馬頭琴のレッスンを始める前に、生徒の左手を私の左手で握る。いわゆるセクハラでは無く、冷え切った
左手指を効率的に温める、実証実験である。手袋・電熱手袋で表皮は温められるが、筋肉を温めその熱が
指の骨に伝わって温めねば、演奏に不可欠な準備は終了しない。私のかなり冷えた指で10分程度、早い
速度で薬指・小指を動かすフレーズを連続して繰り返す。ウォーミングアップ終了後に生徒に触れて貰い
温まった私の左手を確認してもらう。演奏前に音階の練習など、ほぼウォーミングアップの役には立たず
ましてや曲の練習など・・・時間の無駄である。骨までが温まったら、再び冷たくなる事はそうそう無い
レッスン会場にはエアコンが2台有り、ひとつは換気専用で・もうひとつは冷暖房用のだ。楽器の使用の
場合には「窓を閉める」という換気の制約があり、エアコン2台は稼働せざるをえない。天井には2系統
照明が設置されているが、多摩川に面した窓から眩しいほどの太陽光が差し込むので、原則照明を必要と
しない。生徒がゲストを連れてきて、2.5人で2時間半の馬頭琴レッスン。 エアコンを切って、CO2の
排出量なるものを表示させてみた。 本日の排出量が「4.2キログラム」と表示された。 この数値がどの
程度なのかは定かでは無いが、真ん中の「目標」ラインよりもかなり下にあるし、たぶん良好なのだろう
7日前にもレッスンを行ったが、本日と同様の使い方である。寒さに震える必要はないが、無駄はしない
レッスンの終了後に、ベーグル・焼き芋・焼き鳥・稲荷寿司を購入して、喫茶多摩川で密かに黒ラベルの
ロング缶・ドイツビールのレギュラー缶を楽しんだ。枇杷の終わりかけた花に、メジロが寄っていたのに
気付かず驚かせてしまい・・・すまんのう。中洲の陸地から頻繁にダイブを繰り返しているのは、翡翠の
様である。珍しく鳶のピーヒョロが、我々の頭上で旋回している。本日も平和な喫茶多摩川・・・である
雲ひとつ無い晴れ空、徐々に北風が強くなり、気温0〜12℃。 午後3時の気温9.4℃、湿度は30%
(11・169)36.1℃(74〜119)