた時間を大切に思いながら、毎日のルーティーンの中で死ねたらどんなにいいかと思います。

それは本当に夢のようなお話で、きっと、もっと辛い厳しい死を迎えるのだろうと思いますが、希望としての自分の終わりの時間は、そのようであればと思っています。

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新しい年になりました

2024-01-07 20:33:23 | 私の日々
2024年になりました。おめでとうというのもはばかられるような、大きな地震が北陸地方を襲いました。何年かに一度は大きな災害が起こるようになり、災害に合われた方へのお見舞いの気持ちでいっぱいです。

そして、いつ自分たちがそういうことになるだろうかと、芯から心配しています。私たちは、もう年金の暮らしで、健康でもなく、再生など考えられないかもしれないと思うのです。

毎年、新年を迎えると、今年は全部生きられるかなーと思います。そういう人間の最後の時間を心地よく過ごしたいと思うのは、贅沢ではないと思うのですが。

今年になっていいこともありました。3日、母の誕生日です。99才になりました。何とか健康で歩くこともできますし、自分の生活は自分でできるということが、私にはとても嬉しいことです。

ヨークシャーテリアのチャーリーも、14才になり、耳も目も悪くなりましたが、まだ今までのように生きています。それもとても嬉しいことです。

健康であるということが、年を取ったものにとっては、どんなにか大切なことだと、母とチャーリーを見て思います。私もできるだけ、自分の生活を今のまま続けられるようにと、願っています。

こうして、みんなが何とか自分のことをできて、そして、災害に会うこともなく、心地よい生活で最後の時間を過ごしたいと心から願っています。そんなささやかな願いがかなえられるように、と災害から始まった2024年の年頭に思ったのでした。

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ありがとうございました

2023-12-28 14:53:47 | 私の日々
今年ももうすぐ終わります。何とかやってきたなあとこの1年を振り返っています。

毎年、年が明けると、今年は体調が悪くなるのではないか、とか、命が終わるかもしれないと思います。

でも、だんだん弱ってきたように思いますが、今年も何とか生活しています。年を少しずつ取っていきますから、弱っていくのは仕方ありません。

病気はあまり変わらず、病気自体は薬の影響で、良い状態だと医師には言われています。ただ、病気になったときからの足の痛みは変わらず、しびれてもいます。

体はいつもだるく、この頃は、体のいろいろなところが、痛むようになりました。鎮痛剤を毎日5錠飲んでいるのですが。

将来のことは何も考えられず、ただ毎日、やらなくてはならないことを頑張ってやっています。どこに行くことも考えられない生活というのは、つまらないものです。

それでも、休みながら家事もやるし、映画や本は毎日といっていいほど、観て読んでいます。今年は、小さな絵を色鉛筆で描いたりもしました。

楽しみは、インターネットで洋服を買うこと、美味しいお菓子を買うこと。

洋服は、夫が元気なころに買っていたような高いものではなく、私の経済に合ったものですが、洋服を買う楽しみからはなかなか抜けられません。どこに着ていくのと思いますが、着ていくところは病院だけなので、家でいろいろ楽しんでいます。

お菓子も美味しいものを食べると、気持ちがふんわりとしていくようで、これもなかなかやめられません。体重を測るのが恐怖なのですけれど。

いろいろなことを楽しんでいるのですが、体の具合が悪ければ、どうしようもなく、ただ、寝て過ごします。そして、あまり多くを期待しないようになりました。具合が良ければ、好きなことをして、悪ければ、体を休めるという風に。

来年も、きっとこんな風に生きていくのでしょう。母とチャーリーと、助けてくれる妹と、みんなで楽しい時間をすごせるよう願いながら。

今年、ブログを訪ねてくださった方にお礼申し上げます。ありがとうございました。皆様の来年が良い年でありますように願っています。

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