美しい夕焼け

美しい晩年を目指して

チャーリーアレルギー体質でした

2023-03-31 15:56:18 | チャーリー
だんだん年を取っていくチャーリーですが、今度は、アレルギー体質だということが分かりました。



3月の初めころから、目の周りが赤くなってきましたが、ただの目の炎症くらいに思っていました。

ところが、少しずつただれたようになり、目の周りの毛も抜けていき、このまま放っておいてはいけないんじゃないかと心配するようになりました。

10日に動物病院へ連れて行き、診察を受けました。目には何も異常はないので、アレルギーでしょうといわれました。抗生物質と、かゆみ止めを8日分処方されました。



もう一度見てもらうことになり、8日間薬を飲ませると、少しだけは治ったように見えますが、完治したとは言えませんでした。

またお薬を16日分もらって、今も飲んでいる最中です。この頃は、赤いところも少なくなり、ただれは、治ったようです。

チャーリーにとっては、チーズをもらえるのは嬉しいことで、スライスチーズを「お薬」と理解しています。

年を取ると、アレルギー体質の犬は、いろいろなところに炎症を起こすといわれました。今まで、体を搔いていたのは、アレルギーだったのでしょう。今、お薬を飲んでいる間は、ちっとも搔かないのです。



今まで、病気はほとんどしたことがなく、元気いっぱいのチャーリーが、この頃は、いろいろな障害が起こります。年を取るということは、そういうことなのでしょう。

私も若いころは風邪もひかなかったのに、50代から、いろいろな病気をしました。病気をしなければ、60代・70代は元気いっぱい老年を生きるはずだったのに、今は病気と闘っている老人になりました。つまらないです。

チャーリーも私と同じように、年を取って病気になる体質なのでしょう。チャーリーには、私のように、つまらない老後ではなく、楽しい老後を過ごさせてやりたいと考えています。どうすればいいかは、ちょっとわからないのですが。

写真の上の2枚は、目がただれている頃のチャーリーです。下は治ってきたチャーリー、早く元気になって不自由でも楽しい日々をお送らせたいと思います。

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薔薇がおしゃべりしています

2023-03-28 19:42:14 | 薔薇と庭
3月24日に、薔薇に肥料をあげました。もちろん、私は肥料を測っただけで、妹が薔薇の周りに穴を掘って、埋めてくれました。



これで、花が咲くまでの仕事はおしまいです。剪定もして、誘引もして、肥料も上げて、あとは花が咲くのを待つだけになりました。

枝は早いものでは、芽が伸びて葉っぱで覆われ、緑の枝になりました。これからは、枝がずんずん伸びて、枝先に花芽が付きます。



一番早いのは、いつもスパニッシュ・ビューティーです。5月になったらすぐに花が咲きます。夫はこの花が一番好きでしたから、一番に咲くのは、嬉しいですね。

早咲きの薔薇から、遅咲きの薔薇まで、1か月近く楽しむことができます。今は、薔薇の数が少ないので、花の饗宴という訳にはいかないのですが、少しずつ咲いて私たちを楽しませてくれます。



私は体がだるく思うように動かないし、薔薇はもうあきらめようと思っていました。でも、妹が誘引を手伝ってくれ、肥料もやってくれます。母も水が足らない薔薇には、水やりをしてくれます。

こんな風に、何とかみんなで力を合わせて薔薇を咲かせて、自分の力のなさを補ってもらえて、これも花の力かなーと思ったりします。



花が咲いている庭にいると、気持ちが丸く豊かに弾んでいくようです。今年も咲いた薔薇の写真を撮って、ブログに載せようと思います。見てくださいね。


今日載せた薔薇の写真は上から、スパニッシュ・ビューティー、春霞、アンジェラ、ピンク・プロスペリティ、クリスチャン・ディオールです。薔薇がおしゃべりしているように見えるでしょう?

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大江健三郎さん

2023-03-27 12:23:17 | 本・映画
大江健三郎さんが、3月3日に亡くなりました。大江健三郎さんは、私が30代から40代のころ、ずっと読んできた作家です。40冊くらい本を持っています。



亡くなってから、少し時間がたっていますが、それは、私の記憶力のせいです。読んでいたのは、30代から40代のころですから、30年から40年位前です。

私は、自分の記憶力に対して、あまり自信はありませんが、それでも好きな作家の本くらい覚えているのは当たり前と思います。

ただ、言い訳というのではないですが、7年前に病気をし、股関節を骨折して、リハビリをしているときに、エコノミック症候群にかかり手術をしました。その後の安静期に血液の薬を飲まなかったために、脳こうそくを起こしました。

それは軽いものでしたから、しゃべることは普通にできるのですが、言葉を忘れ、人の名前や人のことを忘れ、自分の中の記憶も忘れてしまいました。

そのせいで、昔読んだ本をあまり覚えていないのです。でも、大江健三郎さんは、私にとって、とても大切な作家で、本でしたから、何か書きたいと思ってきました。

その時、昔本を読むと、読後感を書いていたことを思い出しました。妹に頼んで、2階の机の引き出しを探してもらいました。そうすると出てきたのです。

それを読んで、私は、大江健三郎さんにたくさんの影響を受けていると思いました。

大江健三郎さんの本を読んで、私は、自分が狭い個の世界から、他へ広がっていくことを学んだように思います。

そして、生き方にも影響され、大江健三郎さんのように民主主義を生きたいと思っていました。今もそれは続いていますが。

若いころに大江健三郎さんに出会ったのは、とても素晴らしい体験でした。それを薦めてくれたのは、夫です。この人の本を読んでみたら、と言って、買ってきてくれました。

今、私の中には、細かな記憶は無くなってしまいましたが、もう一度、「同時代ゲーム」や「燃えあがる緑の木」を読んでみたいと思います。

大江健三郎さんの、姿も、しゃべり方も、生き方も、本も、とても好きでした。ご逝去を悼み、感謝の気持ちを表したいとこれを書きました。

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不愉快なこと

2023-03-19 14:07:08 | 私の日々
私の母は98才です。体も気持ちも元気です。物忘れはすごいなあというくらいにしますが、日常生活は自分でできます。

その母が介護保険を使って、訪問リハビリを受けています。先日、そのリハビリセンターの意向で、毎月看護師が訪問することになりました、といわれました。国の政策だとのことで、もう決まったことのように言われました。そして、費用も掛かるのです。

私は、母は毎月内科を受診しているので、看護師の訪問は必要ないと断ったのですが、決まったことだといわれ、おしきられました。

そのあと、ずっとあちらの都合での話ではないかと思い、何か不満が残りました。そして、私たちの都合は聞く耳がないということが、どうしても納得できませんでした。

母に聞くと、どうしてもリハビリをしてもらいたいという気持ちはないというので、それなら、リハビリを断ろうと決めました。

次の週に、私たちにも選択の自由があり、リハビリを解約したいといいました。

そうすると、すぐに今までのままだったらやってもらえますか、と応えました。リハビリを断られるのは困るというような返事でした。

私は、あまり強く言うのもどうかと思い、今まで通りなのでしたら、やってもいいですよ、といいました。でも、気持ちとしては、ではなぜ先週こちらの都合も効かず、そういう選択肢があるということも言わず、押し付けたのかということが、不愉快でした。

そういうことで、今まで通りということになりましたが、これから先、どういうことになるかはまだわかりません。

人は、力を過信することがあり、本当は一方的な力などないのだということを理解しなければならないと思います。同じ立場で向き合うことの大切さを、みんなが分かっていればと思います。

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「童話物語」

2023-03-10 16:27:17 | 本・映画


「童話物語」は、ハイ・ファンタジーのジャンルの日本の作品です。向山貴彦 作、宮山香里 絵の、少女ペチカと妖精フィツとの、人間は滅びるものなのかという問いかけをしながらの冒険ファンタジーです。

妖精フィツは人間が滅びるべきかどうかを調べるために、人間界にやってきます。最初に会った人間とだけ口がきけるフィツは、ペチカという少女と出会います。ペチカは、母を亡くしてからのすさまじい残虐ないじめや虐待に心をゆがめられた少女でした。



本来ならば、優しいものの心が理解できる少女でしたが、ゆがんだ心は、フィツにも周りにもひどい態度で打ち解けず、でも妖精と少女は逃げだすようにして、旅に出ます。

次第に旅で出会った人や動物に、心が動かされていくペチカですが、大きな町で炎水晶という不気味なものに出会います。それは次第に大きくなり、人間の世界を滅ぼしていくような力を持っていきます。



いろいろな人々に出会うペチカは、人を愛することを知り、炎水晶と対決して、人間の世界は美しく、残されるべきものであるとフィツと共に戦います。

そして、人間の世界は滅ぼされず、炎水晶は破壊されます。

フィツの言葉に
人間はつまらない生き物なんかじゃないよ。地上に来て分かった。消えていくものだって、永遠に残すことはできるんだ。人間には、地上のすべての生物には、そういうすごい力があるんだ。

最後は感動的で、人間の力や人間の愛を信じたいなあと思ったことでした。



炎水晶は、魔の力を持っていて、人は己を忘れ、その力に染まり、世界を破壊していくのです。これは、今の時代では、インターネットのようなものでしょうか。それとも、もっと恐ろしい人を同じ方向へ向けて、武器を持たせるようなことなのでしょうか。そんなものに人は、動かされたりしないと思いたいです。

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