美しい夕焼け

美しい晩年を目指して

今年が終わります

2022-12-24 13:46:07 | 私の日々
今年ももう少しで終わります。夫が亡くなった今年は、私にとっては大きな年だったと思います。

夫が倒れた時、2014年の夏でしたが、私にはこの世の終わりのように思え、本当に辛く情けなく、心弱い日を送りました。病院に通う車を運転しながら、涙がぽろぽろこぼれ、それを拭きもせず、泣いていました。

その時の辛い思いに比べれば、今年夫が亡くなったときは、しんどい毎日が終わってよかったね、という気持ちのほうが強かったと思います。

倒れてからは、毎日、いろいろなことに心を煩わせて、夫も私も私の家族も、疲れていったと思います。

夫が辛い日々を送っていることは分かっていましたから、夫に聞いたことがあります。こんな風に体が動かせなくなって、辛い思いをするなら、生きていない方が良かった? と。夫は不自由になった口で、「生きていてよかったよ」といいました。

私は涙がはらはらとこぼれました。生きていて、私たちと話したり、一緒に行動することができて、良かったよねーと、言いました。

でも、年を取り回復することはなく、だんだん弱っていきました。コロナの流行で、私たちに会えなくなって、ますます弱っていきました。

もうとても頑張ったのだから、いいよね、というのが、私の気持ちの中にできていきました。

そんな風に夫が亡くなって、自分の体の一部が失われたように思えます。

今年は夫が亡くなったこと、そして、私が打ちひしがれていること(でも、人は元気そうだといいますが)、そんな年だったと思います。

私の病気もあまりよくならないし、年を取って体力も益々なくなってきました。今年は、あまり元気が出なかった年でした。

でも、生きていますから、時間が流れ、辛いことばかりではありません。ほんのちょっとした良いこともあるのです。生きている限り、人は良いこと、嬉しいこと、そんなことを探していくのだろうと思います。

夫のことも、楽しかった日々を思い出していけば良いのでしょう。新しい年を迎え、新しい年の何かを探していくのだろうと思います。

あまりブログにあげることもなかったのに、訪問してくださった方々に感謝します。いろいろなお心遣いもいただき、人の心の柔らかな温かさを受けとりました。ありがとうございました。

来年はまたどんなことが起こるのでしょうか。何が起こっても、自分なりに受け止めていきたいと思っています。また来年もよろしくお願いします。

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白いカーテン

2022-12-10 14:12:40 | 私の日々
カーテンを開けると、白い色が鮮やかに跳ねました。

ああきれい、ああそうだ、昨日レースのカーテンを洗濯したのでした。白い色がいつもよりとても白く、違う世界のように見えました。

私は脚立に上がることができないので、大きな窓のカーテンは外せません。妹に頼んで、外してもらい、白いレースを洗ったのでした。

この前に洗ったのは、去年の5月頃だったかなー、この頃は、白がだんだんグレイに見えたりしてきました。

妹が、うちの中のことで、何かしたいことがあれば手伝うよと言ってくれ、レースのカーテンを洗ったのでした。

白いカーテンが心を華やかにしてくれて、ああこんなことが、心の状態を動かすのだなーと痛感しました。

母が、小春日和の庭で、日向ぼっこをしていると、チャーリーはそのそばに優雅に座っている、というのも絵になりますね。

庭にまだ薔薇が少しだけ咲いています。寒くなったのに、いじらしいね、と話しかけます。

庭の柿の木ももう全部実を採ってしまいましたが、鳥たちのために、5個くらい残しておきました。それももう全部なくなってしまいました。

山には、もう食べ物はないのかなと、ちょっと心配しています。

先日、喪中はがきを出して、今年はお年賀状を出さないことお知らせしました。

いつもはお付き合いはないのだけれど、お年賀状だけは出している方がいらっしゃいます。その方から、夫へのお花が届きました。白と紫の花のアレンジメントです。

私はびっくりして、お電話しました。彼女は、私が薔薇を作っているときに、薔薇のお庭を訪ねてくれたことがあります。その時に夫が近くのJRの駅まで、彼女とお友達を迎えに行き、送っていったのでした。

彼女は、その時のことをとても印象的に覚えているのだといわれました。夫が私の中で、またしっかりと形を作りました。そんなこともありましたねーと懐かしく、お話をしました。

そして、夫は、やはり私のそばにいるのだと、思いました。

こんなことが、私の少し前からの楽しく美しい出来事でした。

つらいこともたくさんあって、気持ちがくじけそうになりますが、でも、良いことも少しはあるのですね、と美しいことばかりを書いてみました。

今年もあと少しになりましたね。楽しいことや美しいことがこれからもたくさんあればいいと思います。


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