三国志の英雄、曹操の遺言

「天下はまだ不安定な状態にある。なにも古式に則って贅沢な葬儀をする必要はない。

葬儀が終わったらすぐに服喪をやめよ。駐屯地にいる将兵は持ち場を離れるな。官僚は平常どおり職務に励め。私の遺体には平服を着せよ。決して王侯貴族の装いを着せることがないように。また、金銀財宝や珍しい品を棺桶に入れたりするな。」

そして、

日頃から貯えていた財宝を寵愛していた侍女や妾に分け与え、

「私が死んだ後は、お前たちはそれぞれ国もとに帰って、針仕事でも覚えて、静かに余生を過ごすがよい。」と。