馬頭琴日記

交通事故療養中に還暦を迎えた馬頭琴奏者が、馬頭琴に関する知識を書き遺します

バグパイプ・・・バッグ(袋) + パイプ(笛)

2023-12-19 12:59:57 | 民族楽器・・・あれこれ

私の中のバグパイプの認識は、スコットランド・ケルトの民族楽器で、音の減衰が少なくオルガンの様な

音を奏でる・・・楽器だ。演奏の際の男子の正装は、タータンチェックのスカートで、パンツ(下着)を

履かない・・・などと、歪んだ知識の楽器であった。音楽仲間の日裏さんが、珍しい構成で演奏するので

先日ご近所のオルテンシアに伺って、生のバグパイプ演奏を聴いた。奏者の近藤治夫さんがこの日奏でた

バグパイプは、フランス製とドイツ製であった。会場の大きさに合わせたらしく、スコットランド製だと

物凄く大きな音なのだとか。パグパイプは、欧州から中近東にまで広く分布していて、約100の地域で

使用され、それぞれ特徴がある様だ。が、他の地域には同様の構造の楽器が無く、日本にも無いのである

で、目の前で見た体験を裏付けるべく・・・ググってみた。バグパイプ=バッグ(袋)+パイプ(笛)で

ある。演奏直前にブロウ管から皮の袋に空気を吹き込み膨らませ、演奏中も絶えず空気を吹き込み続ける

チャンターと呼ばれるパイプは、メロディ担当である。ドローンと呼ばれる複数のパイプは、単音を出す

ための笛で、曲調に合わせて交換出来る・・・構造だ。合理的なのか 否か・・・不可思議なバグパイプ

今回の画像を検索していて驚いたのは、日本各地にマーチングバンドの様な活動をしている団体が相当数

あった事だ。また、少なからず本格的なバグパイプ屋さんが存在していて、しかも自宅では相当な音量の

ために練習は難しく、また初心者の独習はかなり難しい様で、電子化(サイレント楽器化)を試みる方が

複数存在することであった。今回の画像は、「世界楽器てみる屋」さんに、許可を得て・・・お借りした

我が馬頭琴には専門ショップは存在せず、アジアというか中国系楽器店に間借りしている状況なのである

まともな調整すらなされていない馬頭琴が、公然と売られている惨状で・・・羨ましいバグパイプの世界

夏雲が沸いた晴れ空、陽射し強く冷たい北風、気温3〜10℃。 午後1時の気温8.6℃、湿度は36%

早朝に持ち出された荷物を、黒猫が持ち戻り・受け渡し・・・となっていたので、喫茶多摩川へ向かった

(11・144)36.6℃(80〜124)

コメント
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