美しい夕焼け

美しい晩年を目指して

力について

2023-07-24 15:26:52 | 私の日々
先日、力のことを書きました。世の中に、力があると、そこには、人やものが集まり、力を中心に、それぞれが自分と力との関係を探し、小さな世界を作っていくのだと思います。

力というものを実際に認めていなくても、自分のいる世界は安定していて、よく考えると、中心には力があるのだと思います。

そんな世界がたくさんあり、例えば家族、地域、学校や会社、そして、国、それらが交錯したり、並行したりして、だんだん大きな世界になっていくのでしょう。

そんな中で、自分のいる位置が分からないものがいるのです。どんな世界にも自分が属していないと思い、居場所がないと思うのです。

でも、それでも、生きている国などはあり、日本のように一応安定している国で、自分の居場所などないと思いながらも、何とか生きているのですから、それは、その国の力を認めているのでしょう。

ただ、小さな世界では、自分がどこにも属していないと思い、何かに衝突しながら、苦しい思いで生きているものがいるのです。自分に力があると思って生きてきた若いころのみじめさ、誰も周りに集まってこないという力のなさの認識。

でも、年を取って、自分に力がなかったことを実感してしまった今も、やはり、生きることは、何かにぶつかって、しんどいなーと思いながら生きています。

私に力などなかったのだから、私だけの世界は本当に小さく、こじんまりと家族と一緒に生きています。

今、あまり欲がなくなり、力を持つことの意味もあまり分からなくなり、もう残り少ない人生の時間を、力などなくても、穏やかに、自分の時間を深く覗き込んで、生きていければいいのかと思っています。

力があったとしても、力がなかったとしても、人は、限りある時間を生き、そこでどれだけの豊かさを味わえるかが問題なんだよ、と負け惜しみのような気持でいるこの頃です。

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力があるということ

2023-07-10 12:46:20 | 私の日々
この頃、毎日生きていくことが辛い、と情けない気持ちになっています。何か元気が出ないという気分、何もしたくないという気分、体が動かない気分、そんな気分にとらわれています。

楽しいこと、心が震えるようなこと、そんなことを書いていこうと思うけれど、そういうことがないのです。

体が思うように動かないから、ということがあるかもしれません。病気になってしまってから、気持ちも動かないようになったと思います。年を取ったからかもしれません。

何もしたくないので、映画を観たり、ドラマやアニメを観たりします。本も心が躍るようなものを読みたいと思います。

そして、毎日、そういうものに囲まれていて、"力"ということを考えるようになりました。映画もドラマもアニメも本も、力あるものが主人公です。そういうものでないと面白くないのです。世の中で、称えられる人々も、やはり、力ある人、なのです。

昔、自分が自分の力を使っていないという気がしていました。力を使えば、私も力ある人になるのだと信じていました。

でも、今、力ある人は、自分の力を使ったからこそ、大きく豊かになったのだろうと思うようになりました。力があれば、力を発揮するのだと思うのです。自分の力を使えることが、才能なのだと思うのです。

力を持っているというのは、幻想なのだろうと思います。でも、それでも、人は生きていかなくてはなりません。辛いなーと思います。自分が力を持っていると思っていた頃のことを、若かったなーと思います。

今は、もう力を持っているという幻想はあまり残っていないのですが、毎日、力を発揮している人の話を見たり聞いたりするだけで、自分が動いていないことをとても残念に思います。

もう心にも体にもあまり力がないのだと実感していますが、人は、力がなくても生きていかなくてはならないし、自分が生きているということで、何か周りに働きかけていくことはできるのだろうと考えています。

でも、やはり、若いころのように、自分には力があって、それを発揮すれば、何かを手に入れられるという幻想を持っていた頃のことを、懐かしく愛おしいもののように感じています。

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チャーリーのカット

2023-07-05 13:13:48 | チャーリー


チャーリーが美容に行き、トリマーさんから、シャンプーした後のドライヤーをかけるとき、遠吠えのような鳴き声を出したといわれました。ほかの犬でもあることなので、心配はしなくていいとも言われました。

ただ、年を取ってきて、目も耳も不自由になったことで、いろいろな今までされていたことが不安になるのだろうといわれます。そして、もしかすると、毛を長くしておくのは、考えた方がいいかもしれないということでした。

ブロウするのは、犬にとってはかなり負担になるので、長い毛の犬は、可哀想だということでした。特に高齢になってからは、カットもシャンプーもブロウも、なるべく早く終わらせてあげることを考えるといわれます。



それで、チャーリーの毛も短くすることを、考えた方がいいかもしれないといわれました。

私は、ヨークシャーテリアなので、できれば、長い毛でいさせたいと思ってきました。ただ、年を取ったり、病気になったら、短くしなければならないだろうと思っても来ました。

そういう時期が来たのでしょうね。それで、トリマーさんと話して、少しずつ短くしようということになりました。1か月に1回の美容の時に、2cmくらいずつ切っていこうということです。



最終的には、体の毛は短く、顔の周りは少し長くしてもらおうと思っています。まだその長さのことは相談していないのですが。

それで、今回は、たくさんの写真を撮りました。これから少しずつ短い毛になっていくのだと思うと、長い時を撮っておきたいと思い、なんだか寂しいなあと思いながら撮りました。

チャーリーも9月5日には、14才になりますから高齢犬です。これからは、できるだけ楽なようにしてあげたいと思っています。


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70才を超えても、、、

2023-07-03 15:22:56 | 私の日々
私は、洋服や身につけるものを自分の表現だと思い、こだわってきました。夫が元気なころは、ちょっと値段の張る外国ブランドなどを買っていました。

ブランド物は、コマーシャルに踊らされているだけで、値段ほどの価値はないと、知り合いの人たちが言うのを聞いてきました。

でも、私は、モノの値段は、やはりそれなりの価値があるからついているのだと思うのです。高いものには、品質の良さや、美しさが見えると思います。

でも、今は、私は年金だけで暮らさなければなりません。貯金は、困ったときや大きな買い物のときのために、と思っています。

夫が倒れた時には、洋服のことなど、頭に浮かびませんでしたが、だんだん落ち着いた生活になってくると、洋服ほしいなーと思うようになりました。

でも、今までのような高いものは買えません。インターネットで、いろいろなサイトを巡り歩き、おしゃれだけど、そんなに高くない、というか、安い洋服を見つけました。

お店に出かける買い物は、疲れて体がくたくたになりますから、できません。その点、インターネットは、とても便利でした。

私が買っているお店の一つは、返品ができるというのが、とても魅力です。気に入らなければ、返せばいいのだから、と思うと、ちょっと冒険もできるのです。

20代では、160cm、48kg、30代では、50kg、そのうちだんだん太ってきました。今は内緒の体重です。

夫が元気なころは、やせてもいないけれど、そこまで太ってはいなかったので、ひざ丈のスカートに8cmのハイヒールを履いていました。女性らしい雰囲気が好きでした。

でも、今は、内緒にしなくてはならないほどの体重で、むくんでいますから、足が太い! この頃はくるぶし丈のスカートやワンピースを着ています。

でも、最近、このワンピースは、70歳過ぎたおばあさんが着れるかしら、と躊躇することが多くなりました。ちょっと子供っぽくてかわいすぎるよね、と思うと、なかなか手を通さなくなります。

洋服は、時に、これは着られない、と実感することがあり、それは、自分の顔やスタイルなどにどうしても合わない、ということが分かってしまうのですよね。

今、あまりに幼いものは、ちょっと合わないなあと思うようになりました。だから、やさしくて、ちょっと大人の色気(? )を感じるような洋服を着ようと思います。

洋服は、とても大切な自己表現と思っているので、やはり、自分の好きなものを着ていきたいと思います。大人らしく優しい雰囲気の洋服を選んで。

今年のバーゲンで買ったワンピースの写真を載せてみます。白は上身頃はニットでスカートは綿レースです。紺のプリントのワンピースは、薔薇の花の模様です。どちらもくるぶしくらいの丈で、上にカーディガンなどを着ます。


行くところは、母と私の病院と美容院、月1回の日用品の買い物くらいなのですが、それでも出かけるときは、洋服を選んでちょっとワクワクしたいと思うのです。

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ブービー賞

2023-07-01 16:19:31 | 
この頃あまり楽しいことがなく、ブログにも愚痴や人への非難が多かったようなので、ちょっと反省しています。

ブログを始めたのは、老後の楽しいこと嬉しいこと心が躍るようなことを書いて、自分の人生をそんなに悪いものではなかったと思いたいという気持ちで始めたのでした。

Beautiful-sunset というのはそんなつもりで付けたタイトルなのでした。

それなのに、楽しくないことばかり書いてしまいました。なぜかといえば、楽しいこと、心の踊るようなことが私の周りで起こらないからというのが、一番の理由でしょう。

出かけるのは、病院がほとんどで、あまりよいことはないので仕方ないですね。

私は、毎日、映画やドラマやアニメの面白いものを観て、そして、寝る前には、本を読みます。それは、どれも楽しいことなのですが、受け入れるばかりのことのような気がしていて、自分から働きかけたり、話しかけたり、そんなことが少なくなっているのでしょう。

もっと心の踊るようなこと、それはきっと贅沢な望みなのでしょうね。

今、楽しいことを思い起こしても見つからず、昔のことを思い出してみました。

この頃、お香典などの茶の子として、カタログを送ってもらうことがあります。先日もそういうカタログを見ていて、コーヒー茶碗のセットの写真を見て思い出したことがあります。

夫は、ゴルフが好きでした。でも、ちょっと腕前はね、、、。スコアが100を切らないというのが悩みだったようです。

その夫があるとき、とても嬉しそうに帰ってきました。お土産を持って。それはブルーの花柄のコーヒーカップのセットでした。とてもきれいでおしゃれなカップのセットです。

それは、ブービー賞だったそうで、最初に賞品を見た時に、これは私の好みのカップだと思い、今日は、ブービー賞を狙おうと決めたそうです。普段はブービー賞を狙うことなどないのですが。

成績の発表の時、ブービー賞になりますように、と願ったそうです。それが運良く当たったので、今日は好いゴルフだったと嬉しそうでした。

私はきれいでおしゃれなコーヒーカップよりも、夫の嬉しそうな顔が嬉しかったです。いつも成績が悪いと情けない顔をしていましたから。

そんなちょっとしたことでも、人とのかかわりは、楽しいことが多いですね。人のことを思いやる人とのかかわりですけれども。

そんなことを思い出しながら、そのコーヒーカップもよく使ったなあと感慨深いです。

そして、小さなことでよいから、これからも何か楽しいことを見つけて書いていこうと思ったのでした。

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