美しい夕焼け

美しい晩年を目指して

退院しました

2020-10-30 14:22:17 | 
夫が、10月27日に退院しました。

この頃は、病院も面会できませんから、12日の入院の日にちょっと会っただけです。

退院の時には会えるだろうと、言われた時間より30分以上前に行って、待っていました。

施設の迎えが来た時に、久しぶりに会うことができました。夫は、入院した時よりも、かなりやせたようです。

16日に洗濯物を取りに行ったとき、熱が下がったので、水を胃瘻から注入することにしますと、言われました。入院してから、絶食しているそうです。

その後、胃婁から食事をして、問題なかったら退院できるといわれました。1週間くらい絶食していたので、やせたのでしょう。

久しぶりに会った夫は、いつものように、私を無視することもなく、「おはよう」と大きな声で言い、いろいろ話しているうちに笑顔も見せました。私はうれしくなって、ずっと夫の手を握っていました。

施設への帰りの車にも、同乗してもよいといわれ、かなりの長い間、一緒にいることができました。

介護士に、夫が施設で話しますか?と聞くと、挨拶はよくするそうです。ちょっとした会話もできるといわれました。

夫に会う機会が少ないため、どんな生活をしているのか、あまりわからないので、そんなことを聞くと、ちょっと安心します。

表情も落ち着いていて、前の施設にいるときのようにぼんやりしているようには見えません。今の施設が気に入ってくれているのなら、いいのですが。

退院して安心しました。これから先、病気にならないようにと願いながら。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

この頃の心境

2020-10-24 16:47:49 | 私の日々
10月もそろそろ終わろうとしています。

2020年も何とか生きられたなあと、ちょっと早めですが、実感しています。

2016年3月に病気になって、その後、いろいろな病気にかかり、退院したのは、11月でした。

その頃は、私の寿命は、もうあまり長くないのだろうと思っていました。

何かが起こると、いつ死ぬかわからないのだから、そんなことどうでもいい、と思っていました。

誰かに何かを言われても、何かをされても、そんなことより、自分の命のことや気持ちのことを考えていました。

ところが、もうそれから4年が過ぎました。元気になったとは、思えないのですが、今すぐに病気で死ぬことはないのではないかと思っています。

毎日の生活が続き、生活をすると、人ともかかわりを持たなくてはならず、いろいろなことを言われ、態度で示されます。

毎日の生活といっても、楽しいことはあまりなく、家事をしなくてはなりません。毎日、とても大変です。そして、辛い気持ちに陥ります。

夏ころから、何か心が浮き立たず、生きているのがしんどいと思うことが多くなりました。

きっと、ストレスに押しつぶされているのでしょう。

でも、家族のため、生きていた方がいいと思ってもいます。

生きていることをとても大変だと思いながら、でも、不思議なことに、毎日の生活をしているうちに、小さな楽しみなどを見つけていたりするのです。

つまらない日々の中の小さな楽しみが、私を持ちこたえさせているのだろうと思います。


コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

美味しい柿が採れました

2020-10-19 13:36:05 | 薔薇と庭


の富有柿の実を採りました。

今年は、9月頃までにたくさんの実が落ちてしまい、どれだけ採れるかなと思っていました。

いつもの年は、11月に入ってから収穫するのですが、10月の半ばに、もう熟れた色になりました。

実もあまり大きくならないうちに、色だけ柿色になっていき、もしかしたら柿の木が枯れてしまったのかと心配したほどです。

私は、脚立に登れないので、妹が来てくれた日に、半分くらいの実を採ってもらいました。

とってもらった柿を、みんなで試食したところ、びっくりするほど美味しかったのです。

いつもの年は、まあまあかなーというくらいのお味でしたが、今年は、これは売れる! というほどに美味しかったのです。

実はあまり大きくなくて、6、7cmくらいで、種もあるのですが、お味だけは、甘くて、硬さもちょうどいい、硬すぎず柔らかすぎずなのです。

何をしたからこんなにおいしくなったのか、と考えても、何も思い当たりません。

まあ、こんな年もあるのだねーと、みんなで毎日いただいています。

まだ木に30個くらい実がありますので、当分柿を楽しむことができます。

柿好きのわが家の、ちょっと楽しい柿のお話でした。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お誕生日から

2020-10-15 13:53:56 | 


10月1日は、夫の73才のお誕生日です。

面会がオンラインになっていたのですが、10月1日から対面の面会ができることになり、それはとてもうれしいお誕生日プレゼントになりました。

お誕生日カードを買って、妹たち夫婦も買ってくれて、久しぶりの面会を楽しみに行きました。

夫は、この頃怒っているのか、面会の間、目をつむっていることが多くなりました。

たぶん、家に帰られないこととか、面会の回数が少ないこととか、オンライン面会が気に入らないとか、理由はいろいろあると思いますが、気に入らないことがあるのは確かです。

怒っているときは、私に当たります。気に入らないことは、きっと私が悪いのだと思うのでしょう。それは、当然のことと思います。

今回のお誕生日も、目をつむっている時間が長く、声も出しません。

私と妹は、自分たちの持っていったカードを見せながら、小さな声で、「Happy birthday to you」と歌いました。

私たちの持って行ったカードは、どちらもメロディ付きなので、それを聞かせてあげました。



そうすると、目はつむったままなのですが、車いすの腕木を動く手でたたいています。まるでピアノを弾いているような感じです。

妹も私もそれを見て大喜び、きっと夫も嬉しかったのでしょうね。

そんなお誕生日を過ごした後、私は夫の成年後見人なので、家庭裁判所に15日までに、後見書類を出さなくてはならず、忙しくしていました。

次の面会は、11日です。10日の夕方、施設から電話があり、微熱があるので、明日の面会は、オンラインにします、といわれました。37、5度くらいの熱なので、様子を見るそうです。

11日は、熱のせいか、ぼんやりしていて、あまり元気がありませんでした。心配しながら、早く元気になりますようにと、思っていました。

12日の朝、施設から電話があり、熱が下がらないので、病院で受診しますとのこと、そして、入院することになったので、来てくださいと、いわれました。

気管支系の肺炎になりかけているとのことでした。1週間くらいの入院になるでしょう、といわれました。

病院で、久しぶりに近くにいられたので、手をずっと握っていました。夫も手を握っていてくれました。

まり心配しなくてもよいそうですが、以前倒れた時の救急の先生のお話を思い出します。

「肺炎になり、それが治っても、また肺炎になって、その繰り返しで、最期を迎えるでしょう」といわれたのです。

これからの最後の時間を、できるだけ元気で、笑いながら二人で一緒に過ごせたらいいのにと、思っています。



コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする