美しい夕焼け

美しい晩年を目指して

日々の仕事に追われて

2023-01-23 20:41:14 | 私の日々
1月16日に家庭裁判所に行きました。夫の遺言書の開封のためです。

申し込んだのは、10月か11月か覚えていませんが、やっと開封できたのです。

私たちには子供がいませんから、権利を持っている人が、妻、夫の親、兄弟姉妹、ということになります。

そのため、夫の親や兄弟姉妹の戸籍謄本がいるといわれ、本当にびっくりしました。

親は亡くなっていますが、それでも、生まれてから死ぬまでの、戸籍謄本が必要ということでした。親の本籍地も知らない私は、どうすればいいかと戸惑うばかりでした。

夫の兄弟姉妹も付き合いがなくて、今の本籍など全然知りませんでしたから、いったいどうすればいいのかと思い、裁判所の書記官に聞くと、市役所に行って相談すれば、教えてくれますといわれ、誰も戸籍謄本を持ってくるから大丈夫といわれました。

確かに、市役所で教えてもらいましたが、それでも、いろいろな手続きに2か月以上の時間がかかりました。そして、それは、遺言書の開封ということだけで、執行するわけではありません。

私は、夫の成年後見人でしたから、その時も、書記官によって、いろいろなことを言われ、夫のお金を私が使い込むなどということがあるわけないのに、と思い、私たちのお金なんだから、文句言われるのがおかしいと思っていました。

法律は、人が公平に生きるために必要なことだとは思いますが、細かい手続きには、不必要なこともあるのではないかと思います。大変な労力を払って、遺言書を開封して、思ったことです。

夫の遺言書の開封で、夫が亡くなったためにすることは、ほとんど終わりましたが、あともう少しだけ残っています。

この頃は、何も大儀で、何もしたくないというのが私の心のありようですから、しなければならないことをするのにも時間がかかり、出かけると、その次の日は、寝て過ごし、本当にやる気がない状態です。

夫のための仕事ばかりではなく、もう少しすると、つる薔薇の誘因をしなくてはなりません、どうすればいいかなあと思っています。

生きていくというのは、日々の仕事をしなくてはならず、とても煩わしいことが多いですが、何もしないというのは、毎日やり残したことに心をひかれ、自分の生き方の形が壊れていくようで、落ち着かなくなります。

今も心は伸びきっていますが、生きているうちに、心は動き、少しずつ膨らんでいくことを望んでいます。

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新しい年を迎えて

2023-01-10 13:50:38 | 私の日々
2023年になりました。

この頃は、新年といっても、新しいことの始まりとは思えません。今年は、ちゃんと生きられるかということを思います。

毎年、年の終わりには、ああ何とか今年も生きられたなあと、感慨に浸ります。今年も、何とか自分の力で生きられることを願っています。

先日、テレビで、認知症の女性を取り上げた番組がありました。この頃はテレビもほとんど見なくなっているのですが、その番組がたまたま目に入り、ずっと最後まで引きつけられて観ました。

人は、自分の人生を知らずに生きてきて、何が起こってもそれを受け入れなくてはならないのだと、痛感しました。

人は、自分の人生をひたすら受け入れて、その中から、少しの喜びを見つけながら生きていかなくてはならないのだと思うのです。

私も自分が病気になり、不自由な毎日を送るとは、思いませんでした。夫と、離れ離れになって別れるとは、夢にも思いませんでした。

でも、それが現実です。幸せが何かなどと思うこともできず、ただ受け入れなくてはならないことを受け入れて、生きなくてはならないのです。

ただ、自分がその現実を受け入れた時に、何か面白いこと、豊かに心が躍ること、そんなことを見つけられるかもしれません。そんな風に生きられたらいいかと、今思っています。

今年も、少しずつですが、自分の周りで起こり、心にとどまることを書いていきたいと思います。

今年もよろしくお願いします。
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