
scotch_cat、わりと研究熱心、勉強熱心?です。
・・・ウソつきました、勉強と称して飲みに行くのに熱心です。いや、ほんとに半分は勉強です。
横浜は関内、「BoilerMaker」(ボイラーメーカー)さんにお邪魔してきました。
ここのバーテンダーさんも女性。女性一人でやっている素敵なバーです。

オーナーバーテンダーの伊藤さん。
彼女が1年ほど前に独立したと聞き、同じ、一人で頑張る女性オーナーバーテンダーとして、これはぜひ参考にしなければ!と。
しかも、和服でカウンターに立っていると聞き、scotch_catの「行ってみたい熱」は加速。
日本のバー文化は独特で奥深いものです。昭和のころから、老舗と言われるバーの女主人は、和服でカウンターに立ったものです。
横浜のパリ、銀座のルパン、ギルビーA、ほかにもたくさんあります。

この仕事をずっとずっと腰が立つ限り続けるんだ、と決心したscotch_cat。
歳をとったら、どう仕事するか。悩みました。今も模索中です。
scotch_catが50歳になり、60歳になり・・・としたときに、はたして今と同じベストにシャツ、蝶ネクタイの姿で立ち続けることができるのか。
男性のバーテンダーなら、おじいちゃんになってもそのスタイルでカウンターに立っている人はたくさん知っています。歳をとっても尚、いや、歳をとったからこそさらにカッコイイものです。
しかし、こと女性バーテンダーに関しては、その歳までカウンターに立ち続けている人がうんと少ない。サンプル数が極端に少ないのです。
scotch_catがしわくちゃのおばあちゃんになったとき・・・
そのとき、今の格好で、パリッとしたバーテンダースタイルで、さまになっているでしょうか。・・・不安・・・汗

だから、もっと歳をとったら。そうだな、50を過ぎたら。和服でカウンターに立つのも悪くないかもしれない、と思ってました。かつての大先輩たちのように。
それはあくまでひとつの「候補」「たとえば」としてですが。
今のscotch_catが和服で立ったら、きっとスナックのチーママみたいになっちゃう 笑。
今はまだその風格も年季も備わっていないのですから。和服を着てカウンターに立っていても、「あの人は間違いなく立派なバーテンダー!」という説得力がつくまではscotch_catはまだまだなのです。

この伊藤女史、もちろん和服でシェーカーも振ります。
まだ若い彼女、立派に和服でバーテンダーしているのを見て、「やられた!」と思いました。先越されたぜ、scotch_cat。
和服でも、ちゃんと「バー」してました。
こじんまりした、彼女のあたたかみの伝わってくる素敵なお店です。
ひっそりと細い路地に、隠れ家のようにあります。探し出して行ってみてはいかがでしょう?
scotch_catがあと何十年か歳をとったら。そのとき、どんなスタイルでカウンターに立っているかは・・・結局まだ決まりません。
もしかしたら和服でシャッキリとシェーカーを振っているかもしれません。
もしかしたら今と変わらぬ蝶ネクタイ姿でカウンターに立つかもしれません。
・・・そんな先のこと心配するより、今、この瞬間をどう大きく成長するかよね、と溜息つきながら、今日もscotch_catは蝶ネクタイを締めるのでした。
さあ!蝶ネクタイと一緒に、気持ちも顔も引き締めて!今夜もまた幕が上がります。
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