美しい夕焼け

美しい晩年を目指して

ありがとうございました

2021-12-29 22:40:23 | 私の日々


今年ももうすぐ終わります。思うように過ごせたわけではないのですが、それでも自分のできる限りのことをしてきたかなと思います。

ブログもなかなか書けなくて、でも、読んでくださる方たちのお気持ちが分かるようなコメントをいただき、応援もしていただきました。皆様のお気持ちがとてもありがたく身に染みました。

来年はもっと楽しいことを書けますようにと願っています。お付き合いくださいね。

皆様の来年が良い年になりますように、心から願っています。本当にありがとうございました。



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今年最後の面会

2021-12-27 14:51:46 | 
12月24日は、夫との今年最後の面会日でした。コロナのせいで、面会も2週間に1回、10分ほどの短い時間です。それでも、夫の入っている施設は、いろいろな事情に素早く反応して、面会させてくれるので、とてもありがたいと思います。

夫は、コロナという概念がなく、どうしてもっと面会に来てくれないのかと、いつも面会の時間の間機嫌が悪く、今年最後の面会はどうかしらと思っていました。

前回の面会の時も口をきかず、目も開けませんでした。そして、今回もやはり同じでした。首を振って、相づちを打つこともあまりなく、担当の方が、退院してから、あまり声が出なくなりました、といわれます。

あまり反応がないと、ちょっと心配になります。声が出なくなり、言葉を忘れるということも心配ですし、もしかすると、認知症になるかもしれないと心配です。

でも、ちょっといいことがあります。広島市のコロナ感染が少なくなったということで、これからの面会は、ワクチンを注射していれば、30分になり、場所も今までの相談室ではなく、談話室でできるそうです。夫のそばにいられるようですから、きっと、夫も少しは反応してくれることでしょう。

次の面会は、1月17日にしか取れませんでしたから、面会の間隔はますます長くなるようですが。

これからは、できるだけ夫のそばで話をして、夫が言葉を忘れないように、私を覚えているように、と務めるつもりです。

今のままで年を取っていくのは、さすがに私の気持ちが納得できません。少しずつ会話ができて、お互いのことを思いやるようになれればいいと思っています。

母と私が書いた年賀状と、妹がクリスマスカードを送ってくれましたので、それを届けました。そして、お正月に着る新しいパジャマを渡しました。そういうものが夫の気持ちに届けばいいと願っています。


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みんなのお誕生パーティー

2021-12-20 13:06:45 | 私の日々


今年は、誰のお誕生日もお誕生パーティーをしませんでした。毎年、お誕生日のあたりで、ケーキを買って、お祝いするのですが。それで、今年は、みんなまとめて、お祝いしようということになりました。

母が好きなメロンと、妹と私の好きなケーキ屋さんのケーキを買って、みんなで写真を撮りました。

ことし、母は96才、妹は68才、チャーリーは12才、私は72才になりました。みんななかなかの年齢です。私は病気ですが、ほかのみんなはまあまあ元気です。

みんなで、今年も何とか元気で良かったねー、といいながら、メロンとケーキをいただきました。



72年生きてきて、いろいろなことを始めたけれど、自分の思うようになった物もなく、たくさんのいろいろな人に会ってきたけれど、今は心の許せる人が何人か、そのほかはあまり顔も名前も覚えていない人たち、そんな風ですが、自分が一人で立っていられるように感じるのは、今のほうです。

たくさんのことがあって、たくさんの人を好きになり、たくさんの思い違いがあって、今の私がいるのだと思います。

あと何回お誕生パーティーができるかわからない年になりましたが、美味しいケーキをいただいて、私が生きたことをささやかに確かめる日を過ごしたいと思います。


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2021年を過ごせたことへの感慨

2021-12-18 14:13:49 | 私の日々
今日は、2021年 12月18日です。もうすぐ今年も終わりです。ああ、なんとか生きてこられたなーと、ちょっと感慨深いです。

昨日は、年賀状を出しました。少しだけのお付き合いある方々への年賀状のために、今年も薔薇の絵を描きました。1年に1度だけしか描かない絵ですから、とても恥ずかしい仕上がりですが、自分が作るというこだわりをなかなか捨てられないのです。私だけのものというこだわりなのでしょう。

年賀状を出したら、元気なころは、お掃除をしていました。窓ふき、カーテン洗い、換気扇、冷蔵庫、などです。でも、今は、体があまり動かないので、大掃除はしません。

でも、妹が、カーテン洗いを手伝ってくれます。それから窓も拭いてくれます。換気扇のお掃除も手伝ってくれます。冷蔵庫は、10月に買ったので、あまり汚れてはいませんから大丈夫。後は、どうしても気になるところだけ、気になったときにお掃除します。

そんな風な年末を過ごしていますが、時々、ああ本当に今年も何とか過ごしてきたのだなーと、思います。それがとても感慨深くて、私は自分が生きていることを実感します。

2014年に夫が倒れ、2016年に病気になって、今までとは全然違う生活が始まりました。もう将来ということは、考えられなくなり、いつも自分の体のこと、夫と母とチャーリーと妹、身近な家族だけとのかかわり、そして、その周りの人々とのかかわり、今までとは違った世界の中で、とまどってばかりいたような気がします。

それでも、だんだん今の世界に慣れてきて、自分の命、家族の命、のことを考えるようになりました。周りのそれについて回るものから少しずつ目がそれてきたのです。そして、自分たちの命のことを考えるようになると、生きているのだなーと感じられる様になりました。

毎日、なるべく元気で、楽しい時間を過ごしたいと思います。できるだけ笑って過ごしたいと思います。悲しいときには、そんなことにかかわっていては、自分の時間がもったいなく過ぎていくよ、と言い聞かせます。悲しいことの日のほうが多いのですけれど。

笑っていると、自分の時間が、少しずつ周りのことから自由になっていくような気がして、時間が少し透明になっていくように思います。

少しずつでも、自分が自分の生きてきた世界から跳んで、透明な時間の中で生きていき、世の中のことから、自由になっていければいいなと思うこの頃です。

2021年を何とか過ごしてきた私が、もう少し頑張って生きていこうよ、と自分を励ましているところです。今年も生きてこられたことに、思いを深くして感動しています。


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母からお歳暮

2021-12-01 17:15:41 | 私の日々


私は、お歳暮等はしないのですが、母はお中元お歳暮を、お世話になる人、子供の結婚相手の親にしています。

季節になると、私がデパートに行って、送ります。この頃は、私にも何か好きなものを頼みなさいといいます。それで、私はカタログのお菓子の部分を探して、普段はあまり食べられないような高いものを頼みます。

今年のお歳暮は、帝国ホテルのアーモンドパイを頼みました。バターがたくさん使ってあって、とても美味しかったです。

デパートの売り場の人が、「送られる方と、受け取られる方の住所が同じですが、」とよく言われます。母が、「あなたが私のことを考えてくれるので、お礼にプレゼント」といってくれるのです、と説明します。

担当の方が、まあー、それは素敵ですね、とよくいわれます。本当に母がまだ、私のことを考えてプレゼントしてくれるなんて、素敵なことだと思います。

母は96才です。毎日の生活はたいていのことはできます。食事もトイレも、大丈夫、ただ、物忘れがひどくなり、自分の洋服の収納場所などは、すっかり忘れてしまいました。補聴器を入れるのも忘れて、いくら大声で話してもわからないということもしょっちゅうです。

母の仕事は、毎日朝食を作ること、パンを焼いてハムとスライスチーズをのせ、果物を用意して、コーヒーを入れます。それから、週に2回、アイロンかけをします。テーブルの上に、ランチョンマットを敷くので、それにアイロンをかけます。時には、私のスカートなどにも。

そして、夕食の後片付けもしてくれます。時には、自分が今も覚えているお料理も作ってくれます。

ちょっとこき使いすぎかなー、と反省しますが、でも、人は、体も頭も程よく使う方がいいのだと私は思っているのです。何もしないで、何も考えることなく過ごすことは、きっと、自分の楽しみも少ないだろうと思うのです。

母は自分の行く病院と、3か月に1回の美容院だけは出かけますが、それ以外は出かけることもなく、でも、私と暮らしていることを楽しいと言ってくれます。

私も、母と暮らしていることがとても楽しく、時には、口うるさく言いますが、5分後には、すぐ仲直りできる母との関係はとてもいいと思います。

お歳暮も妹と3人で美味しいねーといただいています。(チャーリーもほんの少し) これからもできるだけ長く、お中元、お歳暮を母からプレゼントされることを願っています。




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