馬頭琴日記

交通事故療養中に還暦を迎えた馬頭琴奏者が、馬頭琴に関する知識を書き遺します

弓の毛替え 好意的な西洋弦楽器の弓職人を・・・悩ませない

2020-04-20 12:50:54 | 馬頭琴の基礎知識

馬頭琴の弓は、調整式と非調整式(シャガイ弓)の2種類に大別出来る。今回は調整式の毛替えの話

非調整式は自分で行なっているが、構造は二胡の弓と同じなので、二胡の工房に頼めるかもしれない

調整式の弓は、西洋弦楽器工房の弓職人に委ねるが、十中八九断られる。知らないから触りたく無い

西洋弦楽器の弓は、根元と半円のリングの部分に、楔を差し込んで毛を留める、芸術的な構造である

***:

*上の画像は、下記サイトよりお借りしました。毛替えの注意について、大変参考になるサイトです

https://musica-pinoco.com/2019/05/20/バイオリンの弓の毛の話/

馬頭琴の弓は、毛箱に毛を通す穴が開けられているが、穴の径が画像の右側は大きく、左側は小さい

左側の穴より太くなる様、毛に糸を巻いてやる。ここで注意が必要なのは、巻いた部分の太さである

右手の薬指で直接、毛にテンションを掛けるので、細いとすっぽ抜けたり、食い込んで毛が緩むのだ

次に好意的な弓職人を悩ませるのが、毛を穴に通す作業である。すんなり通る分量では毛が足りない

毛の分量が少ないと、鋭いが音量が減る。適正な音量には、穴いっぱいに毛を通す作業方法が必須だ

内モンゴルのチャリス氏の工房で、弓の毛替えをした際の毛の通し方である。弦の穴にも流用可能だ

通したい毛に、穴から通した糸を、5センチ程度巻いておく。穴の向こうからこの糸を引っ張るのだ

スルスルと糸は解けるが、この時に毛の先端部分をしごく様に細くさせて、好みの分量の毛が通せる

未明からの本降りの雨、無風で肌寒く、気温は9〜13℃。 正午の気温は9℃、湿度は98%である

狛江市内の感染者発生以降、リハビリ休止のため 休眠状態だった風防号の、お目覚めはご機嫌で安堵

雨を幸いに、調剤薬局で目薬の受け取りと、OKストアで買い出し。想定通り客数少なく、並ばず入店

(114・71・41454)(0:1・51・1)36.2℃

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Musica Pinoco)
2020-05-04 17:13:17
こんにちは。
こちらのサイトで当サイトの画像使われていますよね?
https://musica-pinoco.com/2019/05/20/バイオリンの弓の毛の話/
無断使用は気持ちのよいものではありません。
上記URLと、このサイトからの引用である旨注釈頂ければ使用頂いて構いませんが、そうでなければ利用はご遠慮ください。
返信する
大変失礼いたしました (大内雅彦)
2020-05-04 18:50:51
無断使用の件、大変申し訳ありませんでした。使用させて頂きたく、URLと注釈を付けてみましたが、この内容でよろしいでしょうか?ご確認ください。
返信する
Unknown (Musica Pinoco)
2020-05-04 19:15:52
早速対応ありがとうございました。
拙い画像ですが、お役に立てれば幸いです。

モンゴル・内モンゴルの先生に馬頭琴を習われたとの事で、馬頭琴日記様の記事、とても興味深く、応援させて頂きます。

それでは、どうぞよろしくお願い致します。
返信する
ご配慮、感謝します (大内雅彦)
2020-05-04 19:31:51
ありがとうございます。馬頭琴を販売している店舗でも、弓の毛替えが出来ません。よって西洋弦楽器の毛替えをする工房の、好意的な方を見つけて、お願いするしか方法がありません。一見すると同じような見た目の毛箱ですが、構造的には全く違うものである事を、再認識いたしました。
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