私の中のバグパイプの認識は、スコットランド・ケルトの民族楽器で、音の減衰が少なくオルガンの様な
音を奏でる・・・楽器だ。演奏の際の男子の正装は、タータンチェックのスカートで、パンツ(下着)を
履かない・・・などと、歪んだ知識の楽器であった。音楽仲間の日裏さんが、珍しい構成で演奏するので
先日ご近所のオルテンシアに伺って、生のバグパイプ演奏を聴いた。奏者の近藤治夫さんがこの日奏でた
バグパイプは、フランス製とドイツ製であった。会場の大きさに合わせたらしく、スコットランド製だと
物凄く大きな音なのだとか。パグパイプは、欧州から中近東にまで広く分布していて、約100の地域で
使用され、それぞれ特徴がある様だ。が、他の地域には同様の構造の楽器が無く、日本にも無いのである
で、目の前で見た体験を裏付けるべく・・・ググってみた。バグパイプ=バッグ(袋)+パイプ(笛)で
ある。演奏直前にブロウ管から皮の袋に空気を吹き込み膨らませ、演奏中も絶えず空気を吹き込み続ける
チャンターと呼ばれるパイプは、メロディ担当である。ドローンと呼ばれる複数のパイプは、単音を出す
ための笛で、曲調に合わせて交換出来る・・・構造だ。合理的なのか 否か・・・不可思議なバグパイプ
今回の画像を検索していて驚いたのは、日本各地にマーチングバンドの様な活動をしている団体が相当数
あった事だ。また、少なからず本格的なバグパイプ屋さんが存在していて、しかも自宅では相当な音量の
ために練習は難しく、また初心者の独習はかなり難しい様で、電子化(サイレント楽器化)を試みる方が
複数存在することであった。今回の画像は、「世界楽器てみる屋」さんに、許可を得て・・・お借りした
我が馬頭琴には専門ショップは存在せず、アジアというか中国系楽器店に間借りしている状況なのである
まともな調整すらなされていない馬頭琴が、公然と売られている惨状で・・・羨ましいバグパイプの世界
夏雲が沸いた晴れ空、陽射し強く冷たい北風、気温3〜10℃。 午後1時の気温8.6℃、湿度は36%
早朝に持ち出された荷物を、黒猫が持ち戻り・受け渡し・・・となっていたので、喫茶多摩川へ向かった
(11・144)36.6℃(80〜124)