馬頭琴の演奏に際して、左手の指の強さは必須である。合理的な強化法として、グリップマスターを使用
する話は以前にも触れたし、私自身でも女生徒でも実証済みである。加えて、左手の指の関節の柔軟さも
スムーズな運指だとか微妙な音程の瞬間的な調整にも、不可欠だと考えている。画像は私の両手・・・だ
人差し指・中指・薬指を付け、小指のみを広げている。右手よりも左手の方が、より小指が広がっている
小指・薬指・中指を付けて、人差し指だけを広げた場合であれ、同じ様に左手の人差し指の方が、右手の
人差し指よりも広がる。これによって、固定された位置の左手であっても、より上下の遠い音程の位置に
人差し指・小指の先が届くし、中指・薬指で内・外弦への移動もスムーズになる。左手の指にだけ、ある
トレーニングを繰り返してきた結果である。ぎゅっと握った指の状態からでは、美しい音色は生まれない
画像の様に、右手の親指と小指の外側を左手の指の間に潜り込ませ、右手を開いたり閉じたりを繰り返し
左手指の間が開いたり閉じたりを繰り返す。指が痛くなるほどに、力を入れてはいけない。入浴中などに
すると良いだろうし、練習で左手が疲れた時などにすると、クールダウン・マッサージ的な効果が、ある
かもしれない。人差し指と中指の間・中指と薬指の間・薬指と小指の間に、右手を潜り込ませ、広げたり
脱力したりを繰り返す。根気よく1ヶ月も繰り返せば、左手指の関節が柔軟になり、1枚目の画像の様に
可動域の広がりを実感できるだろう。可動域が広がり柔軟になった左手指は、スムーズな運指の救世主だ
薄鉛色の空からぽつぽつ小雨、強めの冷たい北風、気温4〜8℃。 午後1時の気温4.8℃、湿度70%
手袋のミトンの部分を外して、指先の無い人差し指と中指で煙草を摘んでいると、ジンジンと指先が痛い
これからの演奏会への移動時に、左手の指先が冷えると中々温まらないのだ。電熱手袋を導入しようかな
(11・172)36.3℃(79〜120)