美しい夕焼け

美しい晩年を目指して

薔薇の季節は終わりました

2024-06-01 17:29:29 | 薔薇と庭


薔薇の季節は1年中、と言ってもいいほど、薔薇はよく咲きます。ただたくさんの薔薇が1か月ほどの間に次から次へと咲くのは、5月だけです。

今、わが家の薔薇は、咲き終わった薔薇たちと、これから咲こうという蕾が付いています。これから咲くのは、ほんの少しの薔薇たちで、もう今までのように花のシャワーのようには咲きません。

花柄も切ってあげないと実になったりして、花の木のためにはよくありません。ただ私はこの頃、薔薇に使う時間が少なくて、花柄がいっぱいのちょっと乱れた庭になっています。

ハイブリッドティローズやシュラブ・ローズの中には、2番花が6月に咲くものがあり、シュラブローズは、夏から冬にかけても花を咲かせます。ハイブリッドティー・ローズは10月頃にまた秋の花を咲かせます。

そんな風に、その花の仕組みで、春から冬の初めまで、シュラブ・ローズは花を咲かせ、華やかに可憐に庭を彩ります。ハイブリッド・ティー・ローズは春と秋に美しい花を咲かせます。けれども、みんな一緒に咲くということはなく、それぞれの花の命の仕組みで咲かせるのだと思います。

つる薔薇やオールド・ローズなどはほとんどが1期咲きですが、春の季節には、ゴージャスに庭を彩ります。あまりにきれいに咲くので、その時にすべての力を使い果たしてしまうのかと思ったりします。

これからも少しずつですが、花が咲き、木が育っていき、薔薇の庭は変わっていきます。

春の花の最後になりますが、今咲いている花を紹介します。ハイブリッド・ティー・ローズのクリスチャン・ディオール。


イングリッシュ・ローズのジェーン・オースティン。


シュラブ・ローズのロウ・ブリッター。花と全体の写真です。ロウ・ブリッターは、わが家の薔薇の中では、遅咲きの薔薇です。

 

つる薔薇のボルティモア・ベルの花とはわせたもの。これも遅咲きです。花の名前を考えるたび、これは美しい女性の名前だと思います。それもちょっと妖艶な。花の雰囲気は、可憐なのですが。

 

つる薔薇のアンジェラは、5月中旬から、繰り返し咲きます。私が最初に植えたつる薔薇で、愛らしくクラシックで、とても好きな薔薇です。


一番上の薔薇は、春霞。これも白からピンクへと花色が変わり、とても可憐な花です。

こうして、薔薇の美しい季節は終わりました。薔薇は、1年の内、8か月くらい花が見られます。とても育てがいのある花ですね。

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満開になった庭

2024-05-21 16:40:34 | 薔薇と庭

5月20日ころにわが家の庭は満開になりました。たくさんの薔薇が咲いています。テラスに出て、ぐるりと見回せば、満開!、に見えます。

あまり花を切って飾るということをしないのですが、たまたま間違えて切った薔薇が1本とてもきれいだったので、この前の白寿の時に母からもらった花瓶にさしました。

右側のブレイリーNO.2、それに合わせて、ケニギン・フォン・デンマークとスイート・ジュリエットを切りました。

ハイブリッド・ティー・ローズのように茎の長い花は飾りやすいですが、オールド・ローズやシュラブ・ローズ、つる薔薇などは茎の短いものが多いので、丈の短い花瓶に花の枝を切って飾ると、とてもかわいらしくて、薔薇のクラシックな感じがよく出ます。

わが家で今咲いている花をご紹介します。最初は、オールド・ローズ。順番にメイドンズ・ブラッシュ、ケニギン・フォン・デンマーク、ブレイリーNO2です。

 


シュラブ・ローズはピンク・ブロスペリティ、ロウ・ブリッター。

 

イングリッシュ・ローズはガ―トルート・ジェキル。


ハイブリッド・ティ・ローズはクリスチャン・ディオール、この1本だけ残っています。


つる薔薇は、アンジェラ、春霞、ボルティモア・ベル、ボルティモア・ベルは濃いピンクの蕾が、白い花を咲かせます。

 


今までは、5月25日ころが満開と思っていたのですが、今年は、少し早かったようです。気候のこと、花のいろいろなこと、など、関係あるのでしょう。

庭の全体の姿を見ていただきたいと思うのですが、あまり花の姿がきれいでないのと、花が少ないので、いい写真が撮れません。でも、いちおう載せてみます。実際はもう少しきれいに見えるかなーと思うのですが。

 

オールド・ローズのブレイリーNO2とシュラブ・ローズのピンク・プロスペリティです。これは隣同士に植えています。


あまり花が見えませんが、イングリッシュ・ローズのジェーン・オースティンです。

 

つる薔薇の春霞とアンジェラです。どちらも中輪で、たくさんの花が咲くと、とても豪華ですが、可愛らしい感じもします。

今は、あまり手をかけないのに、この季節には、庭一杯の薔薇が咲くことをとても嬉しいことだと思います。

体の調子がよくないせいで、あまり庭にも出ないのですが、何か用事がある時や、写真を撮る時には、ああきれい、と立ち止まって見とれたりします。花の力は、強く美しく、それでもはかなげで可憐なのですから、すごいなあと感嘆しています。

あまり何もしないのですから、それほど期待も大きくなく、虫がいっぱいの花や葉っぱの点々などもそれほど気にしません。今の花の命がどこまで続くかわかりませんが、できるだけ長生きしてねと花を見ながら、願っています。 

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5月中旬のわが家の薔薇

2024-05-13 15:37:24 | 薔薇と庭


満開だったスパニッシュ・ビューティーは散り始めています。



それに代わって咲く薔薇は、ブレイリー・NO.2、ケニギン・フォン・デンマークなどのオールド・ローズ、



ジェーン・オースティン、ザ・ピルグリム、スイート・ジュリエット、などのイングリッシュ・ローズ、





そして、たった1種類だけが残っているハイブリッド・ティー・ローズのクリスチャン・ディオール、



つる薔薇は、アンジェラとつるコンパッションです。



今、庭には17本の薔薇があります。でも、元気なものは10本くらい。元気でないものは、花も少しだけしか咲きません。

昔、元気だったころ、庭に40本くらいの薔薇を育てていました。それはとても大変な日々でしたが、5月は、夢のような心弾み豊かな1か月でした。

今は、もう病気のせいもあり、体力も気力もなくなってしまい、できるだけ何もしないで、薔薇の咲いている日々を味わおうとしています。

薔薇は、花も美しく形も多様で、香りも庭をめぐり、立ち姿も自由で型にはまらないところが好きです。自分が誘引すると、その形のようになるのではありますが、でも、薔薇は自分の思うように動いていき、思った形とは違った姿を見せてくれます。

そして、薔薇の名前が面白いと思います。薔薇を作種した人が、名前を付けられるということを聞いたことがありますから、へえこれは奥さまの名前かしら、、ということがあります。自分の世界を表現する名前を付けることができるのは、とても素敵なことですね。

わが家に今ある薔薇の名前で、とても素敵なのは、「メイドンズブラッシュ」でしょうか。「乙女のはじらい」という意味だそうです。優しく淡いピンクのまさしく乙女のはじらいという言葉にぴったりの花です。わが家の庭で、私が今一番好きな薔薇です。

他にも、スパニッシュ・ビューティー、ボルティモア・ベルなどもきっと美しい女性のことだろうと、想像をしています。

今ある薔薇たちが、できるだけ長生きをして、私たち家族を楽しませてくれることを願いながら、5月の庭を眺めています。

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5月初旬のわが家の薔薇

2024-05-06 16:23:12 | 薔薇と庭


早く咲き始めたスパニッシュ・ビューティーはもう満開になり、少しずつ花びらが散っています。

薔薇の庭の入り口のアーチにはわせているのですが、たくさんの花が咲き乱れ、見とれるほどの花の姿でした。

スパニッシュ・ビューティーは少し香ります。たくさん咲くとアーチの下を通ると、ふわりと香ります。

華やかであか抜けた薔薇が、今は満開の時を迎えています。

満開のスパニッシュ・ビューティーのアーチの写真です。







他の花は、なかなか咲いたといえるものが無く、株の中に1輪・2輪咲いているもの、蕾のものがあります。

その中で、花を一番つけているのがイングリッシュ・ローズのジェーン・オースティンです。黄色がかったあんず色の大人びた薔薇です。香りも強く、さわやかな香りに包まれます。

ジェーン・オースティンの写真です。




他には、シュラブのアンジェラ、つる薔薇の春霞、つるコンパッションなどが花が咲くときを待っているようです。

薔薇は、咲く時期が少しずつ違い、早咲きのもの、普通の時期のもの、遅咲きのものとあります。わが家では、早咲きはスパニッシュ・ビューティー、遅咲きはつる薔薇のボルティモア・ベル、シュラブのロウ・ブリッターなどです。

花の咲く時期が違うせいで、5月いっぱい、6月の初めまで、楽しむことができます。

薔薇は、返り咲きをするものがあり、6月以降も少しずつですが花が咲きます。全然花がないのは、1月頃から4月の終わりころまででしょうか。

そして、つる薔薇、オールド・ローズ、シュラブなどには、つる性のものがあり、それを上手に使うと、立体的な薔薇のアーチ、パーゴラ、壁などが作れます。

薔薇を育て始めると、どんなふうに庭を作ろうかと夢は膨らむばかりです。

花の美しい形、色、豊かな香り、を楽しむばかりではなく、木の姿を構造的に考えられる薔薇はとても魅力的な植物です。

でもそれは体力がある場合のみ、病気で年を取ると、いろいろなことをあきらめなくてはなりません。今は、今までのあるままの姿を楽しみ、花の香、色や形を味わうだけで満足しなくてはなりません。

でも、それはとても素敵な毎年の薔薇との出会いなのです。

咲きかけた花の写真です。上からガ―トルード・ジェキル、アンジェラ、つるコンパッション、春霞です。








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もう開花、薔薇が咲き始めました

2024-04-27 15:22:44 | 薔薇と庭


わが家の薔薇は、5月の初めころから咲き始めると思っていました。時には、4月の終わりということもありましたが、今年は4月25日に最初の花が開きました。とても温かいこの頃の気候のせいでしょう。

咲いたのは、スパニッシュ・ビューティーというつる薔薇です。とても華やかで、洗練された雰囲気の薔薇です。夫が一番好きな薔薇でした。

25日の夕方、アーチの上の1輪が、ふんわりと花びらが1枚開いていました。これは、薔薇の季節の始まり、ととても嬉しく、26日の夕方、写真を撮ろうと、庭に出ました。1枚は撮れたのですが、そのあと電池がないと表示され、せっかくの薔薇が花開いた庭で、あーあとため息をついたのでした。

撮れた1枚が何とかピンボケでなかったので、載せることができました。これから1か月くらいは、薔薇が咲く庭を味わうことができますから、時々写真を撮って見ていただこうと思います。

スパニッシュ・ビューティーは、いつも一番に咲く花なのですが、ちょっと目を移せば、イングリッシュ・ローズのジェーン・オースティンも1輪咲き始めているのを見つけました。これからは、毎日いろいろなところで、目を楽しませることができるでしょう。

今の薔薇は、薔薇を育てるというほどのことは何もしないで、ただ、枝を切り、つる薔薇は誘引し、肥料を1度だけやって、ほったらかしという感じです。

そのいろいろな作業も妹が手伝ってくれて(力仕事や脚立に乗る仕事は全部妹がしてくれます)、やっとという感じですから、花は、それほど立派なものではありません。でも、それなりに可愛く美しく、健気に咲いてくれるのです。

花は力がありますね。もうわが家の薔薇は、生まれて20年位のものもありますが、自分のかわいさを精一杯見せてくれているという気がします。

これから、1か月ほど、水をやりながら、花柄を切り、写真を撮って過ごします。水は母がやってくれます。妹と母の助けなしには、薔薇を咲かせることもできなくなった私ですが、みんなの力で花が咲いているという温かな気持ちで、薔薇の季節を過ごします。

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