美しい夕焼け

美しい晩年を目指して

もう開花、薔薇が咲き始めました

2024-04-27 15:22:44 | 薔薇と庭


わが家の薔薇は、5月の初めころから咲き始めると思っていました。時には、4月の終わりということもありましたが、今年は4月25日に最初の花が開きました。とても温かいこの頃の気候のせいでしょう。

咲いたのは、スパニッシュ・ビューティーというつる薔薇です。とても華やかで、洗練された雰囲気の薔薇です。夫が一番好きな薔薇でした。

25日の夕方、アーチの上の1輪が、ふんわりと花びらが1枚開いていました。これは、薔薇の季節の始まり、ととても嬉しく、26日の夕方、写真を撮ろうと、庭に出ました。1枚は撮れたのですが、そのあと電池がないと表示され、せっかくの薔薇が花開いた庭で、あーあとため息をついたのでした。

撮れた1枚が何とかピンボケでなかったので、載せることができました。これから1か月くらいは、薔薇が咲く庭を味わうことができますから、時々写真を撮って見ていただこうと思います。

スパニッシュ・ビューティーは、いつも一番に咲く花なのですが、ちょっと目を移せば、イングリッシュ・ローズのジェーン・オースティンも1輪咲き始めているのを見つけました。これからは、毎日いろいろなところで、目を楽しませることができるでしょう。

今の薔薇は、薔薇を育てるというほどのことは何もしないで、ただ、枝を切り、つる薔薇は誘引し、肥料を1度だけやって、ほったらかしという感じです。

そのいろいろな作業も妹が手伝ってくれて(力仕事や脚立に乗る仕事は全部妹がしてくれます)、やっとという感じですから、花は、それほど立派なものではありません。でも、それなりに可愛く美しく、健気に咲いてくれるのです。

花は力がありますね。もうわが家の薔薇は、生まれて20年位のものもありますが、自分のかわいさを精一杯見せてくれているという気がします。

これから、1か月ほど、水をやりながら、花柄を切り、写真を撮って過ごします。水は母がやってくれます。妹と母の助けなしには、薔薇を咲かせることもできなくなった私ですが、みんなの力で花が咲いているという温かな気持ちで、薔薇の季節を過ごします。

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旅 京都

2024-04-16 13:23:33 | 

今まで、海外への旅を書いてきました。あとグァムに行ったことがありますが、海外は、ハワイ、香港、イタリアへ旅しました。

どこもいろいろなことを感じて、旅することの面白さを知りました。でも、海外はやはりお金もかかり、日程も長くなりますから、それほど行くこともできませんでした。

お休みが取れればどこかに行きたいねーと、気持ちが旅に向かいます。国内では、京都が私の一番好きな旅でした。

京都は、夫と二人で、若いころ2回行きました。そして、母と3人で、2回行きました。絵は、2009年仁和寺で撮った写真を見て描きました。夫がお休みのお正月に行き、廊下を薄いタイツで歩き、次に来るときはスリッパを持ってこようと決心したことを覚えています。

京都は見るところがたくさんあって、思い出すところはたくさんありますが、広隆寺の弥勒菩薩半跏思惟像を好きだった夫、嵯峨野の竹林を歩いたこと、秋のモミジの美しかった東福寺、黄金にに輝く金閣寺、私は中でも、銀閣寺からの哲学の道がとても好きでした。

古いお寺には、何かしらその寺独特の雰囲気があり、美しかったり、穏やかだったり、厳かだったり、それぞれの姿を見せてくれていました。ずいぶん前の旅なのですが、寺の姿をそのまま目に浮かべることができる寺がたくさんあります。

西洋建築の石の力という感じとは全然違う、木と空間のたたずまいがその空気を切り取っていたように思います。

何度行っても、次どこに行こうかと思うと京都が一番の候補です。今はどこにも旅することはできませんが、京都で行ったお寺をくっきりと思い出すことができます。

京都の町を歩いたこと、お寺を探して見つけたこと、美しい姿を思いがけず見たこと、家族で旅した小さな楽しい思い出がたくさんあるのも京都が一番なのです。

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白寿のお祝い

2024-04-11 16:25:05 | 私の日々


私の母は、今年の1月3日に99才になりました。今も一人で歩けるし、自分の生活は何とかできます。

99才になったので、今年は白寿のお祝いをしようということになりました。4月10日に、私と妹夫婦の3人とお食事をして、ケーキを食べて、おしゃべりをしました。暖かくなってから、ということで、 4月10日になりました。

白寿というのは、還暦や古希のように、中国からの輸入ではなく、喜寿、米寿などと同じく、日本の習慣だそうです。この頃は、あまりお誕生日のお祝いも改まってはしなくなったので、みんなでお食事をするのもいいと思い、お祝いしました。



母に何かプレゼントをと思ったのだけど、母は何もいらないといいます。アクセサリーは以前凝っていたこともあり持っているし、洋服はカタログが来たら欲しいものは買うので、何もいらないといいます。

考えて、いつも前髪を留めているピンを買ってあげようかと思いつきました。インターネットで探して、ピンを見つけました。真珠のピンです。ちょっと改まった感じがしますが、出かけるときと人が訪ねてくる時にしようと、とても喜んでくれました。



妹たちと私と半分ずつです。そうすると母は私たちに何かお返しをしたいと言い出しました。それで、小さな花瓶をもらいました。

食事は、懐石弁当を取り、妹たちがケーキもプレゼントしてくれました。とても美味しかったです。



久しぶりにたくさん美味しいものをいただいて、おしゃべりも弾み、楽しい時間を過ごしました。

母に、生きている間はずっと元気でいてね、と、そして、楽しい時間を過ごせますように、とみんなで願いながら、白寿をお祝いしました。
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心に甦ること

2024-04-07 13:07:11 | 私の日々
毎日なんということもなく、ぼんやりしていると、昔のことが心に甦ります。

それはたいていは、つらかったこと、苦しかったこと、その時に人に言われたこと、されたこと、心に満たされた思いは、あまりよいものではありません。

でも、私はこの頃、自分の心がそういうものを甦らせて、自分の一生の姿をトータルに見せようとしているのだと思うのです。

私の一生はこんなことに満たされていて、あまり素敵ではなかったかもしれないけれど、でも、一生懸命そういうことに対してきたよねと、自分を振り返って思います。

どんなにつらくても、それを避けることはできなかったのなら、一生懸命にそれを見て、経験して、やってきたと思います。それは、私にどんなふうに影響したのかはわかりませんが、そんな様々なことが私を作ってきていて、今の私がいるのだと思うのです。

人は皆そうやって、自分の人生をひたすら生きて、自分の一生を作っていくのだと思います。そんな人たちがみんな一生懸命生きてきて、地球は回っているのだと思うのです。

大きな目で見れば、ひとりの小さな人生など、ほんの一粒のほこりくらいのものかもしれないけれど、一人一人の思いの大きさは、何にも負けないほどに大きいと思います。

そんな自分の人生を、もう少し生きて味わって、私は心を揺らがせながら、死ぬのだろうと思います。できれば、心静かに、穏やかに、よく頑張ったねと言いながら、終わりたいなと思っているこの頃です。

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